ブログなんかめんどくせえよ

低山ウルトラライト登山/トレッキング/ハイキング専門です。なので装備や道具[ギアグッズ]のレビューは偏っています。防災を兼ねたアウトドア系サバイバルグッズやデジタル関係、モバイルバッテリー・ミリタリー系も大好物です。最近はBluetooth中華イヤホンや防水スピーカーもです。PS4とXboxOneはFPS系が多いです。(無断転載不許可です。)

MP3プレイヤー トランセンド MP350 耐衝撃・防水は登山用FMラジオとして使えるか?

まとめ
★超軽量わずか22グラム
★ラジオの性能も、かなりいい


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いままではSONYの小型ラジオを持って行っていましたが、スピーカ付きでは最低でも70グラムほどになり、少し重いなと感じていました。単四サイズの電池なので、この電池の重さものしかかってきます。他の機器を単四で揃えれば予備電池として機能するので重宝でもあるのですが、もう少し軽くならないものかと考えていました。

SONYのライターサイズラジオなら、アナログチューナータイプで61グラムと若干軽くなりますが、こちらはスピーカ無しです。ちなみに僕はデジタルチューナーのタイプは故障の可能性があるのでできる限り選択しないことにしています。

登山ではいつもラジオを持ち歩いています。
というのも、やはりラジオは必携で、もし下界で地震など何かあった場合、情報を確実に得るツールとして最も有用だからです。

防災用品として使えることも考えると、ラジオは10-20年スパンで保管するものですので、アナログチューナーの方が故障の可能性は少なくなるからです。[もちろん、電池は抜いておきます。そうしないと液漏れでダメになるからです。僕の一番古いラジオはアナログで25年前のものですが、いまだに現役で動きます]

そこで日帰り専用の携帯ラジオとしてこれに目をつけました。

満充電で12時間と少し再生時間が短いですが、デイハイキングであれば泊まるわけではないので問題ありません。

購入前に気にしていたのはラジオの感度でした。ラジオ界では昔からSonyの感度が一番いいというのは常識です。僕のラジオもすべてSonyです。

今回のトランセンドは国産ではありませんので、FMラジオとして使用を考えている身としては、感度は大丈夫かというのがまず真っ先にありました。経験上ラジオの感度が悪いと雑音が多くて聞く気になれないからです。
アマゾンのレビューを参考にしましたが、いろいろな人の意見がありますがFMラジオ専用として使っている人は少ないようであまり有益なレビューがありません。レビューがあっても、良いという人も居れば、悪いという人も居ます。これでは参考になりません。

ほとんど期待せずに購入してみました。

まず第一に重さです。22グラム[電池込み]というのは圧倒的な軽さです。今回はこの軽さのみで選んだようなものですので、これは満足でした。イヤホンは付属のコードが無駄に長いので、これは手持ちの30センチほどの短いコードのオーディオテクニカイヤホンに付け替えました。この状態で重量は33グラム。やはり圧倒的に軽いです。ソニー製品に対して約半分の重さです。

操作は、海外製によくある独特なものですが、ボタンが少ないために訳が分からないと云うほどのものではありませんが、電子機器になれていないと設定は難しく感じるでしょう。購入直後の状態では日本のFMは聞けませんので、ここはラジオ周波数を日本に設定する必要があります。

部屋にてラジオを初視聴しました。

あれれ、あれ?

抜群に感度がいいです。下手するとSonyのライターサイズラジオとほとんど変わらないくらいです。比較対象としているのは、僕が所有しているSRF-S86ですが、公平を期すためにアンテナ代わりとなるイヤホンは30㎝タイプのオーディオテクニカ製のものを両方共に使い、同じ場所で使ってテストしています。

部屋中あちこち移動しましたが、感度に全く問題ありません。ラジオ専用品ではありませんので、操作はまどろっこしい部分もありますが、これ素晴らしいです。
僕が購入したのはウルトラライト登山前提なので、MP350と云う耐衝撃タイプなので3800円ほどでしたが、MP330という耐衝撃がない通常タイプなら3400円ほどです。これでこの価格、この機能なら万人にお勧めできると思います。

残念ながら、本来のミュージックプレイヤーとして使用する気がないので、MP3の音質がどうとかは分かりませんが、超軽量FMラジオとしては「使える」というのが最終的な感想です。ランニング用途にも好適だと思います。

追記
何度も使用しましたので、そのインプレッションを。
弱電界地域ではやはりソニーのライター型の方が性能がいいです。クリアさが違います。
ですが、この軽さはやはり素晴らしく、デイハイキングならこっちを持ち出すことが多いです。
地域のFMなら電波が強いので、こちらでもあまり問題にはならないです。
使用するときは、あらかじめ地域の局に合わせていた方が便利です。例えば神奈川ならFM横浜に合わせておくと、いちいち面倒な選局動作がなく、ノイズ等の問題も少ないです。



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トランセンドMP350の音質に関する参考記事

catwalk1101earphone.hatenadiary.jp






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超軽量登山バックパックTERRA NOVA(テラノバ) レーサー20 

元々ブログを始めたのは、ウルトラライトハイキングのギアを僕なりに紹介しようと思っていたからです。
それなのに、ギアの紹介は面倒くさくて、さぼっていました。

今日は、ウルトラライトなリュックサックを少し紹介しようと思います。


実用度 ★☆☆☆☆
コストパフォーマンス ★☆☆☆☆
改造後実用度 ★★★★★[米軍タクティカルロードベアリングベストのショルダーパットを使用]
耐久性 ★☆☆☆☆
ウルトラライト度 ★★★★☆




イギリス・テラノバ社の超軽量トレイルレース向けバックパック、レーサー20です。
カタログ値で重さ328グラム。容量は20リットルですが、僕は山岳レース等は一切やりませんので、日帰り前提のデイハイキングでは夏冬共に、容量的に問題はありません。
ただし、冬のハイキングでは衣服をそれなりに吟味する必要があります。厚めのフリースやらと嵩張る物を持つならリュックの中に入りきらない可能性は出てきます。特に、真冬とは言え急登中に汗をかいて上着として着ているレインウェアを脱いで、バックパックの中に収納するときが最も問題でしょう。中身の嵩があれば、ジッパーが閉まらなくなります。
ですので、ハイキング前の収納チェックは行っておいた方が良いと思います。

このバックパックを選択する前提として、冬使用の場合は、あらかじめ防寒の為の衣服などをウルトラライトなものに更新しておく必要があります。夏の場合は、持ち歩く衣服が少ないので、特に大きく問題になることはないかと思います。


このバックパックの最大の
問題点は、「改造必須」という前提があることです。
買ったままの状態では、ほとんど何の役にも立ちません。




なので、このレーサー20で登山使用を考えている方は、基本的に、ショルダーパッドの付け替え、もしくは低反発マット等での肩パッドの改造を行わなければなりません。
これをしないと肩が痛くて長時間背負っていられません。

僕の経験上、例えば山頂へのアタックザックとして使う場合などで、荷物の総量が3キログラム以内に納められるなら、無改造でも問題は少ないと思いますが、3キロ以上の場合、ショルダーパッドは別に用意した方が確実です。
でないと、加重が肩にぐいぐいと掛かり、ジワジワと肩に負担がかかってきて、長時間の使用は困難です。
といっても、4-5キロの荷物をこのレーサーに入れて背負えばすぐにずっしりとした重みを感じるので、即座に分かることだと思います。


トランスジャパンアルプスレースなどでも、このレーサーは大人気でしたが、映像を確認する限り、ショルダーパッドの改造無しで使用していた選手は居ないと思います。勝者の望月選手は、ショルダーパッドそのものを他の物に交換していました。

このため、実用に関する実際の重量は、軽い改造を施したとしてもパック重量は450-500グラムはすぐに行きます。これには、背面パッドの重さも入っています。背面パッドも入れないと背中に物が当たって痛くて背負っていられません。ただし、背面パッドは、何でも良いので、低反発系のマットやサーマレストのZシートなどを入れれば快適そのものです。

僕の場合は、ミリタリーのタクティカルロードベアリングベストから切り取った少し大きめのしっかりしたショルダーパッドをベルトに通して使用していますので、背面パッド込みで重量的には590グラムほどになりました。
少し重すぎるような気もしますが、背負い心地のことを考えると、どうしてもこのくらいの重量にはなってしまうと思います。もう少し薄い物を縫い付ければ500グラムほどで収めることも十分に可能だと思いますが、あまりに薄いと結局、肩がいたくなりますので、このあたりは背負う荷物量と行動時間に左右されるため、ギリギリのところを狙った試行錯誤を繰り返さなければ、個人にあったショルダーパッドにはならないと思います。[僕は、ギリギリの試行錯誤が嫌だったので、最初からかなりしっかりしたパッドを追加しました。その為、テストハイキングでも一切問題はなく、軽快な登山が楽しめました]

と云うわけで、買った状態での使用は条件が限られてしまいますが、改造前提での購入であれば、ウルトラライトバックパックとしてはベストバイのひとつだと思われます。
止水ジッパーを使ったメイン気室は防水仕様ですし、荷物容量もしっかりと確保されます。その他のすべてのポケットもまた止水ジッパーを使用した防水仕様のため、こちらも問題はないと思います。実戦上で防水のレベルを確認したわけではないので大きな事は言えませんが、最近の防水仕様のバックパックでも、当然のことながら中身にはドライバック等を使い、土砂降りなどの不測の事態に備えるのが常識のため、ダブルで防御すればおそらく漏水の問題は完全に解決できると考えます。
生地も極薄のシルナイロンのため、生地自体に水分を含まないので、外側が濡れたとしても、水分によるバックパックの重量増は最小限ですみます。
 
ウエストベルトポーチなどの気の利いた小物入れも多数あり、使用に際して困ることはないでしょう。

唯一の難点は、素材が薄い為、やはり耐久性に不安があるところだと思いますが、過酷な山岳レースで使用されているので、その点も杞憂に過ぎないのかなと思っています。同社のエリートの方はネットに破損報告が多数上がっているので論外としても、このレーサーは少なくとも最低限の耐久性は有していると言えます。

まぁ、この価格で、この仕様ですので、もともと5年10年とか使用する物でもないと思いますので、その点は割り切ったギアとして使い倒すことが正解だと思います。

2014年度の新作でバージョンアップしたようです。特に肩パッドのアップデートもなされたようですが、どの程度のレベルなのかは分かりません。
ただ、画像を確認する限り、多少の背負い心地アップ程度ではないかと思いますので、やはり、改造前提というのは変わらないと思います。




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僕のオーディオバイブルとしてのこの1冊

僕は、オーディオ関係の本を、ほとんど読んだことがありません。
たぶん、2冊くらいだと思います。

そのうちの1冊を、オーディオのバイブルとして手元に置いてあります。基本的に、本を保管しておく場所が限られているので、もったいないですが、読み終わった本はすべて捨ててしまいます。
もし数年後に、再度読みたい本があれば、買い直します。
そして、二度、購入した本は捨てません。それは僕にとって、本当に必要な本だと思うからです。

これから紹介するオーディオの本は、一度読み、僕のオーディオのバイブルとなりました。今でも、本棚に収納してありますし、これからもあり続けるだろうと思います。

五味康宏著
オーディオ巡礼
ステレオサウンド社




オーディオの音の高みを目指している方ならば、一度は、目を通していただきたい。
もちろん、ここに書かれている機器の大半は、既に、手に入れることが困難な古い名器ばかりです。
有名なタンノイ・オートグラフやデコラ、パラゴンなど、僕も一度も聞いたことのないスピーカばかりです。
アンプのほとんどは真空管のお話ですが、そんなことはどうでも良くて、ここに書かれているのは「オーディオの本質」そのものだと思うのです。

特に、五味先生が、長い間の苦闘の末、遂にタンノイオートグラフにたどり着く様は、まさにオーディオの巡礼者が聖地へと至ったかのようです。

少し高い本ですが、ぜひ、一読を。 



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スピーカ ヘッドホン チェックその1




最も簡単かつ重要な、スピーカのサ行チェックです。
 
オーディオを嗜む方なら、たいていはチェックの一曲を持っている物ですが、今回は、僕のチェック曲をさらさせていただきます。
 
このチェックは、人の声の帯域に関わる2-4kh付近の妙なピークを調査するためのものです。
これはスピーカでもヘッドホンでも有効で、購入時には必ずチェックしなければなりません。
このチェックに合格しないものは、例え音質がとても気に入ったとしても、購入することは控えた方が良いです。
というのも、この問題を持つ製品は、構造的に設計ミスだと思うからです。
アンプを替えても、この問題はなくなりません。

サ行とは、いわゆる「さしすせそ」の音です。
歌などでこのサ行を注目して聞くと、スピーカによっては「しゃしぃしゅしぇしょ」と聞こえるものがあります。
このようにサ行がはっきりと聞こえずに、耳障りに聞こえるスピーカは欠陥品です。
そして、このように聞こえる製品は、驚くことに少なくありません。

サ行のチェックディスクですが、僕は次のものを使用しています。

ピチカート・ファイヴ

SWEET SOUL REVUE[曲名]


この曲の凄いところは、設計の悪いスピーカやヘッドホンで聴くと、サ行がとても痛くなり、一聴しただけで問題点を露わにしてしまいます。
逆に問題のないシステムでは、きちんと「さしすせそ」と聞こえます。

所有しているスピーカやヘッドホンで、このサ行チェックを問題なく通過しない場合、残念ながらそのスピーカなり、ヘッドホンは手放した方が速いです。
いろいろなソースを聞き込めば聞き込むほど、不満が出てくるはずです。
特にこの「サ行問題」は、主に人の声の帯域にかかってくるので、おろそかには出来ません。

僕も以前は、購入前の試聴で問題があっても気に入ると構わずに購入してしまっていましたが、だいたいそういう機器は、程なくして手放す事になりました。長く聞き込むことに耐えられないのです。
 
と云うわけで、本当は、既に所有している物に対してチェックするよりも、購入時のチェックに使うのが一番いいのですが・・・・

出来ればスマホなどに、オリジナルをWAVなどで可逆圧縮された曲を一曲入れておくと、ヘッドホンやイヤホン選びには絶大な威力を発揮します。
ぜひ、オススメします。


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ホラー映画を簡単に体験できる方法 ヤマビル登山編

ホラー映画を簡単に体験できます。

関東の方なら、特に簡単です。
ただし、ものすごく恐ろしいので単独ではオススメしません。必ず二人以上で、実行してください。

場所は、丹沢山系。辺室山、三峰山、高畑山、仏果山、焼山などなど。できる限り、宮ヶ瀬湖に近いところがいいです。
季節は、3月から11月くらいまでで、特に6-8月の雨上がり、もしくは小雨などが降っているときは絶好の時期です。
数百のヒルが襲いかかってきます。とても人間が足を踏み入れる様な場所ではありません。

正に西洋のホラー映画そのもので、映画を実体験でトレースすることができます。


 





ここからは僕の実体験です。

2年前の7月のとある日、僕は彼女と丹沢の三峰山にウルトラライトハイキングをするつもりで出かけました。

大山の周辺の山ですが、手前の鐘が嶽などにも前年の冬に登っていましたので、途中までの工程は一緒でした。しかも標高934メートルと手頃な高さで、登りがいもあるような気がしました。

駐車場から、登山口までの林道歩きが、2キロほどと長いので少し疲れますが、いったん登山口にとりついてしまえば、山頂までの距離もまたそれほどなく、適度にアスレチック系のおもしろそうな山に思えたのです。

その為、当日を楽しみに三峰山登山を計画しました。

登山口に行き着くまでの間、祝日にもかかわらず、人が全く居ないため、なんかおかしいなと言う感じはありました。
しかし、大山や鍋割山のようなメジャールートとはとても言えないようなマイナーな山なので、特に気にすることもなく、静かな林道歩きを満喫しながら、心の中では、ラッキーくらいにしか思わず、微風の吹く夏の林道をゆっくりとおしゃべりしながら、進んでいきました。

そして、林道の終点にある廃キャンプ場跡地につき、トイレを済ませ、登山口にある警告の書かれた古い木製の看板を過ぎ、コンクリート舗装の道路からやっと山道らしくなったところを進んでいくと、その先には、軽い鎖場がいくつかあり、軽い緊張感と共になかなか変化に富んだ山だなと、感心していました。

更に、数百メートルほど進んだとき、そのときは唐突にやってきました。


「きゃああああああーーーー」


突然、彼女の悲鳴が、狭い樹林地帯の山間に響き渡りました。広沢寺から歩き、廃キャンプ跡地の登山口から400メートルほど奥まった場所で、いくつかの鎖場を抜け、ちょうど小さな木橋の上で枯れ葉をどけてリュックを下ろし休憩しているところでした。

突然彼女が悲鳴を上げ、立ち上がり叫んでいます。

「ヒル、ヒル、ヒル」と、僕はとっさに彼女の足下を見ました。

それは、今まで見たことのない光景でした。

彼女の足には、既に数十匹のヒルがとりつき、いままさに靴と靴下の隙間から入り込もうとしているところでした。

「落ち着け。落ち着け」声をかけながら駆け寄り、とにかく彼女の足にとりついている無数のヒルをはたいたり、つまんだりして取り除きました。その最中、ふと自分の足を見ると、何十匹ものヒルが、やはり靴と靴下の隙間からモゾモゾと入り込もうとしています。

「あぁぁぁぁっ。ヒルが、ヒルが」

ですが、ぶるぶる震えている彼女の足にとりついているヒルを取り除く方が優先です。僕も自分の両足にとつりいて靴の中に入っていくヒルを横目に、必死で彼女の足のヒルを取り除きました。

その最中、ふと周りの地面を見渡すと、もう辺り一面からヒルが立ち上がって、こちらにものすごいスピードで歩み寄ってきています。おそらく数百匹は居たと思います。地面に落ちた枯れ葉がゆらゆらと動いていました。

まるで地面から湧き出てきているようで、恐ろしい光景でした。たぶん、一生忘れることはないでしょう。

「やばい、やばいぞ、逃げろ、逃げるんだ」


もはやその声は絶叫に変わっていました。とりあえず、地面に置いていたリュックを取り上げると、それにも数は少ないですが、ヒルがとりついています。彼女のリュックを取り上げ、ざっと点検してヒルを払い落として渡しました。


「走れ、走るんだ」


登山口までの数百メートルを全力疾走しました。その最中に、ふと、このスピードで移動していれば足には取り付けないな」と思いましたが、その考えは数十歩で打ち砕かれました。

また10匹ほどが新たに靴にとりついて登ってきています。

なぜだ!?

このスピードで走っているのに、どうやってヒルが登ってくるのか訳が分かりませんでした。


「ダメだ、走ってもヒルが靴に付いてる。手で払い落としながら前に進め」と、彼女に声をかけました。

彼女は泣きながら前を走っていました。

元来た道を引き返し、軽い鎖場を超え、廃キャンプ跡地の舗装された林道の終点までたどり着いたとき、安堵感が沸き起こりました。人間の土地に帰ってきたように感じたのです。

ですが、僕の靴の中に消えていった無数のヒルたちのことを思うと、居ても経っても居られません。道路の真ん中で、リュックを放り投げるように下ろすと、まず靴を脱ぎました。


彼女にも同じ事を指示すると、即座に僕は彼女の靴下を脱がせ、先ほど取りきれなかったヒルを靴下から払い落としました。
幸いなことに彼女は用心深いので、ストッキングを着用していたため、吸血被害には遭いませんでした。タイツではダメですが、ストッキングの細かな編み目が邪魔して、ヒルの口が皮膚まで届かないのです。

ストッキングのおかげで、彼女の被害は1カ所で済みました。ストッキングのすぐ上の腰部分にまるまると太ったヒルがとりついていました。大丈夫、落ち着いてといいながら、僕はそのヒルをタオルではたき落としました。

その後は、僕の足にとりついたヒルを退治しました。
大量のヒルが靴下にとりついていたので、愕然としましたが、恐れていても埒があかず、これを取り除く以外に方法がありません。僕は、一番厚手のトレッキング用の靴下を履いていましたが、ヒルには何の効果もなく、靴下を脱ぐと至る所から出血していました。


とりあえずそこでは一通りざっと点検し、取り除くと、リュックを拾い上げてそのまま100メートルほど移動します。

そこでまたゆっくりとお互いの全身を点検しました。ここで移動しないと、取り払ったヒルが再度とりついてきてしまうからです。

数が数匹程度なら、タバコの火などで何とか始末できますが、この数だと、そんなことはしていられません。それに登山靴で踏みつぶしても死なないのです。

ようやくほっと一息安堵したのは、二度目の点検でヒルを確認できなかったときです。ようやくの安堵感でした。


それにしても、丹沢の山ピル被害は有名ですが、舐めていました。まさかこれほどの数が襲いかかってくるとは夢にも思いませんでした。いままで一匹二匹なら靴にとりつかれたことはあるのですが、そんなレベルではなかったです。もちろん、ヤマビル忌避剤など一切効果がありません。あんな物は気休めです。

というわけで、ホラー映画を実体験してしまいました。
ホラー映画ファンの方がいれば、ぜひ、行かれてみてください。ただし、生半可な覚悟では無理かと・・・

あと、行きに撮った以外の写真はありません。残念ながら写真を撮る余裕はどこにもなかったです・・・・

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なんちゃってウルトラライト登山の始め方


三年ほど前のある日、17年来の友人の女の子から電話がかかってきた。

「あんた、山登らない?」
「えっ!登る気はないけど、一応、登るよ」

友人の女の子は二人組、突然、山に登りたくなったそうだ。おそらく、流行りの山ガールとかを雑誌で見たんだろうな。
 

 
その時は定番の高尾山で決まった。

みんな体力に自身がないので、とりあえずロープウェイがあるところ、な
おかつ遭難とは無縁のところ。

とりあえず、みんな普段着で集合した。高尾山に登るとわかるが、とてもとても登山とはいえない。ハイキングとも違う気がする。ピクニックだね



 


高尾山の頂上で意気投合して、更にもっと本格的に登ってみようということになった。

「じゃあ、神奈川の大山でいいんじゃない?地元の小学生も登るようなゆるい山だよ。俺達でも行ける」

それが間違いの元だった。

小学生の頃の有り余る体力と楽しい思い出の中で美化された「軽く登れる山」という印象は、30年以上が経過したいまでは全く印象が違うことに思いが至らなかった。

だが、大山登山に向けて、みんなそれぞれの山道具を思い思いに揃えだした。リュックとか靴とか、季節が12月なので、ガッチリもこもこのフリース、それに安いがとても重いレインウェア。遭難に備えた各種装備、ファーストエイドキットなどなど。気分はもう大人の遠足である。

どうせ気軽に登れると踏んでいたので、ロープウェイで下社まで上がったあと、わざわざキツイくて距離の長い男坂を登ろうということになった。
これが間違いの元で、登り始めてすぐに分かった。全員が・・

これは地獄だと。

登り始めて30分も経たずに、息は上がり、足は前に出ない。
 



すれ違う人に挨拶されるが、それに答えて挨拶を返す為に声を出すのもだるくなる。大山のようなメジャーな山だとすれ違う人の数も半端ではない。
休憩は頻繁になり、なかなか前に進まない。15分歩いては、5分休憩するような状態が続いた。
はっきり書くと、もう頂上にはいけないのではないかとも思った。

情けないことに体力的には既に限界を突破していて、リュックを背負うことすらつらくなり、肩に引っかけるようにしてヨロヨロと歩いていた。するとベテランぽい方が、「ちゃんと背負いなさい、そんな背負い方では余計に疲れるから」とアドバイスをくれるが、とてもとても聞いていられるような状況ではない。

僕たちは、休憩のたびに座っているのではなく、地面に寝ていた。

通りすがる登山者が心配そうに聞いてくる。

「具合わるいんですか?」と。

結構、傾斜はきつく、雪解けでぬかるんだ道を、とにかく一歩一歩進んでは休み、進んでは休み、延々と繰り返し続け、もう無理かと何度も心をよぎったが、少しずつ頂上の威容が近づいてきて、ついに僕たちはなんとか大山の頂上へ到着した。そのときはもう歓喜の嵐。
 


標高は1245メートル。頂上には雪が残る。

空いているベンチを見つけ、コンビニで購入したおにぎりで食事をしていると、それまで長袖腕まくりでいたのに、突然、寒くて寒くてたまらない。気温はおそらく0度付近ではなかったかと思う。風が吹いていたので、体感温度はもっと低かったかもしれない。

行動中と休憩の温度差が凄い。これには参った。

それまでリュックに入れていた持っているものを、すべて着込んで対応した。
食事は、スノーピークの小型ガスストーブで作ったフリーズドライの味噌汁のおいしかったこと。

帰りは、行きの地獄が嘘のように楽だった。

着込んでいるのでリュックの中は空に近くなり、足取りも軽やかと言いたいところだが、足はすでに悲鳴をあげていて、下山中に何度も転びかけた。一度などは、自分の足にもつれて転び掛け、額から大きな岩に当たっていくところだった。
 
 


とにかく、帰りは休憩もそこそこに、下山を急いだ。
行きに時間を使ってしまっているので、帰りに残された時間は多くはない。

冬の日没である16時30分までになんとかギリギリ間に合って、下山後、下界の伊勢原駅前にあるファミレスに入り、反省会をしたが、その時、荷物が重すぎることで意見が一致した。

しかも、女の子のリュックはかわいさ優先とやらでとにかく小さいので、脱いだ服がリュックに入らず、それは僕のリュックに入れるしかなかった為、とにかく絶望的に僕のリュックは重かった。
もちろん、最初に「あんたのリュック大きいんだから、あたしたちの服も入れて!」とお願いされたときは、断った。
断ったが、無駄だった。

僕の荷物も入れれば、背負った荷物は10キロを超えていたと思う。いまなら、いくら冬とはいえ日帰りの登山でこの重量はあり得ない・・

しかも、服が登山用ではなく、ユニクロとかナイキとかアディダスなので余計に重い。いまならモンベルのプラズマダウンジャケット125グラムで済むところを、当時は、アディダスのフリース、800グラムとかなので当たり前だが。

知らなかったとはいえ、持って行った雨具とかフリースは重すぎた。また、余計な物を持ちすぎていた。

女の子たちは、おしゃれなチャムスとかでキャッキャッしていたが、実用性は、ないに等しかった・・・。

大山頂上で、女の子の一人が、チャムスのおしゃれでカラフルな指ぬきグローブを嵌めて「寒い、寒い、こんなんじゃダメだ。凍傷になる」と呟いていたのが、忘れられない。

根本的に装備をなんとかせねば・・
普段デスクワークの僕達の体力では、荷物を一グラムでも軽くしないことには、とても今後登山を続けていくことはできない、ということで意見が一致した。。
それが、ウルトラライトなハイキングを目指すきっかけだった。


関連記事

オーディオケーブルのチェック方法

以前にも書きましたが、僕はオーディオケーブルで「音が変わる」などとは思っていません。
どうチェックしても、音は変わらないからです。

ただし、ケーブルによってノイズがずいぶん違うことは事実であり、これはすべてのシステムとは言いませんが、現代の技術で作られた製品ならたいていは分かることだと思います。

そのチェックと、試聴用ディスクについて書いておきます。これは有名なチェックディスクなので、お持ちでない方は手に入れておいて損はありません。




Jacinta[アーティスト]
Here’s To Ben A Vocal Tribute to Ben Webster[アルバム]
Danny Boy[曲名]

1.10秒あたりで、ジャシンタがゴクリとツバを飲み込みます。
この音をいかに明晰でリアルに聞き取れるか?

2.34秒あたりでも、バックバンドのギタリストがタイミングを誤ってピックが弦に触れてしまいます。そのわずかな音を聞いてみてください。

最初に断っておきますが、ここ10年ほどで作られた半導体機器なら、この音が聞こえないと言うことはまずないはずです。
どんな機器でも、例えそれがポーダブルのipodでも聞こえるはずです。
真空管のプリアンプなら、この音を聞き取るのは至難の業です。ノイズに埋もれて、ほとんど聞き取れないでしょう。これを聞くためにはまず、真空管をとっかえひっかえして、ノイズを選別する必要があります。それでも、真空管プリアンプでこの音を明晰に聞き取るのは困難を極めます。

半導体アンプで、この音が明晰に聞き取れない場合、まずもって問題の根源はプリアンプかケーブルにあるはずですが、たいていの場合、ケーブルが怪しいです。
特にノイズレスの静かなケーブルを使用している場合、こういった微小な音も一緒に消されてしまいます。
[詳しくは、このブログのオーディオケーブルで音は変わるか?のトピックを読んでみてください]

ですので、半導体アンプの場合、システムのすべてのRCAケーブルをとっかえひっかえしてチェックする必要があります。
ですが、その前に、ケーブル自体のノイズをチェックしなければなりません。

その方法は、システムをよく暖めた状態で、システム1カ所のケーブルを交換します。
その状態で、音楽は流さずに[CDは止めたまま]ボリュームを最大にします。
そのとき、スピーカからはサーというホワイトノイズが流れているはずです。
この音量を測定します。
といっても測定器などなくても、ケーブルによってこの音量が驚くほど違ったりするので、すぐに分かったりもします。微妙な違いの場合は、三脚などを用意して、iphoneなどであれば、VUメーターなどの騒音測定アプリを用意します。これを三脚に固定して、出来るだけスピーカに近づけて騒音レベルを測定すれば良いです。
簡易的ですが、これでも十分に分かります。
このテストは暗騒音が出来るだけ小さいときに行った方が良いので、深夜などの周囲が静かなときに実施するのが好ましいと思います。
これを1本1本繰り返していき、ケーブル固有のノイズを把握します。

そのあとに、ノイズの小さいなケーブルから順番にチェックデスクを流して、繰り返しテストして音を聞き込んでいきます。1.10秒の音などが出来るだけ明晰にリアルに聞き込めるケーブルが良いケーブルです。

ただし、システム自体のノイズフロアが高い場合は、このテストではケーブルのノイズは分かりませんので注意してください。
つまり、ケーブルのノイズよりもシステムのノイズの方が高い場合、当然のことながら、ケーブルノイズはシステムノイズに埋もれてしまい、いつ測定しても同じ値しか指し示しません。
その場合、システム自体を見直す必要があります。

システムのノイズフロアが高いほとんどの場合、原因はより上流で使われている粗悪なケーブルかプリアンプだと思われますが、断言はできません。原因を一つずつ消して行くしかありません。
僕のシステムでは、パワーアンプから、ノイズが出ていたこともありました。
まれに古いDACを使っている場合、それが原因のこともありますが、可能性としては低いです。

一度、ご自分のシステムを総チェックしてみられることをオススメします。
ケーブルが値段や評判などではなく、対ノイズ性能に左右されることを身をもって知ることが出来ますし、システムの弱点を探り出す良い機会でもあると思います。


追記
チェックディスクの音量は、普段聞く音量で試してください。
音量を、大きくすればな聞きやすくなりますが、それが目的ではありません。
普段の音量で明晰に聞き取れる環境を作る事に、意味があります



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SANSUIのプリメインアンプの思い出

つい9年ほど前まで、サンスイのプリメインアンプを使っていました。今のように真空管にシステムを変えてしまう以前の話です。
確か最後のサンスイは、α707XRだっと思います。

僕がまだ社会人に成り立てで、オーディオに目覚めた頃に、中古でサンスイの907XRを手に入れたことを懐かしく思い返します。
何年も楽しみました。
僕の原点の音でもあるからです。当時は確か、この907XRにオンキョーのトールボーイスピーカを組み合わせて聞いていました。いい音でしたね。中古で10数万だったと思いますが、これを買うのも大変でした。
でも、あの頃の満足感は、本物でした。
何せ、サンスイのプリメインアンプの真面目な物量投入は素晴らしく、外観の仕上げ、ウォールナットの木目の美しい側面、持てばずっしりと重いあの質感。すべてが、きらきらとしていました。

今、あの音がどうだったとか、もう思い出せません。
それに、当時は、比較する程の経験もなかったですから。
また、そんな野暮なことを言うべきではありませんね。サンスイがくれた身震いするほどの音楽の思いでは、決して色あせたりしませんから。

サンスイを手放したのは、大型スピーカに移行していく過程で、駆動力が足りなくなったからです。
スピーカは目指す音を追い求めて、どんどん大型になり、アンプはセパレートになりました。

でも、あの頃の感動的な音より今が良くなったかと言えば、水準という意味では、間違いなくレベルは上がったと思います。
でも、やはり、時々、思い出すのです。

サンスイにはいい思い出しかないですね。

今でも、サンスイの音を思い出すと、中古でも欲しくなります。
僕の、思い出が詰まっているのです。
もうメンテナンスが難しく、中古でも程度のいい玉は少ないかもしれません。
新品でならデノンのプリメインアンプも素晴らしいので、半導体アンプなら、そちらにも食指は動きますが、それでも、サンスイは僕にとって特別なアンプなので、やはりサンスイでなければダメなんです。

サンスイというのは、あの頃を共にしてきた世代にとって、きっと思い出の多くの中に存在している孤高のアンプだと思うのです。


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Linnの音

その昔、Fullシステムで構成されたLinnの音を聞いたことがあります。
総額では、1000万を軽く超えていたと思います。スピーカも含めて、正にすべてLinnでした。
銀座の高級なお店でしたが、試聴品の出物があったので、出かけたのでした。

Linnのイメージとして、当時、CD12が当代最強のCD機としての地位を確立していましたし、レコードプレイヤーのLP12も著名でしたので、プレイヤーメーカーとしての認識しかありませんでした。
もちろん、各種様々な機器を開発、販売していたのは知っていましたが、スピーカまで手を出したのを知って、どうなんだろうと思っていました。
Linnというブランドに対するイメージは、アンプなどから想像すると、電源部に非常に不安を感じる製品を作っていたからです。自社独自の技術を導入したスイッチング電源と言えば聞こえはいいですが、魑魅魍魎が跋扈するオーディオの世界では、それを額面通りに受け取れるはずもありません。
デジタル電源の、いわゆるD級アンプ、いままで2種類ほど所有しましたが、低音がかなり独特で音楽全体のバランスや印象がかなり変わってしまう事を避けることが出来ず、使いこなしの難易度が高く、製品によっては電源部から発するノイズの問題を抱えていました。

その為、Linnのアンプの「極めてクリーンな電源部」というような説明では根本的に納得できません。
あの薄型筐体に詰め込んだ電源で、大型スピーカをドライブできるわけがないからです。

お店に入ると、「今Linnのフルシステムの音が聞けますが、少し聞いていきませんか?」と声をかけられました。
迷うこともなく、次にこのようなシステムの音を聞ける機会などそうそうないのは分かっていましたので、渡りに船とばかりに「お願いします」と、返答していました。

場所柄で狭い試聴室ですが、この方が一般家庭に近く、好ましい試聴室です。
いつものようにボリュウムを絞ってもらい、最初の一音を聞いた瞬間に、思いました。

線が細く、神経質な音です。

一曲だけで席を立ちましたが、やはりLinnのアンプは電源部に問題を抱えていました。ドライブ能力がないに等しいのです。
個別に見れば、たぶんスピーカもたいした性能ではないと思います。
いくら何でもあんな音を出してしまうのは、アンプだけの問題とはとても思えないからです。

あまりにも速く試聴を辞めてしまったので、店の人が心配して、「いかがでしたか?」と声をかけてきましたが、僕は「神経質な音ですね」と返すのが精一杯でした。
「ああ、好みには合いませんでしたか」と受けられましたが、とてもとても好みの問題などではなく、「一定の水準」にすら遠く及ばない音でした。

帰りがけにも、嫌な思いをしました。
エレベータまでの送りがてら、スタッフは、僕に声をかけたシステムについての話がただ一言。
「CDプレイヤーは何をお使いですか?」
という質問のみでした。
これは、相手の経済力を計るには好都合な質問です。
プレイヤーなど音の本質には大して重要なファクターではありません。(アナログプレイヤーなら話は別ですが)
その人の音の好みが知りたければ、普通は、使用しているスピーカを聞けば済むことです。音色を知りたければ、パワーアンプを聞けば事足りるのです。

お金に余裕があるかどうか知りたければ、CDプレイヤーを聞きます。
音の変化の少ない一番無駄な(効率の悪い)投資先だからです。

このお店は、まず真っ先に「人のお財布の中身」を聞いてきました。

銀座に店を構える高級店は、さすがだなとある意味感心しました。
フルLinnで奏でるあの音といい、この質問といい、このショップは音の導き手としては失格です。
二度と行くことはないでしょう。

オーディオ専門店というのは、限られたお金持ち相手のみを商売相手として考えているようなショップもあります。そういったお店は、超高級システムを置き、高飛車な商売をしているのが多いように見受けられます。
今に始まったことではありませんが、こういうお店とおつきあいしても、本当にいい音には巡り会えないような気がします。 

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