ブログなんかめんどくせえよ

低山ウルトラライト登山/トレッキング/ハイキング専門です。なので装備や道具[ギアグッズ]のレビューは偏っています。防災を兼ねたアウトドア系サバイバルグッズやデジタル関係、モバイルバッテリー・ミリタリー系も大好物です。最近はBluetooth中華イヤホンや防水スピーカーもです。PS4とXboxOneはFPS系が多いです。(無断転載不許可です。)

ゴアテックスとレインウェアのメンテナンス

今回は、登山用レインウェアのメンテナンスについて、書いておきます。
 
これを怠ると、いざというときに結局ずぶ濡れという事が起こります。

  

素材を大別すると以下の2種類に分類できます。

☆ゴアテックス系
☆ポリウレタンコーティング系

どちらの素材でも、メンテナンスは一緒です。
 
 

1まず、洗濯する。
皮脂や埃など目に見えない汚れが付いていますので、とにかく毎回洗います。防水素材は特に油脂に弱く、多孔質のフィルムの膜を埋めてしまいますので、洗濯は欠かせません。
洗剤は普通の洗濯洗剤のものを使用すればOKです。中性洗剤でも何ら問題ありません。
 
間違ってもnikwaxなどの、いわゆる専用洗剤など用意する必要はありません。お金の無駄です。
 
注記
いわゆるnikwakの洗剤は、「ただの粉石鹸」という話もあり、成分を見る限りは「粉石鹸」のようです。だとすると、ゴアテックス専用洗剤と銘打ち、この高価格は・・・。云わなくても分かりますよね?
 

2すすぐ
洗いよりも、すすぎの方が重要です。とにかく、洗剤が残らないように徹底的にすすぎます。

3乾かす
このとき、一番早くて確実なのが「乾燥機」にかけてしまうことです。乾燥機にかけるとあとで後述する「アイロンがけ」の作業を省くことが出来ます。ただし、袖口などが痛む場合もありますので、ネットには必ず入れてください。僕は、自然乾燥します。痛めるのが嫌なので。

4アイロンがけ
乾燥機を使用しない場合は、必ず実行してください。当て布をして、普通にアイロンをかけるだけです。
熱をかけることで、新品時近くまで驚くほど撥水性能が回復します。

5撥水テスト
ここまでの段階で、一度、シャワーや水道を衣服に当てて、撥水性能をチェックします。
このテストで、水が玉になってコロコロと表面を流れていく場合は、OKです。

ちゃんとアイロンがけをしているのに、コロコロと表面を水が流れていかない場合、はっきり申しあげると、「寿命」です。低山専用にするとか、街着に降ろしてしまうとか、とにかく厳しい状況が想定されるような山行には持って行ってはいけません。命に関わります。

6防水スプレーおよびnikwak撥水剤について
5までの行程をキチンと行った上で、防水スプレーはおまけ的な意味で使用します。気休め程度ですが、それでも効果は確かにありますので、山に行く前には処理を行っていた方が間違いありません。

ただし、防水スプレーには2種類あります。

☆安価なシリコン系
☆シリコンとフッ素のハイブリッド
☆高価なフッ素系

購入するときに成分をよく見てください。
このうち、レインウェアに使えるのは「フッ素系」のみです
まちがっても「シリコン系」および「ハイブリッド」の防水スプレーを使ってはいけません。
 
シリコン系を使うと多孔質の膜を埋めてしまうので透湿性がなくなります。ようするにゴムがっぱと変わらないものになってしまい、結露で危険です。フッ素系は、透湿性を保ったまま表面の撥水機能を回復させます。

防水スプレーは、5までの段階でキチンと撥水性能が回復している場合に有効です。5の段階で撥水機能が失われている場合、nikwakなどの「より強力な撥水剤」を使用して、撥水機能を回復させますが、これはあまりオススメできません。

というのも、防水フィルムに貼り付けている表面生地が既に傷んでいる可能性が高いので、無理矢理、撥水剤で一時的に機能を回復させても、あまり意味がないからです。
nikwaxは、スプレーに比べて撥水が比較的長持ちすると云うだけで、根本的な解決にはなりません。

レインウェアの場合、一番大切なのは、「表面の撥水機能」です。これが失われるとどんなウェアでも長時間の雨には持ちこたえられません。

とにかくレインウェアは基本的には消耗品であり、機能が劣化したものを山で使用するには大きなリスクが伴います。それにメンテナンスが非常に大事です。
 
撥水機能の維持と回復に全力を挙げてください。

最後に、遭難の実例をあげておきます

以前、トムラウシで女性三人が遭難して一人は低体温症で疲労凍死しました。
ひとりは現場にとどまり、ひとりは助けを呼ぶために山を下りました。
一日中、雨が降り続く状況で、最後まで体を濡らさなかったのは、毎回キチンとレインウェアのメンテナンスをしていたひとりだけでした。

メンテナンスをしていなかったふたりはずぶ濡れだったそうです。

これは有名な話ですが、どれだけ日頃のメンテナンスが重要かを端的に物語る教訓だと思います。

最悪、時間がない場合は「アイロンがけ」をするだけでも全然違いますので、ぜひ試してみてください。





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(2009/01/23)
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アマゾンですが、これは完全フッ素系スプレーなので、靴やレインウェアに使えます。
フッ素系スプレーの送料込みでこの価格なら安いと思います。
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パナソニック DMC-XS3 ウルトラライトなデジカメ

ウルトラライト登山専用デジタルカメラとして、パナソニックのDMC-XS3を選びました。



 
ウルトラライト度★★★★★
価格★★★★☆
画質★★★☆☆
速写度 ★★★★★
 
ここ最近は、デジカメは持たずにiPhoneでハイキングしていたのですが、持たない軽さはあるとは言え、やはり不便で・・・

僕の、登山でのデジカメ遍歴ですが、最初は写りはいいが重くて起動時間も少し長いソニーのRX100を持っていました。今でもそうですが、写りと性能で云えば、これは最強です。
 
約250グラムの軽さで、写真はコンパクトデジカメの中ではトップクラスの性能を誇ります。RAW撮りも可能、映像もフルハイビジョン60Pの写りは驚異的としか云いようがありません。
 
これはユーチューブなどでRX100のテスト映像を確認していただければ一目瞭然です。
 
わざわざキツイ思いをして登るのですから、あとで見かえすためのキチンとした写真と映像を残しておきたいとの思いから登山に持ち込むには少し不向きな機種を持ち歩いていたのでした。

RX100を持ち歩かなくなった理由は、
 
☆やはり重い
☆防水ではない
☆何度か落としたり傷だらけで、家撮りや車での旅行用にすることにした
☆起動時間が少し遅い

と云うわけです。
 
この中で最大の理由は、重さと起動時間です。登山で使うにはやはり持ち歩きを考えると軽ければ軽いほど良いですし、電源ボタンを押してからいかに早くシャッターを切れるかという軽快性も重要です。

防水性に関しては、もちろん「絶対に必要」な事も確かですが、僕はこの項目をあえて切り捨てました。
 
実はこれに関しては痛い思いをしているので[箱根の駒ヶ岳でRX100が結露で下山時まで使用不能になった]個人的にも防水性は重視しているのですが、一言で云うと、「防水機種は画質がまるでダメ」なのです。

防水機種で、画質をそこそこでも求めると結局RX100と変わらない重量かもしくは重くなります。軽い防水機種であるオリンパスのTG630も購入して見たのですが、この機種は画質が一昔前のガラケー並みで、RX100のハイエンドコンパクトの画質になれてしまうと、もうどうにも我慢できず、1度の登山投入でヤフオク行きになりました。

今でも人には防水機種を積極的にオススメすることはありません。
2013年度の比較的人気の高い機種でも安価な防水機種は「お話にならない画質」ですし、価格の高いハイエンド防水機種でも「重いわ、でかいわ、画質はそこそこ以下」でしかないからです。

そもそもよく考えてみると、防水とは言えわざわざ大雨の中で写真を撮るというシチュエーションもほぼなかったなと、樹林帯での小雨で一瞬なら普通のデジカメでも済んでしまいますし、RX100が濡れたのは雨ではなく湿度の高い強風に吹かれまくったからです。あのときでも、雨が降っていないと油断して出しっぱなしで何度も写真を撮らなければ済んだ話です。

注記
カカクコムなどのサンプル画像を見ると、防水機種でも最近はそれなりの写りが得られるように錯覚しますが、あれはアマチュアの中でも比較的写真好きな方が、カメラの性能を引き出す工夫をいろいろと苦心しながらベストなショットを撮っているもので、ただ単にシャッターを切るような事では「本当に悲惨な画質」を安価な防水機種は吐き出します。それこそ「これピントが壊れてんの?」というレベルの写真です。
 
注記2
特に女性は、防水カメラで写真を撮られることに抵抗ある人が多いです。
画質が悪いんで、嫌がられます。これも要注意点のひとつです。
 
注記3
それに、防水デジカメを使って雨の中で写真を撮ると、レンズに雨滴が付着するので、撮る前に絶えずレンズを拭かなければなりません。面倒と云えば面倒です。
 

と云うわけで、ここ最近のハイキングにはiPhoneをデジカメ代わりとして使用していました。

ただ、やはり取り回しが面倒でした。撮りたいときにポケットから出して、スリープを解除して、カメラアプリを起動する。そしてシャッター。この一連の動作がいちいち面倒なのです。

とは云っても次に変わる機種が簡単には見つかりませんでしたが、いろいろとブログを参考にしたり、ショップで手に取ったりしながらいくつか候補を挙げて検討した結果、防水性を捨てて割り切る、ということで最も軽く起動速度が速いのはこのパナソニックのXS3でした。

価格も比較的安いので、ハイキング専用としてラフに取り扱い、壊れたら買い換え前提ということで納得した買い物です。今やデジカメは後生大事に使うような代物ではなく、特に山に持って行くと云うことであればすぐ傷だらけになります。とにかく軽さを最優先にしながら取り出してすぐに撮るということが重要です。XS3の重さは約100グラム、起動時間は1.1秒。すこぶる優秀です。

画質は、まあこんなんもんでしょう。

iPhoneと同レベルです。その為、めんどくさくなければデジカメそのものを持たずにiPhoneで済ますという選択肢も当然ありですし、それが一番軽いです。何しろ荷物がひとつ減るのですから究極のウルトラライトです。

ただ、僕個人としてはつらい山行の思い出として何とか1枚でも多くのまともな写真を残しておきたいと思いますし、そのときにできる限りわずらわしくない方法で写真を撮るということが大切です。

このXS3は、ウルトラライト装備のひとつとして必須とまでは云いませんが、デジカメの選択肢のひとつとしてなら、防水さえ切り捨てるとベストな選択だと思います。

追記
iphone5sのカメラと、オートで撮ったものを400%まで拡大して比較してみました。近距離で取るならiphone5sの方が明らかに綺麗です。解像度もiphone5sの方が上です。
ところが、風景写真であればXS3の方がいい絵を吐き出します。

どうもiphone5sの方は、状況によってはかなり輪郭を補正してしまうので建物や樹木などが不自然になりがちです。ただ、いろいろ撮ってみるとどういう基準で補正をかけているのかがイマイチわかりません。補正がよく効いた写真を拡大するとsony機によくある「油絵画質」になってます。






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(2013/08/22)
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ガーミン用 日本高精密地図導入 その4 具体例

TKAプラネット日本高精密地形図のオートルート問題の具体的な例を、キャプチャーしたものを掲載しておきます。

場所はすべて丹沢です。

まずはヤビツ峠から大山へのルートです。マクロでは登山道があるように見えます。以下の地図は比較用に国土地理院の地図です。




次に拡大図を載せます。



中途でバッサリと登山道がなくなっています。

同じ場所の日本高精密地図です。破線はあるのに、検索できません。その為、オートルートは設定できません。



これは大山下社から山頂までの女坂と云われる有名なルートです。
このルートも一見、登山道があるように見えます。



このルートは一部途切れてしまっていて、やはりオートルート検索できません。
これは休憩用のベンチだと思います。もはやお話になりません。日本高精密地図も同じです。
 
女坂の反対側の男坂も途中の見晴台でルートが途切れているため、こちらもオートルート設定できません。

結論として、丹沢の有名すぎる大山が、ルート設定できません。

 

 
最後に、これは日本高精密地形図からキャプチャーしたものです。丹沢の有名な縦走ルートの一つであるヤビツ峠から塔の岳までの縦走ルートにオートルート設定したものです。
見事に迂回ルートです。
 

烏お岳で見事に大幅迂回しています。原因は、この避難小屋です。
 
というわけで、いったいどのルートならオートルート検索できるんでしょうか?

これやっぱり過大広告だと思います。

注記
ここに掲載してある地図は、基本的には国土地理院からキャプチャーした最新のものです。
これがこのままTKAの地図になりますので、ほぼ同じものです。ただし、日本高精密地形図には拡大しても登山道が見えていて、しっかりと登山道とポップアップしますので、登山道は拡大しても省略されないようになっているようです。
ですが、ここで説明したように意味不明なエラーやら途切れた登山道などによって、ほぼオートルート設定は使えません。
 
これは登山道だけではなく、市街地に適当にピンを打っても、ルート設定できたり出来なかったりします。
 
おそらくどこかで道が途切れているのか、何らかのエラーなのか分かりませんが・・
思うに、データの変換ミスやら何やら人為的なエラーが積み重なっていると云わざるを得ません。
例えば大山山頂へのヤビツ峠からのルートなど、一応破線はあるわけですから、細かなミスの積み重ねでしょう。
 
おそらく地図全体でこのようなミスや不備が膨大な数に上っているのではないとか推察しています。
そういう感じなので、日本高精密地図のオートルート機能は、ほとんど期待できない機能な事は間違いありませんし、こういったミスを直すのも有料のアップグレードというのも何とも言えない気持ちになります。

 

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被って15秒 Juza Em-Shelter エムシェルターは本当に使えるか? 最強ランチシェルター現れる

元々ツェルトを購入するつもりで検討していましたが、数々の先任者の知見を参考にブログを当たっていたところ、これがヒットしました。

47787107_R.jpg
Juza Em-Shelter エムシェルター

結論から書きます。

迷っている方は、いますぐ購入しても後悔することはないと思われます。
まだ実戦で使用していませんが、バルコニーで何度かテストしましたが、
これは素晴らしい。

僕の用途としては、もし万が一、山で一晩明かさなければならなくなったときのためのツェルト代わりはもちろんですが、真冬の休憩と雨天時の食事使用が主な用途です。このような用途に使うギアとしては、これ以上のものは存在しないと思います。

とにかく設営が簡単で、15秒もあれば避難できますし、重さは実測値で271グラムと軽い。これでこの安心が買えるなら、このエムシェルターに払う11000円は安いと思います。
さっそく二人で入ってみても十分な広さで、食事もできる。中でガスストーブを焚くのも余裕の広さ。正直思っていたよりも広く快適な空間でした。

一人ならもっと余裕です。傘やストックなどで空間を広げ.、足を縮めれば十分に横になれます。

とりあえずバルコニーにて、外気温23度、風速5メートルほどの風の中、一人でエムシェルターを被り、状態をチェックしてみました。

防水生地は、若干の透湿性があるとのことで風をうっすらと通すようです。外は少し肌寒いくらいの陽気でしたが、シェルターの中は、暑いです。

これは真冬のランチシェルターとして楽しみになりました。


関東の丹沢あたりでも1月に1100メートルほどの高度では昼間、簡単に外気温はマイナス2度くらいになります。風が吹きまくると体感温度でマイナス5度とかも普通です。
そんな中、これがないと座ってゆっくり食事など、体温があっという間に奪われて、とてもとても食べてられません。


中に入った感想として換気も優れていて、このギアはなかなかよく考えられていると思います。座った時にちょうど顔の位置に換気口が来て、息苦しさがだいぶ軽減されますし、対角線上に換気口があるので空気の流れもそれなりにあると思います。

ふたりで入ってテンションをかけてみると、一人で入るよりも反対側のテンションが高い分、いくらか座ったときの姿勢が楽です。互い違いなら足を伸ばすことも出来ます。



ただ、当たり前のことですがこの姿勢で一晩もし過ごすとすると、姿勢的につらいことは間違いないです。
まぁ、これで一晩というと間違いなく状況的には遭難なのでそんなことは云ってられないので、問題にするようなところではありませんが・・・

普通、どんな方でも冬に山に行かれる方は座布団用のウレタンマットと断熱用のレジャーシートは持っていると思いますが、これがエムシェルターの中で非常に役に立ちます。地面が多少濡れていてもこのふたつがあればより快適に過ごせると思います。特に座布団用のウレタンマットは季節を問わずに必携です。座った時に地面からの冷気を遮断してくれますし、何よりも座った時にとにかく楽です。


自宅で簡易的な防水テストを行いました。水道からの圧力くらいでは水は全く漏れませんでした。

ただ長時間のテストでは分かりません。が、縫い目があるのでここからまず浸水し始めるので、キャプテンスタッグシームレステープを使って目止め処理を行いました。

このとき思ったのですが、縫い目が極限まで少ないために、処理がものすごく楽です。しかも、ほとんどが単なる直線なので20分程度で目止め処理が終わってしまいました。これで安心感が更に増しました。

この製品は、今年買ったギアの中では今のところナンバーワンです。

初心者はもちろんベテランの方にもオススメしておきます。

エムシェルター購入時の参考サイトです。
目目連さんのサイトで、わかりやすく、詳しいです。


追記
エム・シェルター使用してみました。


エムシェルター内での暖房は、軽くてトロ火が可能なこの機種をオススメします。
少し重くなったが、改善されたプリムスP-115ストーブ ウルトラライト登山


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Juza Field Gear(ジュウザ・フィールドギア)

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(2012/03/09)
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)

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ガーミン用 日本高精密地形図 その3 この地図問題ありです

 
TKAプラネットと、その2で書いた「オートルートが出来ない」、つまり登山道に見えるところにピンを打ってルート検索させようとしても「計算外エラー」が起きて、ルート設定できない問題についての見解を聞きました。

結論から言うと、不可能っぽいです。

つまり、あらかじめパソコン上にてルート設定しておかないと、現地でのルート設定はほぼ無理でしょう。もちろんすべての場所ではありませんが、ルート設定できるとどうかは「ほぼ運任せ」でしかありません。
ルート設定できれば、運が良かったと云うことです。

またこの問題に対しての積極的な解決を期待してもほぼ無理です。

以下、TKAプラネットの見解です

★弊社の地図は国土地理院に基づいている。国土地理院の地図がつながっていなければ現地確認せずに勝手につなげることは出来ない。

注記1
これに関して、国土地理院地図の一部登山道が休憩所や山小屋などで細切れになっていて1本の登山道と認識しない件は、その一部を勝手につなげてはならないというお達しでもあるのかと聞きましたが、そのようなことはなく、TKA側が現地で確認しながらつなげていくしか方法がないとのことです。
こんな事出来るはずもなく、逃げを打っているとしか思えません。

とにかく電話していても「国土地理院が、国土地理院がと」連呼されてしまい、御社の見解はどうなっているのかと辟易しました。はっきり言って不快な対応です。
 
サポート自体は全体的に非常に親切なのですが、地図に関してはほぼすべての答えが「国土地理院が」と云われてしまいます。


ここから判断すると、どうも自主的積極的に登山道の細切れ問題を解決する気はないようです。
であるならは、広告のオートルート可能の文言はもっと考えて書いてもらわないと、過大広告ではないかと思います。
要するにこの地図のオートルート機能は「運が良ければ一部可能」と云った程度のもので、今後も解決は困難ではないかと思います。
 
もう一つメニュー日本語化に関してですが、一部メニューは日本語にはなりません。
サテライト情報とアクティブルート時の言語は日本語ではなく、訳の分からない言語で表示されます。
これは解決策がありません。
 
 
 


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ガーミン用 日本高精密地形図導入 その2 問題発覚

TKAプラネットの地図をGPS用にアップグレード購入して約二ヶ月、そこそこ使いこなしたので再度感想を書いておきます。

大きな問題点が明らかになりました。

最近、ガーミンでルート機能を駆使して登山のナビゲーションに活用しています。
今までは単にログ記録のみに使用していましたが、これではせっかくのGPSがもったいないのと、登山中に目的地までの残り距離を具体的に表示させたかったので、ルート機能を駆使することにしました。。

普段はベースキャンプを使用してルートをPC上で作成してしまいますが、オレゴンであれば山頂とスタート地点にピンを打てば一発で登山道に沿ったルート検索が可能です。それもマルチタッチで簡単にルート検索させることができます。本家のTopo10Mではルート検索できないので、TKAの地図の利点でもあり、この機能を活用しないわけには行きません。

しかしです。
いろいろな山を試してみると、ルート検索が出来ないのです。
ピンを打ち、ルート検索しても「計算外エラー」が表示されて、なかなか登山道にルート設定できません。
最初はガーミンのファームウェアのバグかと思いましたが、TKAに問い合わせると、答えが明確になりました。

なんと、登山道に見える破線が一部でも途切れているとルート検索できないのです。

例えば丹沢の有名な大山がヤビツからも男坂からもルート設定できません。電話していて分かったのですが、地図を拡大していくとグレーの登山道でなければそこは登山道として扱われていないのです。
更に、グレーの登山道がよく見ると途切れています。ここは休憩地点であったり、山小屋であったり、理由は様々ですが、つながっていないのです。

サポートは、国土地理院の地図に基づいているので、国土地理院が登山道としてつなげていなければそこは途切れています。あくまで国土地理院の地図がそのように登山道として不明瞭だという扱いであれば、登山道ではないという事です。

このようにたった1カ所でも登山道としてつながっていなければ、ルート検索時に「計算外エラー」を吐き出してしまい、全く使い物になりません。

と云うわけで、ルート検索機能は、運良く登山道が山頂まで完全につながっていなければ、設定できません。

どうしてこのように意味不明な仕様なのかは想像するしかありませんが、単に国土地理院の地図をトレースしているだけだからこそ発生する問題でしょう。ユーザーのことを考えれば、登山道として山頂まで責任を持って1本につなげるべきです。

登山道が不明瞭などとという言い訳はするべきではなく、ヤビツ峠から大山山頂のルートは多くの登山者が利用する一般的なルートです。これすらルート設定できないのであれば、いったい何の意味があるのか訳が分かりません。

単に地図をトレースするだけではなく、ちゃんと登山道として認識できるように改めてもらいたいと思います。

参考記事
【まとめ】ガーミン登山用GPSのオススメ9選  






関連記事

登山用GPSで遭難は防げるか? 道迷いを防ぐために。

日本では、警察発表によれば年間約3000人が遭難し、そのうち約1割の300人が死亡しています。

DSC03590.jpg

山での遭難は大きく分けると2つの理由に大別できます。
☆道迷い
☆滑落・転倒などの怪我による行動不能



このうち最も大きなウェイトを占めるのが道迷いです。
滑落なども、道迷いしてさまよった挙げ句の果て、沢などから転落してしまうと云うこともよくあるので、まず道迷いを防ぐ、つまり、現在位置を絶対に見失わないというのが特に重要です。低体温症など、低山でも冬では現実的に関東の山ですら普通に考えられる事なのですが、これも道迷いで沢に落ちたり、雨に濡れ、すぶ濡れになり、結果、低体温症というのが低山ハイキングではもっともあり得るシナリオだと思います。

つまり、少なくとも低山では道迷いさえ防げれば、かなりの確率で「遭難」という事態を減らすことが可能です。

では、どうすればいいのか?

僕の結論は「GPS」の持参です。

はっきり書きますが、地図とコンパスで自己位置を同定することなどまず不可能です。
少なくとも「出来るかもしれない」くらいに思っていた方が安全です。

樹林帯で周りの景色がよく見えなければほぼ位置特定は不可能ですし、あたりの山渓を一望するには稜線上までなんとか登らなければなりません。道なき道を上るには、とてつもなく体力と時間を消費します。いざ、稜線上にでても、特定できるとは限りません。

そもそも地図を読み込みながら、時計の高度計などから割り出したおおよその位置が正しい確率などほとんど運任せです。たまたま高度と地形から位置を絞り込める場所にいたとか、その程度の事です。

そもそもその同定した場所が正しいかどうかは別問題であり、今まで多くの間違いを犯しているからこそ遭難しているわけで、道迷いの実例などを読んでいると想定した位置の反対側に降りていたなどと云うとんでもない想定外の事が普通に起こっています。そもそも遭難とは本来そういうものです。

ですから、こんなわずかな確率に命をかけるよりも、さっさとGPSを持参するべきです。GPSが作動している限り、自己位置をロストすることは絶対にありません。位置を特定できてさえいれば、怪我を負って行動不能にでもならない限り、生き残ることが可能です。

[地図読みの大ベテランでもいざ道に迷ったとき、地図とコンパスだけで位置を特定することは僕は無理だと思います。登山歴何十年のベテランの遭難がいかに多いか思い出してください]


GPSを持参するときの注意点

☆必ずリチウム電池の予備を持つ。リチウム電池は自己放電がほとんどなく、保管期限は15年にもおよび、-20度の極低温下でも使用可能です。

☆GPSのバックアップ用にかならずスマホに周辺地図とをダウンロードして持って行く。[電波が不達の場所でも、GPSの電波は空が開けてさえいれば取得できます]
バックアップがあれば、二つのGPSが同時に壊れる確率は限りなく低い。

ちなみに僕はiphoneではfieldaccessというアプリを使っています。スマホなどの非防水の機器は、ジップロックなどに入れて持ち歩けばOKです。ジップロックはほぼ完璧な防水性を発揮します。なお、あまりの低温下だとスマホは動かなくなる可能性が高いですが、これも服の内側で常に暖めておくことで、解決します。

僕は常に三台のGPS機器[oregon600&腕時計GPSのfenix、スマホのiphoneと持ち歩いています]これらの機器がすべて同時に壊れると云うことは想定していません。もちろん、すべての機器に電子コンパスが内蔵されています。
[壊れるというのなら最近のアナログのコンパスもよく壊れます。針が不安定になったり、オイルが漏れてたり、気泡が入ったり、むしろこちらの方が危ない気がします]

少なくとも、いざというときにそれだけでは役に立たない可能性の高い地図とコンパスを持ち歩くよりも何倍も役に立ちますし、地図とコンパスが本当に役に立つのは、GPSなどで自己位置を特定することが出来たときです。
その後の計画や向かうべき方向を検討するときなのです。

と云うわけで、ぜひGPSは必須装備として組み込んでもらいたいと切に思います。いつまでも頭の古い人が書いた常識的装備などにこだわるのではなく、自分の命のことですから、能動的に選択していってもいいと思います。


登山にオススメのGPS

☆Wireless GPS Logger M-241
単三電池1本で半日作動します。実働時間が少し短いですが、これの利点は製品価格の安さに加えて、軽くて小さい、それに液晶画面が付いているところ。
地図は表示できませんが、液晶画面に緯度経度が表示できますので、スマホと組み合わせれば現在地を特定可能です。予備電池を持ち歩くか、不安な場面で電源を入れるというのもありです。スマホ側にはあらかじめ緯度経度を地図表示できるアプリを入れておく必要があります。

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☆GARMIN Etrex20.30
並行輸入品なら価格も比較的安く、地図表示が可能です。安定性も申し分なく、樹林帯などでも、最大での位置誤差はわずか50メートルほどです。通常では狂っても20-30メートル。精度がいいときは2-3メートルの範囲で特定します。ちなみに高度誤差は空の開けた稜線上でもなければ、かなり激しくズレますのであまり信用してはいけません。これはGPSそのものが抱えている問題ですので、解決策は気圧計付きの高度計を参照した方が正確です。
このGPSは、お守り代わりに持ち歩くとしても、電池作動時間と軽さ、どれをとってもベストなGPSのひとつです。

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登山にオススメのアプリ

☆iPhone用ですが、fieldaccessというアプリがベストです。あらかじめ地図を読み込んでおけばオフラインでも地図参照が可能であり、緯度経度からも現在地を参照することが出来ます。
今のところ登山用では最高峰のアプリです。

こちらの記事で、登山用アプリをオススメしています。
iphoneで使える登山用アプリの紹介

補足
ニュースやら一部ブロガーやら一部ベテラン登山家がGPSを持っているのに遭難とか救助要請とか、ごく一部の事例をかき立てていますが、僕は、非常に少ない事例だと考えています。そもそもGPSを持って道迷いしたということであれば、紙の地図ならもっと酷い状況に陥っている可能性が高いわけで、そのほとんどがマイナールートを勝手に歩いていたと云うことではないかと思いますし、引き返せない地点まで歩いてしまったあとにGPSを取り出したが、地形を全く読めずに行き詰まったとか、そういうことではないかと想像しています。
そんなことはGPS以前の問題であって、登山の基本的な技術の問題です。GPSを正しく運用していれば、そういう重大な事態に陥る前に気がつくはずです。

こちらの記事もオススメです。
マイナス40度 非常用電池はこれしかない。リチウム電池 サバイバル&登山用予備電池

まとめ】ガーミン登山用GPSのオススメ9選


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