ブログなんかめんどくせえよ

低山ウルトラライト登山/トレッキング/ハイキング専門です。なので装備や道具[ギアグッズ]のレビューは偏っています。防災を兼ねたアウトドア系サバイバルグッズやデジタル関係、モバイルバッテリー・ミリタリー系も大好物です。最近はBluetooth中華イヤホンや防水スピーカーもです。PS4とXboxOneはFPS系が多いです。(無断転載不許可です。)

CherryMX軸の研究  メカニカルキーボード赤軸・青軸・黒軸・茶軸をスイッチ特性からオススメする【黄色軸・緑軸追記あり】

最近、メカニカルキーボードに嵌まりましたので、cherryMX軸の各特性を考察したことを掲載しておきます。

この手の記事は、読む人は少ないですが、探している人にとっては有益な情報でもあります。




2015年の傾向として、ゲーミングキーボード関しては、cherryMX軸から離れて、razerのように中国製のパチモの軸やオムロンとの共同開発による新軸に移行しつつあります。

この理由として、もはや、CherryMX軸では「他社との差別化が難しい」という
商売上の理由が大きいと思われますので、CherryMXが既に時代遅れだ云う事ではありません。

例えば、中国製の軸などを使われてしまうと、長い間に蓄積された「軸の好み」を再度構築し直す必要があり、この点に関しては大きなデメリットであると思います。

その点、ゲームの方もタイピングの方も、CherryMX軸は相当な「データの蓄積」と開発実績が既に積み上がっていますので、どのキーボードを使用してもCherryMX軸なら「同じような感想」で参考に出来ますので、その点大きく新規開発の軸をしのぐと思います。

キーボードマニアの方で、新規開発された軸をいち早く試したいなどという方は少ないと思いますので、またゲームのプロなどでなければそこまでの要求があるとも思えませんので、個人的には「枯れ果てたCherryMX軸」を使いこなす方が遙かにメリットがあるように思います。



CherryMX2.jpg


各軸の特徴は最初に記しておきます。
その後に、各軸の細かい説明を行いますが、タイピング用途の方は、このグラフとそこから読み取った数値でご自分で判断していく方が、一番自分に合う軸を見つけることが出来ると思います。

キーは重ければ重いほど、隣接したキーを押してしまう誤爆は避けられますが、各メカニカルスイッチの作動が重いので、長時間のタイピングでは打ち方を工夫しないと、疲労が蓄積します。

逆に軽いと、誤って隣のキーに触れてしまう「誤爆」が多発します。

キーの打ち方は人それぞれですが、普通に考えて「底打ちさせない打ち方」をする人など余りいないと思いますので、底打ちまでのストロークを前提に判断しています。

注意点
実は、今回グラフを集めるに当たって同じ軸でも「微妙に特性が違うグラフ」が多数出てきました。
生産メーカーが微妙に仕様変更を繰り返しているのか、そとれも供給先メーカーの要求で変えたのか、それとも単にグラフが間違っているのか、実はよく分かりません。

グラフについてはあちこちネットから探した物を掲載してあります。
その為、多少の誤差はあるかも知れません。



CherryMXのキャラクター別の特性グラフを載せておきます。

縦軸は、挿下圧を表していて、ほぼグラムと同義です。1cn=0.98グラムなので、便宜的に単純にグラム換算で表記致します。

Operating position/作動点 ここで文字が入力されます
Reset position/リセットポイント ここで、戻ったキーがリセットされます 
Tactile position/タクタイルポジション カチリとしたスイッチ感が発生するポイントです

横軸はストローク量が、ミリ単位で書き込まれています。

CherryMXキーの作動性能に関する唯一の共通点というものは、ストロークが4ミリと云うことです。
これはパンタグラフタイプなどと比較すると、ほぼ2倍のストローク量で、長時間の打鍵作業時には確実に指への負担が減ってきます。





赤軸 

赤軸について

2008年に導入された最新の軸です。
近年において、特にゲーミングキーボードの分野で主流となりつつあります。


文字が認識される作動点は45グラムです。

こちらは赤軸の特性グラフですが、非常に軽く素直なキャラクターが一目瞭然です。
上の赤い線は文字の打ち込み時の特性で、下の赤線は、指を離したときの特性グラフです。

作動点までのストロークは2ミリ。
スイッチ感も音もなく、特性は軽くリニアです。

CherryMX軸の中では、もっとも軽いキーがこの赤軸と云う事になります。
リセットポイントも1.8ミリで、黒軸と同等のリセットストロークなので、文字入力にも適していると言えます。

初期挿下圧から文字認識の作動点までの圧力は、わずか10グラムなので、これだけ軽く文字が入力できるのはこの軸の大きな特徴だと思います。

慣れないうちや、タイピングが合わないと「誤爆」が頻発します。
音はステルスタイプで非常に静かです。





青軸 


青軸について

2007年に導入されました。
キー挿下後にカチリとした触覚と音によるフィードバックがあります。
ゲームにはあまり向いていません。主にタイピスト向けの軸です。



初期挿下圧は各軸の中で最も軽いのですが、文字認識ポイントが2.2ミリとわずかに後方にズレていて、文字認識直前に一気に60グラムまで挿下圧が増加しているのが分かります。

このため、青軸は現在のCherryMX主軸4軸の中では、黒軸に次いで文字入力までの作動が重いです。
青軸は軽いとよく云われますが、グラフ特性を見る限りは、「非常に重い」軸です。

初期挿下圧から文字認識までに20グラムの圧力を必要しています。文字認識ストロークも他キーより0.2ミリ深くなっていますので、タイミングも遅めです。

文字認識直前のスイッチポイント60グラムで、ストローク1.5ミリの地点に設けられ、これがいわゆる「カチリ」としたかなり明確な音を伴ったスイッチ感になっています。

スイッチが入って文字が認識されてからの底打ちストロークは15グラムですので、赤軸・茶軸と同レベルで底打ちします。

ここから推測すると、青軸は、文字直前がスイッチ感と音を伴いながら急激に重くなり、その直後に文字が認識されると云う事です。

指を離すとゆっくりとキーは戻り始め、赤軸よりも遅いタイミングでキーがリセットされながら、一気に初期位置まで戻ると云う事になります。

50グラムの作動点が、リセットポイントに対して0.5ミリとストロークが長く、タクタイルポジションを越えているため、ダブルタップなどの二度打ちに向いている軸ではありません。

追記
青軸が「軽い」というのは巷間の誤解です。
スペックシートの初期作動圧のみを見ると確かに軽いのですが、文字作動点までの圧力は「とても重い」事に注意して下さい。
なのでキーの軽さは、最初のグラフ通りで、赤→茶→青→黒の順番に重くなります。
おそらく青軸が軽いという誤解は、スペックシートの初期作動圧のみを見た為だと思われます。





黒軸 

黒軸について

1984年に導入。
最も古いタイプの軸です。

文字認識の作動点が60グラムと重いため、タイピングに向いているとはとても言えませんが、青軸や茶軸では軽すぎるという打ち方をするかたには最適なタイピングキーです。
ゲームでは、RTSなどのゲームに向くキータイプだと言われています。


ただし、隣接するキーを誤爆する危険が少なく、疲労感は他の軸よりも強くなりますが、リバウンドが非常に速いため、それを利用して高速に入力することも可能です。

非常にリニアな特性で、初期挿下圧から60グラムの文字認識ポイントまでそのまま挿下圧が増加していきます。
文字入力後も、直線的に挿下圧は増加します。cherryMXスイッチとしては一番重い85グラムで底打ちします。

基本的に「赤軸」と特性が全く同じ傾向で、赤軸をより重くした物が黒軸です。



茶軸 


茶軸について

1994年に導入
ゲームとタイピングの双方に向いた「万能の軸」です。



カチリとしたスイッチ感が青軸と比べると弱いがらもありますが、明確な音は伴いません。
あくまで触覚によるフィードバックが特徴です。

迷ったらとりあえず茶軸にしておくのが無難な選択です。


青軸よりも5グラム軽くスイッチポイントに入り、赤軸と同等の45グラムの挿下圧で作動点に至ります。
ここから見ると、青軸よりも全体的な作動は軽くなっています。

赤軸の軽さと、青軸のスイッチ感を共に取り入れたいいとこ取りの軸だと言えます。

リセットポイントも他の軸と違い、作動点と同位置に設定されているのも特徴です。

こちらの茶軸は、ダブルタップにも向きます。
タクタイルポジションの手前にリセットポジションがあるので、ダブルタップなども素早く行えます。

以前、何も知らない友人に4種のメカニカルスイッチを試し打ちさせて、どれが気に入ったか聞くと、「茶軸」を指さしていました。
キーの重さとスイッチのわずかな作動感が、ちょうどいいと言っていましたので、やはり「汎用性の高い中庸なキースイッチ」で万人受けすると思います。

ちなみに、この友人はメカニカルスイッチとメンブレンの区別も出来ません。

逆に言うと、青軸や赤軸の様に尖っていないので、メカニカルスイッチとしては物足りないかも知れません。


緑軸について


graph-mx-green.jpg 

比較的レアな軸です。

メカニカルスイッチの中では、とにかく重い軸です。
作動点は70グラムで、スイッチは80グラムで作動します。

これは黒軸の底打ちとほぼ同等の圧力をかけなければ文字認識の作動点にさえ至らない事を意味します。

底打ちの圧力は90グラムです。

とにかく誤爆を少なくしたい方で、この重さに納得できるのなら、タイピング向けの軸だと思いますが、グラフから判断すると、黒軸よりも反発が弱くなっていまることに注意するべきです。

グレー軸と同じく、スペースバーに使用されます。
なので、あまり考えなくても良いメカニカルスイッチです。


基本的なことを言うと、挿下圧は少し重い方が隣のキーを触って押してしまうミスは減ると思います。
なのでグラフから推測すると、黒軸と青軸が文字認識ポイントまでの力が最も必要になりますので、タイピングが主目的で誤爆を減らしたいのなら選択する価値があります。

ゲーマーの方は、とりあえず赤軸でよろしいかと。

どちらも共に楽しみたいが、とりあえずメカニカルキーボードを試してみたいのなら、汎用性の高い茶軸がオススメです。

そのほかに、白軸とグレー軸がありますが、白軸は採用品が殆どなく、グレー軸は、緑軸と同じく主にスペースバーに使われるために開発された物です。

近年では、限定生産で緑軸・グレー軸の静音タイプとカチャ軸タイプが販売されていますが、用途が不明です。
ほとんど買われる方はいないのではないかと思います。

こういった限定販売の特殊なCherryMX軸は、「ただただ重い」ので、まず黒軸を使用してみて、それでもまだ重さが欲しいと言うときや一部特殊なゲームなどを使用するときの専用品だと判断します。

最後に腱鞘炎対策について書いておきます。
できる限り軽いキーを使う意外にありません。
この為、黒軸や青軸は論外です。
赤軸が最も良いでしょう。妥協しても茶軸です。



017.jpg


razerオリジナル 緑軸

中国Kaihua製のCherryMX軸パチモのスイッチです。
CherryMX青軸をモデルとしています。

なので、いわゆる静音性のないカチャ軸です。
青軸との変更点は、作動点が1.9ミリなので、青軸2.2ミリより0.3ミリ、文字認識が浅く設定されています。

リセットポイントは青軸が1.7ミリですが、razer緑軸は1.5ミリなので、わずかにリセットが速くなっています。特性データグラフが手に入らないので、これ以上は分かりませんが、その他のデータが全て青軸と同じとすると、CherryMXよりも単純に「敏感」になっていると思います。

個人的には作動点が浅すぎて、タイピング向けとして従来のCherryMX青軸を選択した方が無難かな考えます。

ただし、触れた感想としては「ほとんど青軸」なので、従来の青軸が好きだが、もう少し反応の早さが欲しいと言うときには、いいかもしれません。
ゲーミングキーボード採用ですが、基本的に青軸系はゲーミングには向かないので、検討が必要なのがRAZERのオリジナル緑軸だと思います。




018.jpg 
 

RAZERオレンジ軸
こちらは4gamerにて、「クリック感を無くした茶軸」と評価しているのですが、特性図がないため、こちらも判断できません。

触った感じでは、赤軸に思えました。

ただし、世界的には中国kailh製メカニカルスイッチを「盗作」「偽物」「がらくた」「模造品」と評価している人が多いようで、あまり評価がかんばしくありません。

今後数年経たないとkailh製メカニカルスイッチの正当な評価は出てこないかも知れませんが、少なくとも現時点では、積極的に肯定していくほどのメカニカルスイッチかどうかと言われると、首をかしげざるを得ません。

このあたりに関しては、ゲーマーがゲーミング使用でその作動点のわずかな浅さがアドバンテージになるのか、またそれを一般的なゲーマーが武器として使えるのかどうか、その公称耐久値とともに検証が必要だと思います。

追記
やっと使える軸になってきたようです。
このあたりは中華スイッチの品質改善が進み、実用に十分に耐える軸になったと判断して良いようです。

【SPEED Silver軸/銀軸】
一部で採用の始まった最新の軸です。
CherryMXオリジナルです。

ストロークが3.4㎜と従来のCherryMXよりも0.6㎜キーストロークが浅くなっています。
入力ポイントは1.2㎜なのでかなり浅いといえるでしょう。
キー挿下圧は45グラムなので、これは従来の赤軸と同等となっています。

その他の細かな仕様が分からないのですが、たぶんリセットポイントは0㎜か
もしくは限りなく0に近い仕様となっていると感じます。

完全ゲーマー向けの軸です。
ダブルタップを多用する方にとっては赤軸以上の価値があると感じますが、触れば入力されてしまうほど敏感なキーなのでタイピングには向きません。
最後に以前のメカニカルスイッチでは網羅できなかった各軸の考察を簡単に書いておきます。
【RAZER黄色軸】
CherryMXのシルバー軸への対抗から開発されたRAZER独自の軸です。
ストロークが3.5㎜しで、CherryMXシルバーよりも0.1㎜深くなっていますが、ほぼ誤差の範囲なのシルバーとのストローク量の違いの体感は難しいと思います。。
キー挿下圧45グラムで、ストロークポイントは1.2㎜。
なんとリセットポイントが0mmなので、とにかく何もかもが「浅い」です。
衝撃的な「連続タップ向き」のキーで、軽くてすぐキー入力されてしまうという「誤爆仕様」となっています。
なので赤軸でも「遅い」という方向けのキーです。
個人的には赤軸でも誤爆が多発するので、タイピング向けというよりも完全にプロゲーマーに向いた軸でしょう。
触れれば文字が入力されてしまうと言いましょうか、誤爆なしに正確にタイピングできる方向けでスピードを徹底的に追求する方、もしくは同じキーをタップし続ける方用です。
ちょっと尖りすぎた仕様なのでよく考えた方が良いと思います。

【OU
TEMU青軸】
OUTEM青軸を購入しました。
US104キーボードです。

この軸は、かなりよく出来ています。
スペックシートが無いので詳細が分かりませんが、文字入力点までの作動圧力は55グラムとかなり重めです。
なので、中華製のクローン軸といいつつも完全なクローンでは無く、CherryMX青軸をより重くした軸です。

これにより青軸は、日本で手に入りやすい軸としてRAZER社の緑軸とOUTEM青軸とバラエティ豊かになりました。

僕の購入したのは中華製のUSゲーミングキーボードですが、キーのバラツキは皆無で、打ち味はとてもクリアです。
非常によく出来ているので感心しました。

とくにキーを打った時のカチリとした感触と音は従来のMX青軸では感じられ無かったものです。
よりタイプライター的といえば分かりやすいかと思います。

ただしとても重い軸なので、ゲーミング使用にはあまり向いていません。
誤爆防止を兼ねたタイピング軸としてはとてもよく出来た軸で、一度試してみる価値ある軸だと判断しました。



定番FILCOの青軸です。
FILCOの青軸は音が静かですが、打ち味に雑味があります。
要するに、カチンと云うよりも、カツンという感じです。
同じ事がセンチュリーの青軸にも言えます。


アーキスの青軸です。
アーキスとオウルテックのChrryMX青軸は、キーがカチンカチンとクリアに入ります。
その分、音がうるさいのですが、打ち味はクリアです。


kailh製の青軸を」使用したオウルテックの青軸です。
一万近い価格でkailh製メカニカルスイッチでは買う価値があるとは言えません。

これとは別にMX青軸も販売していますが、価格が値上げして2倍以上の爆上げされてしまったのでオススメできません。
値上げしたオウルテックのキーボードを買うくらいならアーキスのキーボードにしておくべきです。


OUTEM青軸です。USキーボーでで良ければかなり出来が良いです。

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個人的にイチオシしたいのがコルセアのキーボードです。
ハード、ソフト共にかなりのレベルで完成されています。
赤軸ですが、とてもよく出来ています。

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最近これも買いました。





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モンベル レイングローブは本当に完全防水だった アウトドライ/OUTDRYは革命的な防水技術


まとめ
■アウトドライ技術は、防水革命だった
■完全防水を確認


DSC04585.jpg

以前記事にした「ノースフェイス レイングローブはダメだった」という内容でも書きましたが、五本指で完全防水のグローブになかなか巡り会えず、こういう時はモンベルだ、ということで勇んでモンベル直営店に赴き、購入したのがこのアウトドライレイングローブです。

購入時にモンベルの店員に「しつこく完全防水を確認」したところ、だんだんと答えが怪しくなってきたので、ちょっと待てよと思ったのですが、モンベルの性能を信じて購入したのでした。

アウトドライという防水技術は、イタリアのアウトドライ社が開発した防水メンブレンを表面生地に直接ラミネートしてしまう技術の事です。

その後、モンベルの防水レイングローブはすぐに使用する予定もないので1年以上放置していました。ウルトラライト登山なら別に所有している「テラノバ・トップバック」という超軽量のミトンタイプレイングローブがありましたので、ほぼ100%トップバックの方をバックパックに入れていたからです。

今回、とりあえず放置していてもしょうが無いので、テストしてみました。

結論から言えば、このモンベル・アウトドライレイングローブは、「完全防水」です。
30分ほど水に沈ませ、その後、水の中で指を動かしてテストしてみましたが、まったく手が濡れることはありませんでした。

DSC04583.jpg

はっきり買いておきますが、「アウトドライという技術」は正に革命です。


僕は、登山靴でこのアウトドライが使われたモントレイルのバッドロックという製品を使っているので、このアウトドライが素晴らしいテクノロジーだという認識はありました。

まず、表面生地と防水メンブレンの間に水を含まないので、濡れても軽さを維持できます。
ただのゴアテックスだと大量の水を含んでとにかく重くなりますが、アウトドライが使われているとほとんど水を含みません。

コレはアウトドライとゴアテックス、二つの製品を濡らしてみると誰でも分かります。
僕はコレを靴で試してみましたので、その効果に驚いたくらいです。

表面素材とアウトドライが溶着されているので、表面生地の縫い目を完全にラミネートしてしまうことで水を含まない靴を作ることが可能だからです。

実際の数値で説明すると、メーカーはアウトドライを使用した製品で、水に濡れた後の重量増加は10パーセント以内でなければならないと定めています。

当然ですが、これにより、防水フィルムの透湿性が阻害されにくく、製品自体も軽くで゜きると云う特徴を持ちます。

第2に、アウトドライという素材の驚異的な伸縮性です。

コレは実感すると云う事はありませんが、カタログ上は200%の伸縮性を持ちます。
ということは、現在この技術が使われている靴やグローブ類には正に最適なテクノロジーで、屈曲などの部位が多い製品に使っても素材が伸びるので破れにくく、またストレッチが効くので疲れにくいということを意味します。


僕はモントレイルの靴でアウトドライを使用していましたが、水を含まないと云う事は実感していましたが、それ以外で特にゴアテックスと違うというイメージを持っていませんでした。

しかし、今回、五本指のアウトドライ防水グローブを手に入れてみると、この技術は革命だと言わざるを得ません。

ゴアテックスを使用したグローブであれほど完全防水が難しかった複雑な縫い目を持つ手袋が、これほど簡単に、しかも確実に「完全防水を実現できる」というのは、驚異的な事実です。

僕はあえて書いておきますが、今回のモンベルの防水グローブも、モンベルが凄いというよりも、アウトドライが凄い!!のではないかと思います。
おそらく、今後増えてくるであろうアウトドライ製品は、ゴアテックスよりも遙かに信頼性を増した製品群になると思います。

DSC04582.jpg 

一応、モンベルのアウトドライレイングローブの感想も書いておきます。
防水性はまったく問題なく、完全防水を確認しました。
手首のカフ部分までしっかりと防水になっています。

表面素材は濡れても水を含むのが最小限のため、乾くのも非常に速いです。
ただし、グローブで手のひらに耐久性向上為によく使われている「合皮」部分は、水を吸うので非常に乾きが遅いですが、こちらも薄めの素材なので「厚めの補強材」に比べるといくらか速く乾きます。

グローブ自体は非常に薄めに出来ていますが、真冬など中にもう1枚保温用の手袋をする場合はタイトで苦しいので、ワンサイズ・もしくは2サイズアップする必要があります。
このグローブ自体のサイズ感はタイトだと思います。

内側にはガーゼ上の物が貼り付けられていて、手触りは非常によいです。
しっかりと貼り付けられているようで、手を抜いたときに一緒に引っ張りでてくるということもありません。

デザインがアレなのはいつも通りなので書きませんが、もう少しサイズ感に余裕が欲しかったことだけが残念です。

【アウトドライ防水テクノロジーまとめ】


最後にもう一度、イタリア・アウトドライ社が開発したアウトドライテクノロジーの特徴をまとめておきます。

■防水メンブレンの伸縮性は200%
■防水生地と表面生地の間に含まれる水分は、10パーセント以下
■表面生地に直接防水メンブレンを溶着してしまうので、表面生地の複雑な縫い目が完全にラミネートされる
■表面生地と防水生地の溶着は、「点接点」なので、アウトドライ適用後も素材の伸縮性は失われない


今後、登山用品やバイク用品、スキーなどの用途で防水のグローブを必要としている方は、とにかくアウトドライ一択です。
まだ採用されている製品は少ないですが、今回モンベルのアウトドライグローブをテストして確信しました。

靴に関しては、僕が使用している限り水を含まないと云う事以外、グローブほど劇的に違いを実感することはありません。
透湿性も、ゴアテックスと比較して明らかに蒸れないことを確信することもありません。
なので、性能的にはあきらかにアウトドライの方が一枚上だと思われますが、今のところ、気に入ったデザインの靴がアウトドライで開発されていれば購入すればイイかなと思います。

ですが、今回のグローブを見る限り、ゴアテックスとは次元の違う防水性があると思われます。
アウトドライは、完全にゴアテックスを超えていると判断できますので、積極的にアウトドライ製品を購入しても間違いありません。

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レイングローブ ノースフェイスはダメだった
超軽量レイングローブ テラノバTop Bags /トップバック 登山に使う



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a LOKSAK/ロックサック及びOPSAK 対 ジップロック 登山で使う防水ケース

まとめ
■登山用途で最強なのは、ジップロックの使い捨て
■スマホ用ならALOKSAK推奨
■ジップロックはアイデア次第で無限の可能性がある。予備の水筒プラティパスなど必要なし


DSC04579.jpg


ALOKSAK/ロックサック基本スペック

■FDAとNSF公認の安全な材質及び食料・病原体保管のためのケースとして医療規格承認
■60メートル防水 IPX8
■ミリタリーグレード
■6milフィルム 氷点下-40度まで使用可能

OPSAK/基本スペック
■防臭性能
■直火耐熱性73度
■フリーズドライを熱湯で戻す用途にも使用可能

元々スキューバダイビング愛好者が100%完全防水のケースを必要としたことから、開発されたのがロックサックシリーズです。
なので、完全防水にこだわって作られたのがこのケースの基本スペックで、2006年に防水ケースに「防臭性」をプラスした物がOPSAKと云うことになります。

最近はロックサックがアップデートされて、ジップロックと同じ「ダブルファスナー」を採用した「aLOKSAK」に切り替わっています。なので、防水に対する信頼性は以前と比較して上がったということは言えると思います。

ロックサックに関してざっくりと断じてしまうと、ジップロックよりも「耐久性」は明らかに上です。

これは作りを見ると明らかなんですが、フチが溶着で製造されているロックサックの方が長期使用には向くと思いますし、耐久性はどうみても上です。

ジップロックを使用し続けるとたいていが「左右のフチ」から破れ出しますので、ここが溶着で厚みが増しているロックサックはその点では繰り返し使用には向いていると判断します。

ただし、ジップロックはどちらかというと、もともと「使い捨て用途」で生産された物ですので、何度も何度も繰り返して酷使する使用は想定されていないと思います。

そこで、僕がざっくりと各種の用途を考えてみると、以下の用途が最適だと判断しました。

DSC04576.jpg



■スマホ用の防水ケースが必要で、写真を撮るのならALOKSAKが最適
■それ以外の長期にわたる山行以外なら、あらゆる点でジップロックが優秀


詳しく説明すると、ジップロックでも完全に防水してくれるので、ただの防水ケースならLOKSAKは必要ありません。
ただし、ジップロックの中にスマホやカメラを入れて写真を撮ると映像がボケるので、こういう用途なら、透明度の高いLOKSAKの出番です。
LOKSAKの中に入れて写真撮ってもボケたりはしません。
ただし、雨の中で写真を撮らなければならない必要がどれだけあるかは分かりません。

ジップロックは防臭性も非常に優秀で、わざわざ「防臭性」の為だけに高価なOPSAKを購入する必要はありません。

公式にはLOKSAKに防臭性は明記されていないので、防臭性が必要なら、より高価で耐熱性と防臭性の向上したOPSAKが必要になりますが、この2つの性能のどちらも「ジップロック」は兼ね備えています。

最初から食品保存などの用途で開発されたジップロックは、あらゆる点で非常に優秀です。

よくベアキャニスターなどが必要なアメリカをウルトラライトハイクするために、防臭性の付加されたOPSAKを使う話を聞きますが、耐久性という点では正解ですが、日本の山を数日ハイクするくらいでは全く必要ではありません。

ジップロックの恐ろしいところは、世の中の数億人に及ぶピーチクパーチクと訳の分からない実のない話をしている「小うるさい主婦」が毎日毎日繰り返し、食材を入れ、冷凍庫に保存し、液体を入れ、解凍し、子供のおむつを持ち帰るのに使用していることです。

その「小うるさい主婦」が絶賛してあっという間に家庭に行き渡った性能を舐めてはいけません。


防水性も防臭性もジップロックは最強です。ちなみに耐熱性は100度まで保証していますので、熱湯を入れても何の問題もありません。

唯一の欠点は、元々使い捨てを前提に開発された物ですので、耐久性がLOKSAKに比べて劣ります。
ただしこのことも扱いを気をつければそうとう持ちますし、なによりも安価ですので1回使ったら、捨ててしまえばよいのです。

製造時に菌が入らないように生産されているので、未使用の物を1枚持っていれば水筒代わりにも使えます。
わざわざウルトラライト登山で不衛生なプラティパスを予備に持って歩く必要なんかありません。

ある日本の冒険家は、旅行先で高熱を出して倒れたときにバックパックの中に入れてある1枚のジップロックを思い出して、その中に水と氷を入れて「即製水枕」をつくって、その場をしのいだと言います。

このように1枚持っていればアイデア次第で、万能に使えるのがジップロックです。

それだけ優秀な製品が、日本中のどこでも数百円で購入でき、あらゆる用途に適合する。

もう一度書きますが、ジップロックの中に入れて写真を撮るとボケますので、そういう用途ならLOKSAKが適しています。
後は、長期の山行で耐久性が欲しいというのならOPSAKの出番です。

それ以外の用途なら、現状でジップロックに適う製品は存在しません。
山で汚物を持ち帰るとか、臭いの強い物を入れておくとか、とりあえず電子機器を防水するなとど言う用途なら、ジップロックが最強です。
ちなみに写真さえとらなければ、ジップロックでスマホを自在に操作できます。
なのでお風呂で使用するくらいなら、これもLOKSAKなど必要なく、ジップロックで十分にその役目を果たします。

最後に書いておきますが、ジップロックは「フリーザーバッグ」仕様が最強です。

ジップロック フリーザーバッグ仕様
■耐熱温度100度
■耐冷温度 -70度
■厚さ0.06ミリ
■素材 ポリエチレン


主婦向け製品なので、グダグダ能書きを書かずにさりげなく凄いころもいいところです。

注記
LOKSAKをiPhone6で使う場合に左右1.5センチほどの余裕のあるサイズは、16.5*10.2です。
ワンサイズ小さめでも入りますが、余裕があった方が入れやすく出しやすいので、このサイズをオススメしておきます。


注記
ジップロックのサイトを訪れても、開けやすいとか、保存はお任せとか、実のない情報しかありません。











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FENIX E05 2014EDITION ウルトラライト登山に使える高性能なフラッシュライト

まとめ
■旧バージョンから大幅に改善された
■ウルトラライト登山に使える
■ITP A3の事実上のライバル



DSC04562.jpg


遂にウルトラライト登山界にFENIXが投入してきたE05 2014EDITIONです。

今までウルトラライト登山定番のハンドライトというとITP A3 EOSが有名でした。
もちろん今でもウルトラライト界では最高峰のライトとして君臨していますが、やっとライバルがでてきました。

僕がいままでハンドライトはすべてFENIXで紹介してきたのは、僕自身がFENIXを何年も使用してきて、今までただの一度も不具合を起こしたことのない信頼性とその工作精度に惚れ込んでいたからです。

ですが、正直に書けば、これまでのFENIXでITP A3を超えるライトはラインナップされていませんでした。

僕は春から秋はFENIXのLD01【廃盤】と冬は状況に合わせてFENIXのE15リチウムライトを持ち込んでいました。
ですが、LD01はバージョンアップしてLD02になると同時に、登山で使えるような代物ではなくなってしまいました。

最大の改悪の理由は、02で採用されたテールスイッチです。
登山ではツイストスイッチの方が誤作動が少なく、立ててランタン代わりにも使用しづらくなってしまいました。

LD01基本スペック
■サイズ : 76.2X14mm
■重さ 14グラム
■耐水レベル IPX8
■光量1 3ルーメン    27時間 
■光量2 26ルーメン 3時間8分
■光量3 72ルーメン 1時間28分

ITP A3 EOS基本スペック
■サイズ : 66.5X14mm
■重さ 9グラム
■耐水レベル 不明
■光量1 1.8ルーメン50時間 
■光量2 22ルーメン  4時間
■光量3 96ルーメン 0.9時間

共に単4電池1本で、本体の付属品としてクリップがついてきます。

本体の大きさ、重さ共にITP A3の圧勝なのが分かると思います。
本体の高級感というか工作精度というか、所有欲を満たされるのはLD01ですが、ウルトラライト登山だと云う事であればITP A3を使用するのが間違いありません。

僕は長さが1センチほど長いことと5グラムほど重くなることを承知で、LD01のキャラクターを信用し、また何年も鍵につけて持ち歩いているFENIXの堅牢性を信頼していたわけです。
[これまで5年ほどの間にFENIXが故障したり、誤作動したりということは一度もないです]

ちなみに鍵につけて持ち歩いていたのはE01という光量は少ないがランタイムの長いタイプのハンドライトです。

そこで忽然とFENIXが投入してきたのが今回紹介するE05 2014です。

もともとのE05は27ルーメン単モードで、照射時間2時間50分という製品です。ですので、大きさはITP A3とほぼ同じなのですが、全くライバルにもならない製品でした。

E05 2014EDITION基本スペック
■サイズ : 66.5X15mm
■重さ 12.5グラム
■耐水レベル IPX8
■光量1 8ルーメン  14時間30分 
■光量2 25ルーメン  4時間15分
■光量3 85ルーメン 1時間

比較すれば一目瞭然ですが、本体はほぼ同じ大きさ、重さは+3.5グラム。

ほぽローモードでの照射ルーメンとランタイム時間のキャラクターが違うだけというウルトラライト登山に投入できるだけのスペックでITP A3に対抗することのできる製品がやっと登場してくれました。

ウルトラライト登山に投入するハンドライトを高品質なFENIXから探しているのなら、いまはもうE05一択ではないかと思います。

個人的な不満は、帽子などに挟んでヘッドランプ代わりにもなるクリップが本体に付属していないことは大きなマイナスではないかと思いますが、ローモードでの照射を選んで購入することが出来るようになったので、どちらでも用途に合った方を選ぶことが出来るのは嬉しい知らせだと思います。

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FENIX フェニックス E05 (2014 Edition) 本体色:ブラック【Cree XP-E2 LED 搭載 / 明るさ最高85ルーメン / 単4アルカリ電池×1本】

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まとめ
■キーリング付きで重さ9.3グラム
■アメリカ軍PX取り扱い
■LED一灯で、とにかく明るい
■日常のライトとしても、登山用の予備ライトとしても素晴らしい


DSC04514.jpg


フォトンのマイクロライト フリーダムです。
フォトンで発売しているマイクロライトの中では最上位の製品になり、この下に「フォトン2」と「Xライト マイクロ」のラインナップが存在します。

価格は数百円くらいしか違わないので、特にこだわりが無ければ最新の「フリーダム」を購入しておけば間違いありませんが、フリーダムのLED部分をプラスチックでカバーした「フリーダムマイクロ カバーノーズ」モデルも存在します。

こちらのカバーノーズモデルは、LEDを本体が覆うため同じ明るさで照射パターンがスポット状になります。
またカバーノーズモデルは、特殊部隊向けなどの「ステルスバージョン」なので、よりミリタリーチックを求めるのならば、フリーダムカバーノーズモデルもおもしろい選択だと思われます。

これらのフォトンシリーズは、基本的にLEDの色が青や黄色、ナイトビジョングリーン、サソリ発見用のブラックライトモデルと複数存在しますので、使用用途に合わせて、かなり自由にライト色を選択可能になっています。

フォトン マイクロライト フリーダム基本仕様
■本体重さ 7グラム
■キーリングつきでの重さ9.3グラム
■5つの照射モード
■最低照射で100時間
■最大照射で12時間
■IPX7防水
■CR2016リチウムボタン電池*2
■照度は無段階で可変可能
■本体材質は「ノリル樹脂」[ガラス充填ポリウレタン]
■日亜LED [割れないLED]
■すべての接点は、24Kメッキ
■サイズは、約2.4×4×1cm
■付属品は、ネックストラップと専用クリップ


要するに超小型のLED一灯で、超軽量、完全防水、スーパータフ、極低温下でも作動する照射ルーメン可変のマイクロライトです。

皆さんが最も知りたいのは、最大照射時のルーメン数だと思われますが、これに関してはどこにも記述が無いのでよく分からないというのが本当のところです。
ですが、自宅にて、他のハンドライトと比べてみたところ、おそらく30-35ルーメンが最大照射時の明るさだと思います。
FENIXのE05の旧バージョンが27ルーメンなのですが、間違いなくこれよりも明るいので、そのあたりだとみて間違いないかと思われます。

なので単純に30ルーメン最大と考えても、非常に明るいです。
E05の27ルーメンでさえ、実際のところ、あまりに近くで使うと明るすぎて見にくいくらいなので、夜間にフリーダム単独で足下を照らしながら歩くことさえ出来る程の強力なライトです。

ライトは、本体のボタン部分でオンオフしますが、これはグローブをしていても作動させやすいようにかなり大きなボタンとなっています。

ところがここもよく考えられていて、一段引っ込んでいるので、誤動作の可能性を減らしています。
ただし、ロック機構はないので、バックパックの中などで誤って点灯してしまう危険はかなりあります。
なので登山などに非常用としては持ち歩く場合は、バックパックの中に入れるよりも、より押されづらい場所に装着するかなどの工夫をした方が問題が少ないと思われます。

照射モードは5つです。
■常時点灯[明暗無段階可変モード]
■SOS点滅[モールス信号モード]
■低速点滅
■中速点滅
■高速点滅
■シグナルモード

ということになりますが、点滅モードは自転車などでいざというときに役に立つかも知れません。
普段はまず使うことはありません。

DSC04516.jpg

クリップは、例えばここに本体を装着して帽子などにクリップして使用する物ですが、水平360度、垂直180度とかなり自由に回転させて固定できます。

クリップの重量は5.5グラム。

ですが、本体はパチンと嵌まっているだけなので、強い衝撃を受けると簡単に外れてしまいます。
なので、登山などで実用的かどうかと言われると疑問符がつきます。
転んだ拍子や、木の枝などがあたると知らない間に外れて紛失してしまう危険が大きく、あまりオススメできません。

DSC04517.jpg 

こちらは付属のネックストラップを本体に装着した状態です。
ストラップの重さは1.7グラムと超軽量です。

念のために書いておきますが、made in USAなので、このライトはエナジャイザー製のCR2016電池で公称バッテリー持続時間を保証しているので、100%問題ないかとは思いますが、他のメーカー製電池を使うときは多少の持続時間の上下に注意が必要かも知れません。

また、バッテリー交換は小型マイナスドライバーが必要ですが、ビクトリノックスのクラシックなどのマイナスドライバーでは外れませんでしたので、もっと先端が細いドライバーが必要なので注意してください。
ちなみにレザーマン・マイクラの小型マイナスドライバーでは簡単に外すことが出来ました。

ちなみに、リチウムボタン電池なので、保管期間は10年、耐低温は-40度付近まで使用可能だと思われます。

総論として、これは「毎日の持ち歩き」はもちろんのこと、「登山などでの予備の予備」として、装備していても十分に通用する非常に優れたライトです。
テント泊などをなさる方は、こちらのライトを天井からつるしてランタン代わりに使用してもおもしろいと思います。
明暗を無段階で可変させることが出来るので、使い道も大きく広がり、バッテリー公称時間も12-100時間と驚くべき長寿命です。

価格としては1700-2000円前後で購入可能なので、ミリタリー登山にもウルトラライト登山の装備としても、このスーパータフなLEDライトは、最後の砦として機能します。

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フォトン フリーダム


フォトン フリーダム カバーノーズ[ステルス]バージョン

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【レビュー】ヤマハ YST-SW010スーパーウーファー/小型サブウーファーを購入する


まとめ
■日本の住宅事情では十分に使える
■コンパクト
■重低音の質は、価格なりだが、音楽の様相は一変する
■超低音は出ない
■音楽用では無い



映画用のスーパーウーファーを買い換えました。

実は、映画用のシステムに関してはヤマハの歴代のスーパーウーファーを使用してきていますので、もうかれこれ15年くらい使い続けているかと思います。


DSC04511.jpg

たぶんこれでスーパーウーファーは4台目くらいになると思いますが、おそらく使用歴の中では、今回、最もコンパクトなスーパーウーファーに買い換えました。

なにしろYST-SW800という総重量24キロのウーファーから、エントリークラスに買い換えると云う事なので、かなり迷いが生じましたが、ここ最近はスーパーウーファーの使用頻度が少なくなっていましたので、思い切って一番小さなエントリークラスのものにしてしまうことにしたのでした。

ただ、普通はあまりそう行ったことはせず、小型の物から大型のシステムに順次買い換えていくのが順当な道筋だとも思うのですが、SW800はリビングに設置して置くにしてもあまりにも筐体が大きく、その抜群の存在感がかなり邪魔になってきたことと、自宅の事情を考えると適正音量以下でしか使用できなかったので、それならば音量に見合ったよりコンパクトな物で十分だろうと考えたのでした。

今回の買い換えを検討し始めてから、映画を見る時もスーパーウーファーを切って試聴することで、ウーファーのありなしを十分に見極めた上で、自宅のシステム上であるならば、どんなに小さくても重低音の補強はやはり必要だろうと云う事を確認して購入しました。

もともと重低音というのは、「鳴っているか、鳴っていないのか」がほぼ判別できないくらいのレベルに調整して使用する物なので、ドンドンと鳴り響くのは単なる調整ミスと云う事になります。

ウーファーありとなしでは音楽を聴くとよく分かりますが、中域から高域まですべての音が全域にわたって改善するので、縁の下の力持ち的な要素が極めて強く、音楽全体の輪郭はしっかりとしてきます。

よく云われますが、重低音は家の土台のような物なので、土台がしっかりしたところに家を建てると基礎のしっかりとした家が建ちます。

なのでどんなシステムでも無いよりはあった方が良いというわけです。

特に、小型スピーカーを使用している方は元々それだけのパワーが無いのでスーパーウーファーを入れるしか音楽の土台をしっかりとさせる方法はありません。

ただし音が綺麗につながるかどうかはまた別の問題で、これは非常に難しくそこまで凝り出すと数十万クラスの出費を強いられることになりますが、そこまでするくらいなら大型スピーカを買ってしまうべきです。

重低音はこだわり出すといくらでもお金が飛んで行ってしまう世界なので、妥協が大事です。

特に質にこだわると大変なことになり、ハイエンドクラスのスピーカーを一度聞きに行くと分かりますが、次元の違う弾むような低音がかなり下の方まで響くので、聞けば逆にあきらめがつくかも知れません。

今回は上位機種からエントリークラスの物に買い換えたので、部屋はすっきりしました。これが一番満足したことかも知れませんが、いくつかの便利な機能は無くなりました。

■ハイカットフィルターがなくなった
■ボリュームなども背面に回ったので、操作がしづらくなった
■位相切り替えスイッチもなくなった
■オートスタンバイもなくなった【これが一番不便】


音的には、当たり前ですが質も量もおちました。
これはもう比較にならないくらい落ちました。

結論ですが、これは音楽用ではありません。

音楽に使用するつもりなら最低でもハイカットフィルターが無いと調整で追い込めません。
ちなみに、このSW010のハイカットフィルターは、130Hz固定ですので、アンプ側で指定しないと、結構上の周波数から音が出てしまい、メインスピーカーと自然につながらなくなります。

ハイカットは、どううまく調整しても多少はクロスオーバーしてしまいますが、被る周波数帯は最小限にとどめるべきで、AVアンプなら基本的にはメインスピーカから低域成分をどういう風に出力するのか選択したり、どこでカットするかも自由に選択できますが、音楽用のアンプの場合は普通は出来ません。

チャンネルディバイダーなどで明示的に切り出す必要がありますが、普通の人はそんな物を持っていないでしょう。

もしSW010を音楽用途に使用して、キチンと調整しようとするつもりならば、チャンネルディバイダーは必須になってきます。

ですが、セットで購入する手間を考えると素直に上位機種を選んだ方が早いし、楽です。

ちなみに、ヤマハのサブウーファーでハイカットフィルターがついているのは。SWシリーズでは、このワンクラス上の製品であるSW200から上のプロダクトと云うことになります。
ですので、音楽をメインに考えているのなら、SW200以上のシリーズから選んだ方が、後々活用範囲は広がると思います。

ただ、映画用ならAVアンプ側でハイカット周波数を調整できるので全く問題ありません。

ボリュームが背面に回った件については、正直に言えばどうでもいいことです。
普通、スーパーウーファーのボリュームは一度調整してしまえば、ほとんどいじくることはありません。
もし、ソースによって頻繁にボリュームをいじることがあれば、それは根本的にスーパーウーファーの音量調整が間違っています。

SW010の低音の質に関してですが、低域成分が出ているなと言う感じで、とても質がいいと言えるような音質ではありません。
更に問題なのは、人間の可聴帯域の限界と言われる20hz付近の音は出すことが出来ません。

SW010の帯域は、130hz-30hzなので、楽器の低音は全てカバーできますが、いわゆる「超低音」といわれる領域はカバーできませんので、音と言うよりも「体に感じる」系統の音が出せないと考えてください。
なので、いわゆる「超低音が出せるサブウーファー」ではありません。

少なくとも低音の質と量はウーファーの場合、単純にスピーカーの大きさに比例してきます。
ウーファーは逆起電流を受け止めることの出来るよいアンプと直径の大きなウーファーが必要で、このあたりはある程度までは価格イコールのところがあるので、あまり大きな期待をしない方が良いと思います。

ざっくりですが、20hz付近をめざすのなら最低でも20センチ-25センチの直径をもつスピーカーでなければ困難でしょう。
欲を言えば30センチ以上は欲しいところですが、こうなると以前のウーファーであるSW800と同じように「巨大な」箱になってきます。

なので小さくて安くて素晴らしい物など存在しません。

しかしながら、小さいスピーカーであれば反応がよいので、いわゆる「スピードの速い」低音になります。対して大きなスピーカーは往々にして「音のスピード感」が落ちます。

こういった価格の安いウーファーは、映画を見る用途で、とにかくメインスピーカから出ない低域成分を改善もしくは補完するという目的で購入するべき物です。

このSW010はそういった目的なら、十分に使えます。

むしろ、今回はSW800という上位機種から落としても映画を見るという目的なら十分によい選択だったと思います。
コストパフォーマンスは最高に近く、なによりも家の中がコンパクトな筐体ですっきりしたのが嬉しいです。
[といっても四畳半や六畳間ではそれでも邪魔なくらい大きいと思いますが]

低音の質と量は落ちましたが、もともとほとんど使えない環境でしたので、これでちょうどいいくらいかと思います。
ただ、オートスタンバイが無いのはかなり痛手ですが、この価格なので致し方の無いことでしょう。

音楽を聴くという目的なら正直なくてもいいかなと思いますが、映画などの5.1CH環境ならとりあえず買っておいても後悔することは少ないです。中型のトールボーイクラスでもはっきりと下が強化されていることは分かります。

映画用でコンパクトな物を探している方はずばり買いです。
と云うよりも、ここまでコンパクトで安価なスーパーウーファーは他に選択肢がほとんどありません。

この製品は、日本の住宅事情にあっている製品だと思います。
僕の環境もそうですが、実際はよほど恵まれた場所でなければ、20-30hzの「ズーン」という体に響く重低音は出せませんので、そういう音が気兼ねせずに出せる環境にお住まいの方は、もっとよいスーパーウーファーを選択するべきだと思います。

僕のような割り切った使用用途なら、満足感はそれなりにあったと思います。








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登山用 ビクトリノックス・レザーマン ミニマルチツールを語る


まとめ
■マルチツールといえども「よく使う機能」はいくつかしかない
■各機能のひとつひとつの精度は、レザーマンが頭ひとつぬきんでている
■登山や日常の持ち運びを優先するのなら、ヴィクトリノックスから選べば間違いがない



 DSC04422.jpg


実は、ミニマルチツールマニアです。

この写真に写っていないヴィクトリノックスのクラシックもありますので、たぶんあと2-3個はあちこちにしまってあったり、バックパックにしまい込んでいたりします。

もっと大型のものもいくつかあるのですが、結局、しまい込んで使わないので、自己満足と言えばそれに近いです。
なので、より大型のサイズのマルチツールは仕事で使ったり、常備して特定の用途に使うという明確な目的がなければ、たいていはデスクの中で眠ったままになるのが落ちです。

しかも、ミニサイズとはいえ「軽犯罪法違反」で捕まるので、本当は車や家の鍵などにも持っては歩けません。
空港でも取り上げられます。

これに関しては、どうにも納得がいかないのですが、そういう風に決まってしまっていることなので、あくまで自己責任で使用すると云う事になります。
だいたいが、ロック機構のないナイフで人を傷つける方が難しく、そんなことをしても自分の手を切るのが関の山だと思うのですが・・・・

なんだかんだともう数十年もミニマルチツールを愛し続けているので、幾つか数が溜まってきましたが、それについて登山を絡めて書くとしても、ウルトラライト登山前提と云う事なら、以前の記事でオススメしているヴィクトリノックスのクラシックがほぼ決定版で、他に選択肢と云ったらクラシックにボールペンが足されているか、ライトが足されているかという位しかないので、以下の名称の物の中から選択すれば、ほぼ間違いありません。


[クラシック]ウルトラライト系のマルチツールならほぼ決定版。機能は最小限ですが、ほぼ全てまかなえます。21グラム


[クラシック シグネチャー]クラシックのツースピックを除いて、ボールペンを足した物。23グラム


[スイスライト]クラシックを基本に、LEDとピンセットを装備した物。


[シグネチャーライト]クラシックのツースピックとピンセットを省いて、ボールペンと白色LEDを追加した物。重量25グラム。

基本的にこれらのシリーズに共通しているのは、ハンドル長58ミリと云うことです。

僕もいろいろ待ち歩いてみましたが、結局のところ、最小のシリーズで十分に目的を果たすという結論に至りましたので、登山も日常もすべてこのシリーズになってしまいました。

このシリーズのバリエーションは、基本的にはクラシックの基本機能に対して、LEDとボールペンがついているかどうかと云う事ですが、ヴィクトリノックスの場合は、購入時によくよく見てみないと、これらの機能にプラスして+ドライバー入りの重くなった製品[マネジャーライト]も存在するので、間違えないように製品詳細説明を見てみないと誤って購入する可能性も高いと思います。

ちなみに僕は、最近のウルトラライト登山では、クラシックシグネチャーを持ち歩いています。これは防水メモ用紙を数枚念のために持ち歩くことにしたためで、ボールペンを必要としているからです。

日常使いも考慮するのなら、シグネチャーライトが一番使い勝手がイイと思います。
登山と兼用してもまったく問題ない、最高クラスの機能とバランスのとれた重量で推薦できます。


DSC04448.jpg


ここで少しマルチツールのうんちくを語っておきますが、LEDの色が選べるタイプの場合、実用度を重視するのなら白色LEDを選ぶと使い勝手があがります。
と云うのも、赤色と白色LEDの場合、元々の明るさが大きく違って、現行のヴィクトリノックスの白色LEDは驚くほど明るいからです。
日常のちょっとした明るさが欲しい場面では、この白色LEDでほとんどの場合すんでしまいます。

それに対して赤色LEDは、かなり暗いです。

ただし、山小屋やテントなどで必要する方もいるでしょうから、選択肢のひとつとしてはありですが、白色LEDの性能に触れてしまうと、あまりの明るさの違いに躊躇してしまうことも確かです。

またこれらのミニマルチツールに使われている電池は、リチウムボタン電池ですので基本的に耐低温特性が非常に優秀です。-40度くらいまでは動作可能でしょう。

ただし、注意点として覚えておいて欲しいのですが、最近アマゾンなどで売られている怪しげなボタン電池は登山などのシビアな用途の場合、事前にソニーやパナソニックなどの製品と入れ替えておいた方が良いかも知れません。

と云うのも、僕の数年にわたるテストでは、アマゾンの出所不明の格安ボタン電池は容量が少ないというか、性能が信頼できないというか、たとえ使用していなくても2-3年ほどで使用不能に陥っているからです。

なので登山などの場合は、突然使用できなくなるケースも十分に考えられます。

DSC04451.jpg 


長い間ライト付きのミニマルチツールを使い続けていますが、ソニーやパナソニック、マクセルなどの正規品ではこのような現象を一度たりとしてみたことはありません。
たいてい怪しげな電池でも、購入後の点灯テストはほぼクリアしますし、半年、一年スパンでは使えなくなったことはなく、機器にセットしての長期テストで問題が発生します。

こういった怪しげなボタン電池は格安ですし、とりあえずは使用できるので、町中での使用を推奨しておきます。

DSC04435-3.jpg



レザーマンのミニマルチツール


ミニ系のレザーマンで現在所有しているのは、スタイルCS、スタイルPS、マイクラと云うことになります。

ですが、ウルトラライト登山前提であれば、レザーマンは推奨しません。

機能の割に重量がかさむからです。レザーマンならではの利点は、プライヤーにしかありませんが、そのプライヤーを使う機会は登山ならごく限られてきます。
日常使用でも、そんなにプライヤーを使うかというと、やはり機会は限られていると思います。

確かに僕も何度か登山にテストで持ち込んでみましたが、取っ手を外したチタンカップを持つのに無理矢理使ったくらいで、特にレザーマンでなければならない作業は普通に考えたら、道具系のトラブル以外考えられませんが、プライヤーで直せるなどという故障はあまり想定できず、バイクや自転車などの方の為の機能と割り切って考えるべきだと思います。

他のブログなどを読んでいると、登山でのプライヤーの用途として針金で縛ったりするために使用する、とか書かれていたりしますが、そんな物は手で十分ですし、登山に持ち込む針金は細めなのが普通なので、手でねじ切ったり、場合によってはハサミでも十分に切断できます。
逆に言えば、手でねじ切ったり、ハサミで切断できない太さの針金を持ち込むことに意味はありません。

プライヤーが重要なのは「メカニック的な用途」に限られ、万能性はあるとはいえ、昭和の時代ならプラグを外したり、バイクのちょっとした修理に必ず必要なモノでしたが、自動車はもはや個人が直すところなどなくなってしまい、バイクも2スト規制がかかってインジェクションになり、以前と比べてプライヤーが使える部分は確実に減っています。

なので、レザーマンというのはウルトラライト登山で積極的に推薦する確たる理由がありません。

ただし、レザーマンのツールを使うと分かりますが、ひとつひとつの機能に対する精度というかギアとしての出来は高品質です。





マイクラで49グラム。メインはハサミで、多機能です。



スタイルCS44グラム。メインは、かなりしっかりと作られたハサミです。



スタイルPS42グラム。こちらのメインはプライヤー。おそらくレザーマンの製品の中で最も軽いミニツールです。

と、最小のマルチツールでも大台の40グラムを超えてきます。40グラムを超えてくると、持った瞬間にズッシリとした重みを感じますので、登山はもちろん日常使いでも正直に言って重すぎると感じます。

個人的には、持ち歩きが前提ならどう重くても30グラム台前半が我慢の限界です。

ただし、ヴィクトリノックスに対してハサミやナイフ部分の性能は優秀です。
ですが、ヴィクトリノックスが、例えば片手を負傷して、なんとか左手1つでナイフを引き出せるのに対して、レザーマンの方が動作が硬いため、そういった片手動作はおそらく難しいと思われます。
[マイクラならなんとか体の他の部分も使えば、片手動作可能です。スタイル系は重くて、片手では無理]

また、メイン機能のハサミやプライヤーはかなりしっかりとした物なのですが、ウルトラライト登山でこれほどのモノが必要かどうかと言うと、疑問符をつけざるを得ません。

ボールペンとライトに関しては、そもそもラインナップがひとつもなく、これらの機能が必要な場合は、最初から諦めざるをえませんし、昔の物と違って近年のバージョンアップしたレザーマンは全体的に「肉抜き加工」の穴が無数に開いているのですが、泥だらけにするような使い方の場合、ここに大量の泥とホコリがつまりやすく、メンテナンス性を悪化させ、乾いてこびりつかせてしまうと、ハブラシなどを持ち出して丁寧に掃除する必要があります。

■ナイフ
■はさみ
■ボールペン
■ツースピック
■マイナスドライバー
■LEDライト
■ピンセット[毛抜き]

僕がここ十年ほどで思い出してみても、日常使用を含めてせいぜい使ったのはこの機能だけで、他の機能は一度も使用したことはありません。
登山前提なら、ツースピックはまず使うことはありませんが、ピンセットは棘が刺さった場合を考えると、ないと厳しいのであれば便利な機能だと思います。

特に植物を取り扱う方はよく分かると思うのですが、予想もしないときに予想もしない植物の小さな棘が刺さるときがあるので、アウトドアではピンセット/とげ抜きはあった方が良いです。

本当は針とライターも必要なのですが、ナイフの先端で代用するか、短期の登山であればそのまま我慢して帰ってくると云う事も十分に考慮に値しますので、長期で過ごすのなら必須だと思いますが、短期なら省いても問題ありません。

余談になりますが、ピンセットの精度というか使い心地は、レザーマンのスタイル系に付属しているものがかなりよく出来ています。
同じレザーマンでも旧式のマイクラに付属している物は使いづらいですが、レザーマンのピンセットは先端が斜めにカットされていたりして、非常に精度がよく、使いやすいです。

DSC04433-2.jpg
左がレザーマン   スタイル系のピンセット 右がヴィクトリノックスのピンセット

なので僕は、スタイル系のピンセットをヴィクトリノックスのピンセットと入れ替えて使用しています。
出すときに少し手間取りますが、問題なくヴィクトリノックスにレザーマンのピンセットはセット可能ですが、ほんのわずかに緩いので、日常的に持ち歩くと落とす可能性もなきにしもあらずです。
なので、登山などの場合は使用する前に入れ替えた方が良いかも知れません。

と云うわけでヴィクトリノックスとレザーマンの最小クラスのツールで比較して考えてみましたが、ウルトラライト登山前提で考えるのなら、やはりヴィクトリノックスに軍配が上がります。
レザーマンのスタイル系の最も軽い物で実測値42グラムなので、これはヴィクトリノックスのクラシックと比べても、約2倍近い重さがあり、それでいて機能数では劣ります。

レザーマンは日常持ち歩くにしても、重量がありすぎて疲れます。

バイクや自転車も趣味として兼用している方ならいいのですが、登山や日常使いならヴィクトリノックスから選択するのが最も無難だと思います。

と云うのが、長年ミニマルチツールを持ち歩いた僕個人の結論です。


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ノースフェイス サイドアクセサリーポケットを愛用する

まとめ
■個人的にはかなりヒット商品
■内部にクッションがあり、スマホやデジカメやGPSなど、いろいろ入れられる
■ショルダーパッド装着時に、腕に当たらない


DSC04425.jpg

ノースフェイスというメーカーの買い方と云う記事でも少し書きましたが、ノースフェイスというメーカーは、掘り出し物のような優れた製品を突如としてひっそりと販売し、またすぐに消し去ってしまう不思議なメーカーです。

ですが、毎年毎年、あの乱雑なサイトをくまなく見ていると、これは凄いなという製品が「発掘」できるので、メーカーのサポートに電話していちいち重さを確認したり、実際にショップに見に行くという手間さえかければ、その後数年お世話になることも珍しくない優れた製品と出会うことが出来ます。

こういった宝探し的な要素が好きなことと、モンベルはデザインがアレなのですが、ノースフェイスは街着にも転用可能なので、いわゆるおしゃれ感は遙かに上だと感じています。
モンベルはどちらかというと「完全なウルトラライトを追求した製品」は愛用していますが、その他のものは比較的ノースフェイスから選ぶことも多いです。
ちなみに、登山用のズボンはミリタリー系で行かない冬の季節は、主にコロンビア派です。

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そんなミリタリー登山しない時期に購入して愛用しているのが、ノースフェイスのサイドアクセサリーポケットです。

残念ながら今は春から秋まではミリタリー低山登山なので、主に迷彩柄なのですが、「本気」の時はテラノバのレーサー20ウルトラライトバックパックと共にこちらを持ち出します。

他にも幾つか使ってみましたが、結局、このサイドアクセサリーポケットが一番使いやすいので、ショルダーパッドに装着するアクセサリーポケットは、こちらでほぼ固まってしまいました。

しかし、こちらのアクセサリーポケットも現行品ではいろいろと変わってしまい、ました。ですが、僕が愛用している理由となっている部分はあまり変わらないと思うので、参考になるかとは思います。

いわく、ポケットが腕に当たらないことと内部が広くて、電子機器などが余裕を持って入れられるという点です。
例えば、ノースフェイスの同じカメラポーチであるファイヤーフライなどは、小さすぎるのです。
これくらいギリギリの容量だと、他の物を入れるために転用することが難しくなります。

少し大きめのハイエンドデジカメなんかも入らなかったりするので、結局、タバコ入れになってしまっていたりします。

基本的にショルダーパッドなどの限られた場所に設置する物は、その面積の中で最大の効果を発揮するべきだと考えます。
しかし、大きすぎると腕に当たって非常に動きづらいため、デザインは考え抜かれた物がよいのです。

DSC04428.jpg

その点このサイドアクセサリーポケットは外側のポケットも活用すれば、デジカメにスマホ、タバコにライターくらいは余裕で入ってしまいます。
この余裕が素晴らしいのです。

これで僕の使っている旧型は重量わずか62グラムです。
ですが、新型の現行モデルはカタログ値で30グラムほど重量が増加し、縦は変わらないのですが、横幅は3.5センチほどスリムになっています。
たぶん収納力は若干劣ってしまったと考えられます。

重量増加の原因となる明確な理由は分かりませんが、内部のクッション材などが増加されたのかも知れません。

ウルトラライトな方ですと、いわゆる「サコッシュ」を使う方が多いと思いますが、正直、僕はサコッシュが「ずだ袋」に見えて仕方ないので、失礼ながら使用する気が全くありません。
それに、丹沢あたりでミリタリー系の人とすれ違うことはあっても、サコッシュをぶら下げた人など見たこともないのですが、いったい誰に需要がある物なんでしょうか。

ウルトラライト系のガチ派の方々を雑誌などで見かけると「衝撃的な姿」に圧倒されることも多いので、ああいった方々にはひとつのスタイルとして受け入れられている物なのかも知れません。

山の中でも衝撃的でしょうが、街で見かけたら走って逃げるレベルですからね。
メジャーな雑誌もあまりにガチな人は紹介しない方がいいんじゃないかと思います。

ただし、そこまでしてサコッシュはそれほど軽くないというか、例えばガレージメーカーの山と道やその他メーカーの重量を見ているとだいたい35-60グラム付近です。

物的には要するに横長のスタッフバッグにヒモやベルトを縫い付けて首から提げられるようにした物で、そもそもそこに皆さん何を入れているのかと思うのです。
あまりにも重い物を入れると疲れますし、行動食なんかそんな物にわざわざ入れる意味もないですし、地図なんかGPSを持っていればいいわけですし、別に地図程度ならサコッシュなんか必要もないと思うのです。

何が言いたいのかというと、同じようなグラムなら、今回紹介したようなサイドアクセサリーポケットの方が100倍役に立ちますよと云う事です。
DSC04429.jpg


そして、更に言いたいのは、ノースフェースのサイドアクセサリーポケットは、なかなか良く出来た製品だと云う事です。
デザインもよければ、実用度も高く、電子機器類から行動食、地図などもバッチリ入ってしまいます。
腕を振っても邪魔になることもないですし、ショルダーパッドに装着するので重さも軽減されたように感じます。

ただし、完全な防水性はありませんので、ジップロックなどを1枚中に入れておくと、安心です。

ぼくが丹沢あたりを歩いていても、ショルダーパッドにこういったポーチをつけている方は少ないですが、買うだけの価値はありますよといっておきます。

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防災用 Panasonic モバイルバッテリー USBモバイル電源スティックブースター

まとめ
■エネループ用のモバイル電源
■5V/0.5A確認
■いざというときの備えに最適
■実測値24グラムの軽量
■マンガン・アルカリ・リチウムは使用できない
■スマホなら単三2本で、約40-50%の充電が可能


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旧三洋のモバイルスティックブースターと言われていたものですが、今のはパナソニックブランドで同じものが売られています。

これは、エネループなどの単三充電池を使用して、スマホやモバイル機器に充電する為のスティックタイプの超軽量充電器です。
重さは実測値でわずか24グラムなので、いざというときに、単三充電池さえあればスマホやその他モバイル系機器の充電に使用することが出来ます。

簡易電圧計で測定したところ、公称値通り5V/0.5Aがしっかりとエネループ/ニッケル水素電池から供給されていることを確認できました。

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何故、モバイルバッテリーではなく、このようなスティックタイプの単三充電器を紹介するのかというと、こういった機器をひとつ所有しておくと、震災などの時に威力を発揮する可能性があるからです。
特に僕は、自宅に30本以上のエネループを所有しているため、こういった機器を用意しておくと、生命線であるスマホなどの通信機器の電力を確実に確保しておくことが可能だからです。

例えばこのUSBモバイル電源を使用すれば、だいたい単三4本でスマホを満充電にすることが可能です。
なので30本ですと、全部使用したとして、約7.5回分スマホを充電することが可能です。

ただ欠点は、市販のニッケル水素系充電池以外は使用できないと云う事です。
アルカリやマンガン、リチウム電池などは使用できず、エネループとエボルタなどのニッケル水素充電池専用品となります。
なので、震災時に慌ててコンビニに走ってもこれでスマホの電力を一時的に確保することは出来ません。
[充電済みのエボルタなどが打っていれば話は別ですが・・・]

自宅などで手元に保管しているエネループが余っていれば、簡単にスマホやその他機器に充電することが出来ます。
なので、モバイルバッテリーがなかったりした場合の最後の砦として機能する可能性もあります。

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しかもこのモバイルブースターは、5V0.5Aの電流供給なので、ipadなどの大電流を必要とするタブレットでなければ、基本的にスマホやデジカメ、イヤホンなどのあらゆるモバイル系機器に充電可能です。

これは0.5Aと云う最小の電流を供給するタイプなので、機器との相性が殆どないからです。

なので、エネループを自宅の機器に使用している人は、こういったUSB充電器を1本持っておくと応用範囲が広く、様々なな事に使えます。
しかも、以前に紹介したソーラーパネル充電器などと組み合わせると、更に応用範囲が広がります。

僕としては、このようなUSBモバイル電源が「必須」だとは言えませんし、出先で活用するために持ち歩くというのも市販のアルカリ電池が対応していない以上、絶対有用だともいえませんが、自宅においていざというときに備えるという意味では、なかなか有用な製品ではないかと思っています。

特に電池でスマホに充電するとなると「安定した製品」でないとなかなか難しいので、日本製のこういった製品は大きな信頼性を感じることが出来ます。

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僕も何度もテスト使用していますが、全く不安定なこともなく、しっかりとしたスイッチで確実に作動してくれるので、防災用を兼ねてこのようなUSB電源を確保しておくとよいかも知れません。

注記
先の東日本大震災時には、単三・単二・単一は関東圏でも全く手に入りませんでした。
あちこちコンビニや文房具を置いてある本屋を回ると、かろうじて単4電池は入手可能でした。
なので、単3と単1のエネループはある程度の数を揃えておくと、いざというときにいろいろと役に立ちます。



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ノースフェイスというメーカーの買い方



ノースフェイスというメーカーが結構好きで、いろいろ買い込んでいますが、ちょっと注意が必要なメーカーでもあるので、ここに書いておきます。


■いつの間にやら素材を変更してしまう
■廃盤になるのが非常に速い
■同じようなデザインのシャツの素材違いが何種類も発売するので違いが分からない
■カタログに重量を書いたり書かなかったりする[意味不明]



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ノースフェイスというメーカーは、年度によって素材をいきなり変更してきます。
なので、ここはよく注意しないと、無名の劣化素材をつかまされる可能性も高くなります。

一例を挙げると、既に廃盤になりましたが、インパルスフーディーという同社製の軽量ウィンドブレーカーにフードのついたものがあります。これは、僕が購入したときのベース素材は「pertex クァンタムGL」という有名ブランド素材でした。

あまりにも気に入ったので、確か翌年のセール時にもう1着予備を購入しておこうと好日山荘だかに出かけていったとき、素材を見て驚きました。
pertexのロゴはなく、ただのナイロンとだけ記されていました。

価格は変わらずに素材をブランド品から、無名のものに落としてコスト削減したとしか思えませんが、納得できなかったので、購入には至りませんでした。

おそらくですが、こう言ったことがよくあるメーカーのような気もします。
なので、ノースフェイスの製品を購入する場合は、素材のタグをよく見た方が良いです。

もうひとつ実例を挙げておきます。
ノースフェイスのサイドアクセサリーポケットというアイテムがあります。
これは、確かプロの登山家が製品開発に参加しているとかと云うことで、ショルダーパッドに取りつけるカメラや小物を入れる小型バッグなんですが、なかなか良く出来ていて、大きさも十分で、なおかつショルダーパッドにぶら下げても腕が当たらないようにデザインが工夫されているというものです。

このサイドアクセサリーポケットの最初期のものを気に入って使っていたのですが、当時はカラーがグレー1色しか展開されておらず、その後に多色展開が始まったので「ブラック」を買い直そうと、ショップに走ったのでした。

新型の実物を見て驚きました。
初期の製品では、「止水ジッパー」が使われていたのに、普通のジッパーになってしまっています。
精密部品のカメラを入れるために開発された製品なのにいつの間にか防水機能が取り除かれてしまっています。

これも初期の製品を持っていた人しか知らないことだと思います。

また、廃盤になったり、製品の仕様を一部変更するのが非常に多いメーカーなので、年度を跨いで購入する場合などは「本当に前年度と同じモデル」かよくよくカタログを見つめないと分かりません。
といっても最近は「紙のカタログ」を配布していないので、スクリーンショットを撮っておいたりしないと、前年度との変更点がよく分からないメーカーでもありますので、ノースフェイスの製品は、その年度に買った方が確実です。
次の年度の製品が素材やデザインが同じものだとは断言できないメーカーです。
それでいて、名前だけ引き継ぐことが多いので注意が必要です。

ノースフェイスの分かりづらいところは、似たようなデザインというか、ほぼ同じデザインで素材が違うものを出してくるので、これまた訳が分からなくなるメーカーでもあります。

特にひどいのが「シャツ」です。

■ショートスリーブ ストレッチグリッドジップアップ
■ショートスリーブハイブリッドマックスクルー
■ショートスリーブ アルファドライクルー
■ショートスリーブ アルファドライジップアップ
■ショートスリーブエンデューロクルー
■ショートスリーブマックスベントクルー
■ショートスリーブ ストレッチ グリッドクルー
■ショートスリーブ アルファドライ ハイブリッド クルー
■ショートスリーブ アルファドライ ジオメッシュ クルー
■ショートスリーブ アルファドライティー
■アルパインクルー
■ショートスリーブ ハイブリットデルタジップアップ
■ショートスリーブ アルファドライ アンペア ブイネック

登山に使えそうな半袖シャツの今期ラインナップを抜き出しただけでも、これだけのラインナップがあります。
選びたい放題と言えばその通りなんですが、もう訳が分かりません。

いったい何がどう違うのか、ちゃんと調べていたらいつまで経っても購入に踏み切れません。

僕はどちらかというとベースシャツはノースフェース派ですが、それでももう何が何だか分からなくなってきます。

一応、シャツはアルファドライのものとエンデューロクルーを使用していますが、ポリプロピレンを特殊な構造で編み込んだエンデューロクルーは、夏の汗には相当「効く」のは分かっているのですが、このシャツ、今期のものを見ると「縫い目」が胸のあたりに来てしまっています。

コレが相当に違和感があるのです。

で、エンデューロクルーでも年度によっては縫い目が胸のあたりに来ていないものもあったりしているので、何着か同じモデルを年度違いで購入して、比べて初めて分かるというものです。

対して、最近ノースフェイスが多用している「アルファドライ」は、これも「汗冷え」には相当効きますが、エンデューロの方が着用していて不快感は明らかに少ないです。

このように様々な新素材を大量に投入してくるメーカーなので、テストして気に入っても次の年にはなかったり、また新素材に変更されていたりと、本当に忙しいメーカーです。

登山などに使うモノは、ある程度のテストを通過すると、個人的にはあまり次から次へと試したくないので、もう少し落ち着いた製品開発を望みたいと思っています。

と云うわけで、ノースフェースの製品は買い方が、もっとも難しいメーカーのひとつだと思っています。
モンベルはデザインがアレなんで、ノースフェイスは貴重なメーカーだと思うのですが、もう少し節度が欲しいですね。

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