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2017年01月の記事一覧

【まとめ】MSR パックタオル 登山用スポーツタオルの徹底テスト【ナノ・パーソナル・オリジナル・ウルトラライト】  


まとめ
■最強スポーツ用速乾性タオルは「オリジナル」


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登山やスポーツ用の軽量速乾性タオルのテスト記事です。

もっとも有名なスポーツ用速乾性タオルがMSRのパックタオルとなりますが、最近少しラインナップが変わり、リュクスタオルというパイル地のポリエステル・ナイロン混紡素材の速乾性タオルが増えたりしています。今回は高級感あふれる肌触り優先のリュクスは除いてチェックします。

なので、以前からMSRを代表する4つの速乾性タオルをテストすることになります。
これらの速乾性タオルの実際の能力を比較したいと思います。
(なお、テストの正確性については保証しません。あくまで個人が同一環境にてチェックしていると云うことになります。)

【MSRパックタオル基本について】

基本性能

比較対照とするのはMSRの以下の速乾性タオル4種類で、すべてSサイズを基本としています。

MSRパックタオルの基本的な性能ですが、まずサイズが同じSサイズと行っても大きさがまちまちで、かなり違うのが分かると思います。最大サイズのナノと比較すると最小サイズのパーソナルは実に3倍以上大きさが違います。

上図では重要と思われる部分は赤字にしておきましたが、大きさに関してはパーソナルとオリジナルは実際の使用後のサイズはほぼ同じサイズです。
おそらくオリジナルに関しては1度洗うと多少「縮む」のだと思われます。

抗菌性能に関しては「ナノ」と「パーソナル」のみが持っている機能となります。
長期で使われる可能性の高い方は重視しても良いと思います。


■ナノ 抗菌 水分吸収公称2倍
薄めのハンカチです。質感は布の感覚があります。

■パーソナル 抗菌 水分吸収公称4倍
厚めです。肌触りは最もタオルに近く、使いやすいです。
素材:
ポリエステル85%、ナイロン15%

■オリジナル 水分吸収公称10倍
厚めです。質感はフェルトに近く、あまり肌触りが良いものではありませんが洗うと改善します
素材:ビスコース

■ウルトラライト 水分吸収公称4倍

薄いです。ペラペラの紙に近い質感ですが、洗うと多少布っぽくなります。最も軽いタオルです。
素材:ポリエステル70%、ナイロン30%

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パーソナルの初回洗濯時の色落ちはこの程度です。うっすらと緑の色が載っています。

【色落ちに関して】

少なくとも今回のテストで色落ちした物は「パーソナル」のみでした。

激しく色落ちすると云うよりも水を張ったボウルが「うっすらと色づく」程度のものでしたが、それでも使用数回程度は他の洗濯物とは別にして「手洗い」して色落ちが落ち着くまで待つ必要があります。
他のMSRタオルに関しては色落ちはまったくありませんでしたが、もしかすると素材の色によっても違う可能性がありますので、一回目の洗濯は手洗いで別途様子を見た方が確実だと思います。


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ナノ拡大画像 とにかく薄いです。
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パーソナル拡大画像。厚手です。
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ウルトラライトです。フェルトのようですが。1度洗うと布に近い風合いになります。
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ナノと同じ薄さのウルトラライトです。こちらも1度洗うと「紙」のような質感が薄れてきます。

【MSRパックタオルの肌触りと風合いの変化について】

1度洗濯すると風合いが変化して肌触りが良くなる傾向があります。
MSRタオルの中でも購入直後は「オリジナル」と「ウルトラライト」に関しては肌触りは最悪で、タオルと云うよりもオリジナルなどはフェルトに近く、ウルトラライトは紙のような手触りとなります。

ナノはどちらかというとほぼハンカチに近い手触りとなり、タオルとして考えるとパーソナルが最も良い手触りなのですがこちらはすべすべした優しい手触りとなっています。

ただし、1度洗濯すると最悪の手触りのオリジナルやウルトラライトなどもかなり肌触りが変化して普通に使えるレベルになりますので、購入するためにさわりに行っても
あまりその感触は信用できるものではなく、1度洗濯して風合いの変化を見る必要があります。

個人的な感想で云えば、さすがにパーソナルはタオルとして使いやすいと思いますが、性能重視であればフェルトのような手触りのオリジナルもそんなに悪い物ではないと思います。

なので結論としては1度洗えばだいぶ風合いが変わるのでそれを確認してからの判断が必要だと云う事です。

【 MSRパックタオル水分吸収テスト】

こちらのテストは単純です。1度洗ったタオルに水分をタップリと含ませ、それをぶら下げた状態で水滴がポタポタと落ちなくなった時点での重さを量っています。
ただし、あまり時間をかけてしまうと乾いてきてしまうので最大5分までとしています。
この重さをそのパックタオルの最大水分吸収量としています。
基本

メーカーのテストとは違うので一概には言えませんが、公称値を上回っているのは「ナノ」のみとなります。
例えばパーソナルは自重の4倍ということですが、実際のテストでの吸収量は2.8倍となります。

オリジナルに至ってはカタログ値で10倍の性能なので約190グラムの水分を吸収できる計算にななりますが、実際は約半分の5.4倍の吸収量となります。

こちらのテストで最も性能が低いのが「ウルトラライト」になります。
50グラムすら水分を吸えないので、水分吸収性能は低いといえるでしょう。

その点では公称値とは違うとはいえ「オリジナル」は100グラム以上の水分を一気に吸えるのでフィールドにおける性能は最強だといえます。


【MSRパックタオル脱水テスト】

フィールドでのテストを再現する物なので、脱水機などは使わずに単純に両手でぞうきんを絞るようにグイグイ絞っています。
その直後に重さを計測しています。


脱水性能

脱水テストの結果、最も高い性能を持つのが「オリジナル」です。

手で絞っただけで87%の水分が抜けてしまいます。
逆にもっとも水が抜けにくいのはウルトラライトで約56%なので半分程度しか水分を絞ることができません。

脱水性能が高いと云うことは、フィールドにおいて簡単に機能を回復させることができるという事を意味しますので、大変重要な指標となります。

ハッキリもうしあげて「速乾性能」より重要な性能で、こちらの性能が高いと云うことは水分を拭ってまた絞り、即使えると言うことになりますのでこの数値は高ければ高い方が有利です。

テスト結果から云えば「オリジナル」がイチオシで、次点で「パーソナル」の性能が高めです。


【MSR乾燥テスト】

こちらは単にエアコンのある部屋の風の当たらない位置にぶら下げておくだけです。
手で絞った状態ですのでフィールドテストに近い状況を再現しています。
室温は23.7度。湿度は35%でした。30分ごとに重さを量っています。


乾燥テスト

どのタオルも完全乾燥まで2時間から2時間45分で乾燥しています。
薄めのナノやウルトラライトと厚手のオリジナルやパーソナルでも完全乾燥まで30分程度しか変わらなかったのは意外な結果でした。

各タオルで最初の水分量が最大14グラム違うわけですが、完全乾燥までの時間には大きな変化はありませんでした。

水分量が1グラムに達した時点でも触るとかなり湿り気があるので、これも意外でしたが、ここまで来るとこの環境なら30分程度で完全乾燥しました。

この速乾性能であるのなら厳しいフィールドでも半日もあれば乾くのでは無いかと思われます。
乾燥性能に関してはどれも驚くほどの大差無しというのが今回のテストからの結論となりますので、登山などはもちろんのこと旅行などの用途でも十分に使えるモノだと思います。


キャプチャ


【MSRパックタオル徹底テストまとめ】

■ナノ 抗菌 水分吸収実測値2.2倍
脱水性能は65%で第3位。そこそこといったところですが、乾燥テストは2時間15分です。

■パーソナル 抗菌 水分吸収実測値2.8倍
脱水性能は70%。ようするに手で絞った段階で機能の7割を回復します。乾燥テスト2時間35分。

■オリジナル 水分吸収実質値5.4倍
脱水性能は86%で第1位。水分吸収量も桁外れです。乾燥テストは最下位ですが、パーソナルと実質的に10分程度しか変わりません。乾燥時間は2時間45分。

■ウルトラライト 水分吸収実質値2.9倍
脱水性能は最低の56%。乾燥テストは第1位ですが、あまりにも性能が低いという結論です。乾燥時間は2時間。


こちらのテストの結果からイチオシは「MSRパックタオル オリジナル」とさせて頂きます。
水分は一気に100グラム以上吸収でき、脱水性能もピカイチで、もっとも速く乾くウルトラライト比較してもその間全乾燥までの時間は45分程度しか変わりません。

オリジナルは肌触りがあまりよくありませんが、、ウルトラライトもそうとうに悪いので、このあたりは「性能重視」ということで納得できる部分だと考えています。

市販の速乾性タオルの中でも性能はずば抜けているといいうのがオリジナルの評価となります。

次点で柔らかな質感の良い「パーソナル」を推薦しておきます。
こちらも脱水性能が高く、絞ってすぐ使える性能と肌触りの良さが両立しているバランスの良さがあると思います。

ウルトラライトとナノに関しては元の性能があまり高くないので、購入する場合は用途をよくよく絞った方が良いのではないかと思われます。

ここまでテストして分かりましたが、「薄い生地のタオル」はあまり性能が良くありません。
とにかく絞りにくく、水分もすぐに飽和してしまう感覚が有り、シビアな環境で連続して使うには適しません。
特段の理由が無ければ「薄くて軽い」タオルは性能的に問題が多いので、用途がハッキリとしている場合以外は購入は慎重になった方が良いかも知れません。

そういう意味では「オリジナル」と「パーソナル」の性能はいかなる場合でも十分に発揮できると思います。


参考サイト MSR公式

www.e-mot.co.jp




オリジナルです。サイズ選択に注意して下さい

パーソナルです。

薄手のナノです。ほとんどハンカチです。

ウルトラライトです。

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category: ウルトラライト登山/装備

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新ブログを立ち上げました 【まとめ】中華イヤホン&ヘッドホンとDAPのレビュー【辛口】  



キャプチャ

最近、更に雑多なブログになってきましたので、もう少しライトに「イヤホンやヘッドホン」を紹介したいと云う事で、新しいブログを立ち上げることにしました。

まだ記事数は少ないですが、少しずつ拡充させていきたいと思っています。

新ブログのタイトルは


【まとめ】中華イヤホン&ヘッドホンとDAPのレビュー【辛口】

catwalk1101earphone.hatenadiary.jp



と申します。

独断と偏見のたいしたブログではありませんが、興味のある方はどうぞよろしくお願い致します。


luna-luna



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category: 中華イヤホン・中華DAP

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【レビュー】 SoundPEATS/サウンドピーツ P4 Bluetoothスピーカー IPX4 防水10W  


まとめ
■ひさびさの駄作
■買うべき理由が何も無し
■鈍器として使った方がいいかもしれない


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サウンドピーツという中国のセレクトショップから発売された新型のBluetoothスピーカーです。
手の平サイズよりも大きなミドルサイズのスピーカとなります。

僕はこのサイトでもよく「サウンドピーツ」の製品をオススメしていますが、サウンドピーツというのは中華製品のセレクトショップのようなものでAmazonにて多数の製品を販売していますが、さすがに「目の付け所がよく」こちらの販社で扱う製品はハズレが少ないと云う事がいえると思います。

それは僕がこのサイトでもサウンドピーツの製品を幾つも紹介しているので分かる方は分かるのでは無いかと勝手に拝察していますが、本当にこのショップのセレクトした製品は良いものが多いのです。
特にコスパに優れ、良質な音響製品が数多いのは偶然では無く、このショップの見識の高さの表れだろうと思います。

たとえばAmazonで活躍する中華セレクトショップは数が多いのですが、大手ではECtechnologyやMPOW、ankerなどがあります。これらの大手ショップは無数の製品を扱う中で多数の凡庸な製品が混じることも多いと感じています。
ある意味致し方の無いことなのですが、それでも保証などの良さを除けば無条件でこのショップの取り扱いならある程度信頼できるというまでにはなかなか至りません。

そんな中ではこのサウンドピーツという会社は「ハズレ率が恐ろしく低い」という希有なショップのひとつです。
これぞセレクトショップというだけの選択眼を感じます。

今年の念頭においてもBluetoothまとめの中でBluetoothスピーカはこちらのサウンドピーツのP2とP3を推奨させて頂きましたが、こちらは自信を持って押せるだけの「音質」があり、この音の製品がこの価格なら「買い」を推奨させて頂いていたりするわけです。

そんな中で発売されたのがサウンドピーツの新型BluetoothスピーカーであるP4です。

型番からいえばP3の後継のように見えますが外観から判断すると全く別なOEM元の製品で新しい製品だと思います。
というわけで型番は継続していますがP2やP3あたりとは別物のスピーカーとなります。

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【パッケージを開けた瞬間に平手打ちを食らう】
まずこのスピーカはIPX4の耐水スピーカーです。
にもかかわらずパッケージを開けて現物を手に取った瞬間に不意に横から見知らぬ人に平手打ちを2.3発喰らわせられたかのように驚きました。

なんと外装が「布張り」です。

お風呂で使うかもしれないのに「布張り」。これがまず信じられません。
化学繊維系だと思うのですがどうして布張りにしたのか問い詰めたい気分です。

【アナウンスの音声がバカでかい】
電源を入れて鳴り響く馬鹿でかいアナウンスの音声に思わずスピーカーを握りしめたまま席を立ちました。

毛布で包もうと思ったくらいです。

最大音量かと言わんばかりの馬鹿でかいアナウンスの音声に軽く殺意を覚えます。

ちなみにこの音声は音量変更できません。
ほとんど自宅テロに近いです。
深夜などは使えません。

【音が悪い】
低音が出ないのはこのサイズなので致し方ないのです。
低音が少ないなどどそんなことは不満に思ってません。
ですがそれ以前に素の音質が悪すぎます。

中高音が濁っていて話になりません。
スピーカーなので音が悪いというのはもう存在している価値がありません。

しかも無指向性と云いながら単に背面にスピーカーを付けただけなのでなんだか音の広がりもおかしいです。
もしかするとドライバ同士で低音も打ち消しあってしまっているかも知れません。

【タッチパネルの操作がイラッとくる】
唯一の物理ボタンである電源ボタンが再生停止ボタンを兼ねているのですが、これがなぜか底面に設置されているので、音楽を止めようと思ったらスマホをいじるかいちいちひっくり返してボタンを押す必要があります。

更にタッチパネル操作なのですが、これの反応が悪く、誤作動の連続でまともに機能していません。

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【P4のまとめ】
とにかく操作も音も全てが納得いくような代物ではなく、2017年初頭にいきなりスピーカーと云うよりも「鈍器」として使った方が役に立つんじゃないかというようなダメスピーカを掴みました。

中華メーカーはとんでもない製品を発売することがありますが、このスピーカーが正にそれで、褒めるところがひとつも無いという驚くべきスピーカです。
あまりのダメっぷりに逆に清々しい気持ちにすらなります。そういう意味でなら雲ひとつない青空のようなスピーカかもしれません。

僕も奢っていたのか、ちょっと油断していましたが、まさかあのサウンドピーツからこんなゴミのようなスピーカーが発売するとは思わなかったため、手にとってちょっとバットで殴られたような気持ちにすらなったものです。
これが中華の恐ろしさと再認識させられるある意味素晴らしい製品でゴミの王様みたいなスピーカーでもあります。

最後に一言言っておきますが、絶対にこんな物を購入してはいけません。

参考記事
【防水スピーカー】SoundPEATS/サウンドピーツ Bluetooth スピーカー IP65防水防塵仕様 耐衝撃 P2【レビュー】  



これが驚異のダメスピーカーP4です。

こっちP3です。これは凄く良いです。




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category: Bluetoothスピーカ・Bluetoothヘッドホン

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プリマロフトについて ■アメリカ軍の要請で開発された合成マイクロファイバー素材■  



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アウトドア向けの化繊素材としてもっとも著名な素材にプリマロフトがあります。
インサレーションジャケットの内部断熱材に使われる化繊素材で最近使用するウェアが増えてきています。

もともと1983年にアメリカ陸軍の要請によりナティック米陸軍研究所からalbany社にアプローチされて開発された防水性合成マイクロファイバー断熱材です。
それまで米陸軍で使用されていたウールは濡れても保温性があるので重宝されましたが、重く濡れても乾きにくいなどのデメリットがありました。

ダウンは高コストで有り、なおかつ濡れに非常に弱いという特性があり、米軍の寝袋の代替として開発要請された素材としては不適格でした。
世界的な戦場で戦う米軍は「あらゆる天候と地形に適応する汎用的な性能」が求められていたのです。

新素材の開発目標としては、「重量・圧縮性能・保温性」を維持した高性能合成断熱素材を開発することだったのです。

特に「濡れても保温性能を維持する」と云うことは重要な項目でした。

プリマロフト合成断熱素材はそれらの開発目標を高いレベルでクリアし、特に「濡れても98%の保温能力を維持する」素材です。

そういう経緯で開発されたプリマロフトは「ダウンと同等とかダウンの8倍の暖かさ」などのキャッチコピーで瞬く間に広まったのですが、プリマロフトにはそこまでの性能はありません。



【プリマロフトのメリット】
■化繊素材の中ではトップクラスの能力がある
■素材が水分を含まないので速乾性がある
■ウールなどと比較すると軽い

【プリマロフトのデメリット】
■圧縮するとヘタレ易い
■ダウンと比較すると重い



化繊素材なので着用しているうちに素材が潰れクセがついて保温能力は落ちていきます。
化繊素材もダウンと同様に潰さずに妙なクセを付けないように保管する必要がありますが、着用状態でも保温能力は劣化していきますのである程度の能力低下は許容範囲として受け入れるしかありません。

ただし、長期使用における保温能力の低下についてはあきらかにダウンよりも少ないのでラフな用途には向いているといえます。

【プリマロフトのグレードについて】
近年、プリマロフトの名称変更が行われたようです。
これに伴い以下のように呼称が変わっています。

プリマロフトワン→プリマロフトゴールド
プリマロフトスポーツ→プリマロフトシルバー
プリマロフトエコ→プリマロフトエコ

能力的には「濡れたときの保温性能」に違いがあり、ゴールドは98%。シルバーは85%の保温性のを維持するようです。

【プリマロフトの保温能力】

ダウンの8倍などという情報があちこちに書かれていますが、とてもそんな性能はありません。
もしそんな素材が本当にあるとすれば価格の高いダウンなどメーカーが使うメリットがありません。

最近では登山用の高性能ダウンジャケットの一部に封入したダウンを撥水加工して濡れや湿気で能力を一気に失ってしまうダウンの性能低下を防ごうという動きがありますが、ここまでしてダウンを使用するのはその驚異的な保温能力のためです。

もう一度書きますが、現状ではダウンに及ぶ保温能力を持った化繊素材は存在しません。

ダウンはフィルパワーがあるので同列に計測するのが難しいのですが、データによれば850FPダウンの3割程度の能力しかないのが最高レベルの化繊素材であるプリマロフトワンの実際の能力値です。

ほぼ最高峰のプリマロフトワンですらこの程度の能力なので、同程度もしくは類似した市販される化繊素材のすべては同等もしくはこれ以下の能力しか持たないと言いきってしまっても良いと思われます。


【プリマロフトとダウンの決定的な違いについて】

もう既におわかりだと思いますが、暖かさで云えばプリマロフトはダウンの3割程度の暖かさが有りますが、着用や保管におけるヘタレや寿命に関してはダウンよりも明らかに良いです。

それでも化繊素材はクセがつきやすくヘタレ易いので保管には気を遣います。

能力的にダウンと同じような暖かさの衣服を作るためには単純に表面素材が同じなら重さも3倍になります。

更に決定的なのは一度濡れたらそう簡単には乾かないというのがダウンの最大の欠点で有り、この点では化繊素材であるプリマロフトが有利です。
フィールドでダウンを濡らせばまず乾かすことは不可能ですが、プリマロフトなら問題なく乾かすことも可能です。

また、プリマロフトは完全に濡れても保温能力がゼロにはならないため、濡れたらアウトのダウンを大きく凌ぎます。


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【プリマロフトを使用した代表的なウェア】

■ECWCS GEN3 LEVEL7
僕は毎年冬になるとプリマロフトワンを封入したECWCS GEN3 LEVEL7をよく着ていますが、正直に書くと「そんなに驚くほど暖かくない」というのが本音となります。
化繊のポリエステルがタップリ詰まったN3Bフライトジャケットなどと比べてしまうと「寒い」くらいです。
N3Bの本物はあまりにも重いので気軽に羽織れる代物ではありませんが、暖かさで云えば圧倒的にN3Bの方が性能が高いです。

もともとLEVEL7はかなりゆったりとした衣服なのですがシャツの上に普通にはおれるように普段よりもワンサイズ落としたXSサイズを購入しました。
サイズ的にはちょうど良いのですが、着用している感覚からすると「普通の化繊」感覚です。
(ちなみにLEVEL7のXSサイズは偽物といっているサイトもあるようですが、キチンと存在します)

ちなみにジャケットの表面素材がEPICを使用したものでなければ防水性は皆無です。
あくまで合成素材なので水分を含まないと云うだけで濡れないというわけではありません。

■パタゴニア ナノパフジャケット
化繊でもっとも有名なアウトドア保温ジャケットと云えばパタゴニアのナノパフが上げられます。
こちらはプリマロフト・ゴールドを使用していますので濡れても98%の保温性能を維持できます。

ナノパフジャケットは化繊素材にして相変わらずの価格の高さで、諸手を挙げてオススメできる物ではありません。
せめてもう少し価格が安ければと思います。

■ノースフェイス ホワイトランニングジャケット
僕が所有している物ではノースフェイスのホワイトランニングジャケットがプリマロフトエコを使用しています。

ペラペラのシート状の素材なので保温性能はかなり低いのですが、その軽さとコンパクトさは驚異的ですらあります。


【プリマロフトのまとめ】

実際にプリマロフトの衣服を着用しても「劇的に暖かい」などと云うことはありません。

同じ気温で着用感を比較するともう圧倒的にダウンの方が暖かい感覚はしますので、化繊素材の中では優秀なのでしょうが革命的な素材だとは言いがたい部分を感じることも事実です。
確かに数値上の能力は高いのだと思いますが、着用した瞬間にさすがプリマロフトだとは云いにくいのであまり過大な期待を抱くべきではないと感じています。

この点ではあくまで化繊素材の能力向上を図った延長線上にある素材です。

ただ、プリマロフトのバリエーションの1つにプリマロフトをシート上に薄く加工したプリマロフト・エコと云われる素材がありますが、こちらは個人的に大変評価しています。

薄い布状なので軽く、速乾性は高く、なおかつ最初から加工済みなので長期使用や圧縮時の素材のヘタレにも強いと思われます。

とても薄くて軽い素材でデッドエアを含む量も小さいため決して暖かいものではありませんが、こちらを巧く活用した衣服は登山などのアウトドアでは劇的なパワーを発揮するところがあります。


参考記事
ノースフェースの超軽量化繊ホワイトランニングジャケット 低山登山では最強かも?  


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ECWCS GEN3 LEVEL7です。プリマロフトワンを使用しています。

パタゴニアのナノパフです。


プリマロフト・エコを使用しています。


THE NORTH FACE(ノースフェイス) White Running Jacket [ホワイトランニングジャケット] (メンズ) NY31661

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感想(0件)

プリマロフト・エコを使用しています。





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category: ミリタリー低山登山

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【レビュー】 HD650/massdrop 6XX ゼンハイザーのリファレンスヘッドホン 【現代の名機】  


まとめ
■デジタルアンプで鳴らすべき
■現代の再生基準
■名機中の名機


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2003年に発売された「モニターヘッドホン」として純然たる地位を築いた現代のICONともいうべきヘッドホンがゼンハイザーのHD650となります。

もう既に発売以来10年以上が経過しました。こう言ったアナログの器機は急激に進化すると云うことがないのですが、それでも10年以上もの長きにわたりラインナップに君臨し続けるというのは至難の業となります。

そのごく限られたヘッドホンの1つがゼンハイザーのHD650です。

じつは僕はこのHD650を2006年あたりに一度購入しているのですが「音が退屈」という理由で3ヶ月ほどで手放しています。
この時の購入価格は覚えていませんが、当時は今ほどヘッドホンが盛り上がっていなかったのでトップクラスのハイエンドヘッドホンでも10万円位がハイエンドの価格帯でしたので、それから比較すると高価ではあっても価格は安めだったことは確かです。

今は人気が出たため、ヘッドホンの世界もドンドンとぼったくりが始まり今では10万円を超える製品は数多く出ていますが、当時を知っているものとしては愕然とする訳です。

美音で解像度優先ならSTAXがありました。最高峰の007でだいたい15万円程度となり静電型なので専用のドライバーが必要なのですが、とても美しい音でジャンルは選びますがいまでも007を超える滑らかな音は簡単には聞くことが出来ません。

ダイナミック型のドライバーを使用したヘッドホンとしてHD650は当時でも最高レベルの音質が確保されていた物です。
もちろん価格でHD650を超えるヘッドホンも幾つか出ていましたが、音を聞く限りでは、650を超えていたものはなかったと思います。

オーディオ機器というのは進化のスピードが大変に遅く、新型が旧モデルを必ず超えているわけではありません。
なので650を開発したゼンハイザー自身でもその後のHD800/700あたりでも「確実に超えた」とは言いがたい部分さえあると思います。

【6xxの購入動機】

10年ぶりでHD650を買い直したわけですが、これはまったくの勢いでした。

ぼくはヘッドホンにモニター系の音質を求めているわけではないので、帯域バランスが良いのは分かるのですが、音が眠いというのが絶えられず手放してしまいましたが、今回、プラチナガジェットの管理人さんから連絡がありmassdropでHD650が6xxという名称となりカラー違いで販売されるという事を聞きつけ、それならということで買い直した物です。

実質的に6xxは650と色違いの同一品だと判断しています。

650と6xxで高域側の特性が少し変化しているのですが、特性グラフを計測した状況が分からないためとほんのわずかな相違なので誤差の範囲と云う事でそれほど神経質になる必要はありません。

キャプチャ

【HD650の音質】

650を一言で言うのならその特徴は「フラットバランス」にあります。
DF補正というスピーカーで云う所の試聴位置で特性をフラットにした理想的な帯域バランスを持つ極めて優秀な性能のヘッドホンなのですが、むしろここが問題で、このおかげで「音がつまらない」という特徴があります。

ピュアの人間では常識的なことなのですが、特性上優れた性能を持つほど「音は退屈」になるというジレンマがあります。

特にこの650は高域が弱いので特に音が地味になりがちです。
世界的に見ても日本人は高域強めの音を好むという特徴があり、650のハイ下がり気味の傾向ではそのことを強く感じて当然です。

しかも、650は元々のエッジが非常にマイルドなので音のチューニングそのものが長時間リスニング向けとなっています。
このチューニングがどういうことをもたらすかと云われればアンプの選択により「音が眠い」という現象をもたらすことが多くなります。

特に真空管やアナログプリアンプの性質の良いものを通せば通すほどこの傾向が強くなることに注意が必要です。

そうなるとフラットバランスで退屈な音がして、ハイ下がりで音の粒立ちが弱いところに更に音のエッジが丸くなるということになり、人によってはヴェールがかかった音に感じたり音が眠かったり、更につまらない音に感じることが多くなります。

元々名機中の名機と言われるヘッドホンですが、プレイヤーやアンプをかなり選ぶと云う事で、鳴らすことが難しいヘッドホンだ云う事はいえますが、650に関しては基本的なキャラクターはエッジが柔らかく入り、帯域バランスの優秀さは群を抜く出来映えですが、高域はハイ下がり気味の音となります。

全体的なドライバーの傾向はほんのわずかにウォーム側傾いたニュートラル系ですが、音そのものは一級品です。

【650を巧く鳴らすために】

この650が出た当初は当然アンプはアナログ全盛期なので比較的眠くて退屈な音がしたのはある意味致し方ないのですが、特に650の価値に気がついて高級なアンプをおごった人ほど前評判とは違う音に驚いたかも知れません。

650の真価を発揮させるためには、このヘッドホンには「エッジが立ちまくって少し音の荒れたデジタルアンプ」をあてがう方が結果的には好ましい音がすると判断しています。

通常僕はヘッドホンにはデジタルアンプをつかうな、といっていますが、その理由は「音が荒れる」からです。
デジタルアンプの性質上、エッジが立ち気味になるので、よく作り込んだ背景の静かなデジタルアンプほど特にヘッドホンには向きません。

ですがこの650に関してだけは「積極的に音の荒れた鮮烈な解像度のデジタルアンプ」をつかえと、いっておきます。
エッジの柔らかな音を好む僕にとっては異例の意見なのですが、音を聞く限りではHD650にはもっとも尖鋭な音がするデジタルアンプの方があっています。

また、DACに関しては「響きの少ない」カチッとしたサウンドキャラクターのものと組み合わせるべきでしょう。

イコライザーを入れて調整する場合は高域を少し上げて調整するとより音の粒立ちが改善するので試してみる価値はあると思います。

【HD650/6xxのまとめ】

驚くべき事にこの650は送り出し機器がデジタルの時代になって「よりよく音が鳴る」という不思議な事になっています。

普通に考えるとデジタルがアナログを凌ぐのは結構面倒なのですが、この650に関してはデジタルを積極的に使う方が音の粒立ちが出てきて、なおかつエッジが立つので聞きやすくなります。

かつての名機ですが、いまでも特性的にはこのヘッドホンをしのぐものはほとんどありません。
アナログ系のアンプで疑問を感じていた方ほど、HD650はデジタル直結で音を聞きなおしていただきたいと僕は考えています。

今僕はDP-X1というCDとパワーアンプを直結したような音の荒れたデジタルアンプで6xxの音を聞いていますが、たとえばグラドのヘッドホンはエッジが立ちすぎて耳障りな音を出すので聞いていられないのですが、まったく驚くことにX1で650を聞くとエッジの立ち方がちょうど良く0なっているのです。

アナログで合わないアンプを聞いていたときのような「ベール」が消え、HD650の良い部分が引き出されてきます。

これは元々が長時間向けのチューニングでエッジが柔らかく優しい音がするという650のある意味良い部分を殺していることにもなるのですが、それでもこの650にはストレートでエッジの立ちまくったデジタルアンプをあてがう必要があると僕は感じています。

僕にとってはちょっとあり得ない結論なのですが、デジタルアンプがヘッドホンと相性が合う希有な例だといえるでしょう。

むしろ熟練のオーディオマニアほどデジタルを避ける傾向があるので、そういった方々は650とデジタルアンプを聞き直す必要が出てきています。

さすがの名機中の名機であるヘッドホンですので、これを持ってヘッドホンの旅を終わらせてもいいくらいだと感じています。
少なくとも平凡なヘッドホンを幾つ購入してもこの音を超えるのはそう簡単なことではないのは間違いないでしょう。

デジタル時代になってHD650にむしろ時代が追いついたというのは僕が感じていることになります。

こちらのヘッドホンは良いも悪いもなく、モニター系のヘッドホンとしては唯一無二の存在で、音の基準となるべき存在となります。

まさに現代のリファレンスにふさわしいヘッドホンの名機中の名機、それがHD650/ massdrop 6xxです。

参考記事
デジタルアンプでヘッドホンを聞いてはいけない デジタルプレイヤー/DAPの問題を書く  

参考サイト

catwalk1101earphone.hatenadiary.jp






こちらは並行輸入です。

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【レビュー】旅行用トラベルボディバッグ パタゴニア・LWショルダースリングバッグ/ボディバッグ【超軽量】  


まとめ
■ちょっと使いづらい
■用途をかなり選ぶ
■本当のサブバッグ用途


DSC09379-1.jpg

こちらは2014年に廃盤となったパタゴニアのライトウェイ・トラベルスリングバッグとなります。
現在ではもう既に売られていませんので、どうしても欲しい場合は「中古」で探す必要が出てきます。

僕はこちらのライトウェイトショルダーバッグを「旅行用」として購入し使ってきましたが、かなり
クセのある製品で誰にでも進められるような汎用性の高い製品ではないので欲しい方は用途をよくよく考えた方が良いです。

パタゴニアのショルダーバッグはいままで2種類のラインナップが有り、超軽量のライトウェイトショルダーバッグと生地の分厚いしっかりとした作りの「アトム」があります。
今ではパタゴニアのショルダーバッグ系は「アトム」のみとなってしまいましたが、パタゴニアに問い合わせたところ2017年度もライトウェイトショルダーバッグの方は再生産の予定はありませんのでこのまま「廃盤」となる可能性がとても高いです。

【LWショルダースリングバッグ】


旅行用のポケッタブルスリングバッグなので、手の平サイズとまでは行きませんが内部に縫い付けられたポケットに収納すると手の平よりも少し大きめくらいのサイズとなります。
重さは実測値で161グラムとなりますので、そうとうに軽いです。

素材は基本的に30デニールのシルナイロン製で生地はリップストップ加工が施されています。

肩にかけるためのショルダーストラップの他にウエストベルトもついていますので完全に背中で固定することも出来るようになっています。
すぐに使う必要がないときは固定すると背中部分で滑らないので簡易なリュックのようにも使えます。

僕はクルマでの移動のために購入したので、ウエストベルトの方は使わずに、そのまま右肩に引っかけてクルマに乗るときはそのままショルダーストラップを引っ張ってお腹の方に回して必要なものをとりだして使用しています。

【注意点】
■右肩専用です。基本的に右利きの方が使う為の専用設計となっています。
■とにかく生地が薄く、電子機器を収納するのには要注意です。
■ポケッタブルで保管して、いざ使うときは「シワシワ」で安っぽい

【ポリウレタンコーティングの劣化について】

こちらのシルナイロン生地裏側の一部に防水性を高めるためのポリウレタンコーティングが施されています。
このコーティングが保存状態などにより剥がれてきます。
これは経年劣化でどうしようもなく、どんなに大事に使っていてもべた付きと臭い、ハゲは避けることが出来ません。

屋外使用のアウトドア用品と云う事もありますが後生大事に保管するよりも使い倒してしまうべき製品で、10年は間違いなく持ちません。
この症状はレインウェアなども含めてPUコーティングが施された製品は必ず出る症状で修理は不可能です。

べた付きなどが出た段階で「重曹」等を使って洗濯することにより多少は抑えられるようでパタゴニアに問い合わせても非公式ながら重曹での対応を勧められます。
ただし治るわけではないのであくまで一時的な対応になります。

逆にPUコーティングは塩素に弱いので、剥がしてしまう場合は塩素系漂白剤に付けてしまうのも方法のひとつです。
僕も試してみたことはありますが完全に綺麗に剥がすのは結構難しく時間もかかるのであまりオススメできる方法ではありません。

PUコーティングが剥がれかかった時点で生地はテロンテロンとなり、かなりくたびれ感が出てくることも確かなのですが、だからといって使えなくなるわけではありません。

レインウェアならこの時点で機能を失いますが、こう言ったバッグ系はそもそも完全防水ではないのでPUコーティングが綺麗に剥がれてべた付きもなくなればそれはそれで使えないことはありません。

【中古購入時の注意点つにいて】


未使用、もしくは未使用に近い製品を購入した方が良いでしょう。
持ち歩いて使うモノなので特段のこだわりがなければカラーはダーク系の方が圧倒的に汚れが目立ちませんのでオススメです。

51_pSdQGYBL.jpg
廃番になったライトウェイト・スリングバッグの方はこんな感じで使います。

【まとめ】

とにかくこのライトウェイトスリングバッグは「用途を選ぶ」ので、購入を考えている場合は注意する必要があります。

登山する方がよくつかうグラナイトギアなどのシルナイロン製スタッフバッグにスリングを付けただけと云えば付けただけの製品なので、衣服などの柔らかい物を中に入れるのならいいのですが、問題なのはカメラやスマホなどの電子機器で、こういったものは何かの保護袋に入れないと中でガチャガチャと当たって傷がつきます。

電子機器がひとつだけなら外部にポケットがひとつあるのでそこに入れれば良いので問題ないのですが、ふたつ以上は何か工夫しないといけません。

30Dのシルナイロンなので中身に尖った物などがあると1発で破れるのでそういった点も注意が必要です。

僕は元々ドライブなどの旅行用に購入しましたが、使いやすかったかと云われれば「とにかく気を遣うので面倒」とはいえます。

生地の厚みは2倍以上は欲しかったところですし、中身の仕切りも欲しかったというのが実感ですが、それではライトウェイトのポケッタブル仕様という当初の設計思想から離れていくので意味がありませんが、旅行先でメインのバッグからサッととりだして必要なものだけを放り込んで散歩するなどと云う用途の為に作られた物なので、そういう短時間のちょっとした使い方がもっとも威力を発揮する使用方法だと思われます。

僕の使用では電子機器を2.3個そのまま放り込むことが出来ないのでこの点が納得できませんが、買ってしまったのでなんだかんだといいながら結構ボロボロになるまで使っていますので、決して悪い物ではないと思います。
ですが、硬い物をガンガン詰め込んでスタッフバックを何枚も破いてきた人間として「そうとうに注意しながら使っている」のも確かなので手放しではオススメできない物です。

たぶんこれがダメになったら次はパタゴニアのより丈夫なアトムの方を試してみようかなという思いが強いので、あくまで旅行用のボストンバックなどに放り込んでおき、現地でちょっとした移動の時に必要なものを入れて使うという製品だと思います。

こちらのライトウェイトの方はキチンと使用目的が思い浮かぶのならとても良い軽量バックだと思います。

旅行用だけでなく、自転車やランニングなどにも使えるのではないかと思ったりもしますが、中古でしか手に入らないのでそれなりの安値で探せると思いますので、ひとつ用意しておくのも悪くないかも知れません。

ただ明確な目的がなければサブバッグとしては重いのですが、より頑丈なパタゴニアのアトムの方を最初から購入することを勧めておきます。


こちらはアトムの方です

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こちらもアトムです。








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【まとめ】 2016年Bluetoothイヤホン/スピーカーのオススメ  

 
DSC09378-1.jpg

2016年のBluetooth系の音響機器について簡単にまとめておきます。
昨年はまとめを行いましたが、今年は個別で主要な機器に関しては既に記事にしてあったので総括しないつもりでしたが、リクエストを頂きましたので急遽まとめておきます。

【2016年度Bluetooth機器について】

現況のBluetooth v4規格での音質は既にかなり完成されて来ているという印象を持っています。

なので、2015年から比較すると音質的にはかなり向上していますので、既にこのブログで紹介されたイヤホンやスピーカーを所有しているのなら買い換える必要性は限りなく薄くなっています。
壊れたり、用途別に持ちたいというのでない限り無理に購入する必要は既にありません。

世間ではBluetooth v5規格が策定されていますので、よりビットレートの向上したv5の規格が出始めるまではもう音質的に劇的な向上というのは見込めないかも知れません。

またこのブログで取り扱っているのが5000円以下の格安中華を中心にしていますが、僕の考えでは2-3万のBluetooth機器にはそれだけの魅力がないと云うことも考えの中に有るのも事実です。

理由としては、そこまでの金額を出すのなら「面倒だが有線の音響機器」を使う方が遙かに高音質だからです。
やはり現況のV4規格ではどうしても音質的に限界が有り、どうせ次々に最新規格が立ち上がるのですぐに古くなる可能性のあるBluetoothではより安くより高音質な物があればそれで満足するべきだと思っています。

【Bluetoothノイズキャンセリング機器】

これはもう既にBOSE以外のメーカーは論外です。
何年も前からBOSEだけが進化している状況ですが、そのBOSEもノイズキャンセリング技術では既に音質的には足踏み状態です

BOSE以外のその他メーカーはすべて「購入してはいけません」

というのもノイズキャンセル周りの特許を軒並みBOSEが取得してしまっているため、他社が参入できないのが現実です。
SONYやオーディオテクニカ、DrByドレなど、すべてノイズまみれでなおかつノイズキャンセルも弱い、というのが本当の姿です。

この為BOSEのノイキャン機器は価格が高止まりしていますが、能力から考えると致し方ないといえます。

ノイキャン機器をしっかりと使い倒したいのなら無理をしてでもBOSEを購入するのが正解です。
他社製をつかいたい場合は、盛大なバックノイズにガマンして使う必要が出てきますので注意して下さい。

ノイズキャンセルイヤホンなら最高峰です。

【Bluetoothイヤホン】
これはQCY社のQY19が低価格中華では最高峰の出来映えで、いまのところこれを凌ぐ音質を持ったBluetoothイヤホンは存在しません。
モニター系の音質で帯域バランスもとても優れていて、これがあれば他のBluetoothはいらないてでしょう。

QY19を使用して音質がシャカシャカする場合はイヤーピースが合っていません。
イヤーピースがかなり重要なので丁寧に左右の耳に合わせると良いでしょう。

先ほども述べましたがBluetoothで数万のイヤホンなど存在価値がかなり疑問なので、どうしても欲しい場合や音が気に入った等という理由がなければ不必要だと云うのが僕の認識です。
Bluetooth規格そのものがまだ音質的に不満が大きいため散財はオススメできません。
格安品で音質の良いものを使い倒す方が余程満足感があると思います。

なお、低音がもう少し欲しいという場合はバランスが低音よりになったQY8を購入すると良いでしょう。
特に騒音のうるさい外で使うケースが多い時はQY8の方が音が良く聞こえる場合があります。
これは低音がかなり増強されているので外の騒音に対して低音が負けづらいという理由によります。

ハードコードタイプならMPOWのCheetahが2016年にアップデートされ新型に改良されましたので更に音が良くなりました。
前作が躍動感のある音だったのですが、アップデートで少しニュートラルになりました。

最後に今話題のアップルの完全無線BluetoothイヤホンであるAirPodについて僕の見解を書いておきます。
こんな物は音質的には絶対にいいはずがないので騙されないようにして下さい。

完全無線イヤホンに関してはまだ技術的に熟れていないのか、普通のBluetoothイヤホンよりも音質は落ちます。
しかも現状のV4規格で高音質など出せるはずがありません。

これは規格そのものが持つ問題なのでアップルが解決できる問題ではありません。

QY19です。

低音が強めのQY8です

スポーツ用の短時間ハードコードタイプならもっとも良い音質です。付けたり外したりが多い方向けです。

【Bluetoothスピーカー】
こちらは手の平サイズのスピーカーならサウンドピーツのP2がとりあえずの最高峰だと思います。
これがあれば当分他の手の平サイズのBluetoothスピーカーは必要ないでしょう。

音質がずば抜けて良くなっています。

中高音域に透明感があり、このサイズのBluetoothスピーカーとしては異例なほどの音質です。

音量に関しては6畳間程度では最大音量に出来ませんので普通に使う分には問題ないかと思いますが、アウトドアでは不満がある可能性もあります。
ただし、このサイズなので低音はほとんどでません。

サウンドピーツから2倍以上の大きさになったP3も発売されていますが、こちらは僕がまだ使っていないのでなんとも言えませんが、おそらく問題ないのではないかと考えています。

P2と同じ5Wのフルレンジドライバー2発を搭載するアクティブスピーカーなので、P2がステレオになったという理解で良いでしょう。
IP65防水なのでアウトドア使用でもベストな選択となる可能性が高いです。

低価格ということでならとりあえずこちらを選択しておくというのも有りだと思います。
アウトドア向けなので気を遣わないというのも大きいです。

なお、中華製ではVAVAというメーカーがかなり高音質なBluetoothスピーカーを発売していますが、1万越えの製品なので「自宅での据え置き用途」で高音質で楽しみたいという方向けだと思います。
2016年度の高級中華スピーカーではもっとも注目と話題を集めた製品となります。

このVAVAに関してはちょっと気になったのが音を聞くだけではDSP処理された音質に聞こえるのですが、少し音に広がりが出て悪くない物です。
重低音は出ませんが低音はかなりブーストされていますので、出過ぎるくらいとなります。

自宅でしっかりと高音質で聞きたいというのなら選択肢の中に入れても良いと考えています。

ただ1万出すのならそのままSONYというのも良い考えです。

僕もSONYのポータブルスピーカーの1世代前のタイプを使っていますが、さすがに不満がないです。
VAVAと比較すると低音はでませんが、VAVAはパッシヴウーファーとDSP処理で無理矢理低音を出しているではないかと思いますので自然なサウンドという点ではSONYのスピーカーに1日の長があります。


P2です。

より大きな音量で聞きたい場合はP3を。5Wを2発搭載です。

VAVAのスピーカーです。低音がかなりでます。2016年度の中華製高級スピーカーとしてはかなり好評で注目されていた物です。

こちらもVAVAです。こちらの方が大きいですが、持ち運びには向きません。

SONYのポータブルです。音質や性能は問題なく、さすがのSONYを感じられる製品です。

【Bluetooth音響機器まとめ】

2015年からは大幅に進化しましたが、イヤホン系に関しては2017年度に大きく進化するかどうかかなり疑問です。
16年にQY19が発売され、低価格品としてはかなりのバランスと音質で決定版と言ってしまっても良いと思われます。

断言は出来ませんがBluetoothバージョン4規格上では完成形に近づいていると思います。

たいしてBluetoothスピーカーは底辺の底は上がってきていますが、レベルはまだ玉石混合です。
数が多いので結論を出すのは困難ですが、とりあえずP2系を選択すれば応用範囲が広いと思いますが、話題になったVAVAのようにクオリティも高く、低音もガンガン出るスピーカもありますので、これと言ったオススメは難しいところがあります。





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