ブログなんかめんどくせえよ

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ホラー映画を簡単に体験できる方法 ヤマビル登山編

ホラー映画を簡単に体験できます。

関東の方なら、特に簡単です。
ただし、ものすごく恐ろしいので単独ではオススメしません。必ず二人以上で、実行してください。

場所は、丹沢山系。辺室山、三峰山、高畑山、仏果山、焼山などなど。できる限り、宮ヶ瀬湖に近いところがいいです。
季節は、3月から11月くらいまでで、特に6-8月の雨上がり、もしくは小雨などが降っているときは絶好の時期です。
数百のヒルが襲いかかってきます。とても人間が足を踏み入れる様な場所ではありません。

正に西洋のホラー映画そのもので、映画を実体験でトレースすることができます。


 





ここからは僕の実体験です。

2年前の7月のとある日、僕は彼女と丹沢の三峰山にウルトラライトハイキングをするつもりで出かけました。

大山の周辺の山ですが、手前の鐘が嶽などにも前年の冬に登っていましたので、途中までの工程は一緒でした。しかも標高934メートルと手頃な高さで、登りがいもあるような気がしました。

駐車場から、登山口までの林道歩きが、2キロほどと長いので少し疲れますが、いったん登山口にとりついてしまえば、山頂までの距離もまたそれほどなく、適度にアスレチック系のおもしろそうな山に思えたのです。

その為、当日を楽しみに三峰山登山を計画しました。

登山口に行き着くまでの間、祝日にもかかわらず、人が全く居ないため、なんかおかしいなと言う感じはありました。
しかし、大山や鍋割山のようなメジャールートとはとても言えないようなマイナーな山なので、特に気にすることもなく、静かな林道歩きを満喫しながら、心の中では、ラッキーくらいにしか思わず、微風の吹く夏の林道をゆっくりとおしゃべりしながら、進んでいきました。

そして、林道の終点にある廃キャンプ場跡地につき、トイレを済ませ、登山口にある警告の書かれた古い木製の看板を過ぎ、コンクリート舗装の道路からやっと山道らしくなったところを進んでいくと、その先には、軽い鎖場がいくつかあり、軽い緊張感と共になかなか変化に富んだ山だなと、感心していました。

更に、数百メートルほど進んだとき、そのときは唐突にやってきました。


「きゃああああああーーーー」


突然、彼女の悲鳴が、狭い樹林地帯の山間に響き渡りました。広沢寺から歩き、廃キャンプ跡地の登山口から400メートルほど奥まった場所で、いくつかの鎖場を抜け、ちょうど小さな木橋の上で枯れ葉をどけてリュックを下ろし休憩しているところでした。

突然彼女が悲鳴を上げ、立ち上がり叫んでいます。

「ヒル、ヒル、ヒル」と、僕はとっさに彼女の足下を見ました。

それは、今まで見たことのない光景でした。

彼女の足には、既に数十匹のヒルがとりつき、いままさに靴と靴下の隙間から入り込もうとしているところでした。

「落ち着け。落ち着け」声をかけながら駆け寄り、とにかく彼女の足にとりついている無数のヒルをはたいたり、つまんだりして取り除きました。その最中、ふと自分の足を見ると、何十匹ものヒルが、やはり靴と靴下の隙間からモゾモゾと入り込もうとしています。

「あぁぁぁぁっ。ヒルが、ヒルが」

ですが、ぶるぶる震えている彼女の足にとりついているヒルを取り除く方が優先です。僕も自分の両足にとつりいて靴の中に入っていくヒルを横目に、必死で彼女の足のヒルを取り除きました。

その最中、ふと周りの地面を見渡すと、もう辺り一面からヒルが立ち上がって、こちらにものすごいスピードで歩み寄ってきています。おそらく数百匹は居たと思います。地面に落ちた枯れ葉がゆらゆらと動いていました。

まるで地面から湧き出てきているようで、恐ろしい光景でした。たぶん、一生忘れることはないでしょう。

「やばい、やばいぞ、逃げろ、逃げるんだ」


もはやその声は絶叫に変わっていました。とりあえず、地面に置いていたリュックを取り上げると、それにも数は少ないですが、ヒルがとりついています。彼女のリュックを取り上げ、ざっと点検してヒルを払い落として渡しました。


「走れ、走るんだ」


登山口までの数百メートルを全力疾走しました。その最中に、ふと、このスピードで移動していれば足には取り付けないな」と思いましたが、その考えは数十歩で打ち砕かれました。

また10匹ほどが新たに靴にとりついて登ってきています。

なぜだ!?

このスピードで走っているのに、どうやってヒルが登ってくるのか訳が分かりませんでした。


「ダメだ、走ってもヒルが靴に付いてる。手で払い落としながら前に進め」と、彼女に声をかけました。

彼女は泣きながら前を走っていました。

元来た道を引き返し、軽い鎖場を超え、廃キャンプ跡地の舗装された林道の終点までたどり着いたとき、安堵感が沸き起こりました。人間の土地に帰ってきたように感じたのです。

ですが、僕の靴の中に消えていった無数のヒルたちのことを思うと、居ても経っても居られません。道路の真ん中で、リュックを放り投げるように下ろすと、まず靴を脱ぎました。


彼女にも同じ事を指示すると、即座に僕は彼女の靴下を脱がせ、先ほど取りきれなかったヒルを靴下から払い落としました。
幸いなことに彼女は用心深いので、ストッキングを着用していたため、吸血被害には遭いませんでした。タイツではダメですが、ストッキングの細かな編み目が邪魔して、ヒルの口が皮膚まで届かないのです。

ストッキングのおかげで、彼女の被害は1カ所で済みました。ストッキングのすぐ上の腰部分にまるまると太ったヒルがとりついていました。大丈夫、落ち着いてといいながら、僕はそのヒルをタオルではたき落としました。

その後は、僕の足にとりついたヒルを退治しました。
大量のヒルが靴下にとりついていたので、愕然としましたが、恐れていても埒があかず、これを取り除く以外に方法がありません。僕は、一番厚手のトレッキング用の靴下を履いていましたが、ヒルには何の効果もなく、靴下を脱ぐと至る所から出血していました。


とりあえずそこでは一通りざっと点検し、取り除くと、リュックを拾い上げてそのまま100メートルほど移動します。

そこでまたゆっくりとお互いの全身を点検しました。ここで移動しないと、取り払ったヒルが再度とりついてきてしまうからです。

数が数匹程度なら、タバコの火などで何とか始末できますが、この数だと、そんなことはしていられません。それに登山靴で踏みつぶしても死なないのです。

ようやくほっと一息安堵したのは、二度目の点検でヒルを確認できなかったときです。ようやくの安堵感でした。


それにしても、丹沢の山ピル被害は有名ですが、舐めていました。まさかこれほどの数が襲いかかってくるとは夢にも思いませんでした。いままで一匹二匹なら靴にとりつかれたことはあるのですが、そんなレベルではなかったです。もちろん、ヤマビル忌避剤など一切効果がありません。あんな物は気休めです。

というわけで、ホラー映画を実体験してしまいました。
ホラー映画ファンの方がいれば、ぜひ、行かれてみてください。ただし、生半可な覚悟では無理かと・・・

あと、行きに撮った以外の写真はありません。残念ながら写真を撮る余裕はどこにもなかったです・・・・
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