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登山用 ビクトリノックス・レザーマン ミニマルチツールを語る  


まとめ
■マルチツールといえども「よく使う機能」はいくつかしかない
■各機能のひとつひとつの精度は、レザーマンが頭ひとつぬきんでている
■登山や日常の持ち運びを優先するのなら、ヴィクトリノックスから選べば間違いがない



 DSC04422.jpg


実は、ミニマルチツールマニアです。

この写真に写っていないヴィクトリノックスのクラシックもありますので、たぶんあと2-3個はあちこちにしまってあったり、バックパックにしまい込んでいたりします。

もっと大型のものもいくつかあるのですが、結局、しまい込んで使わないので、自己満足と言えばそれに近いです。
なので、より大型のサイズのマルチツールは仕事で使ったり、常備して特定の用途に使うという明確な目的がなければ、たいていはデスクの中で眠ったままになるのが落ちです。

しかも、ミニサイズとはいえ「軽犯罪法違反」で捕まるので、本当は車や家の鍵などにも持っては歩けません。
空港でも取り上げられます。

これに関しては、どうにも納得がいかないのですが、そういう風に決まってしまっていることなので、あくまで自己責任で使用すると云う事になります。
だいたいが、ロック機構のないナイフで人を傷つける方が難しく、そんなことをしても自分の手を切るのが関の山だと思うのですが・・・・

なんだかんだともう数十年もミニマルチツールを愛し続けているので、幾つか数が溜まってきましたが、それについて登山を絡めて書くとしても、ウルトラライト登山前提と云う事なら、以前の記事でオススメしているヴィクトリノックスのクラシックがほぼ決定版で、他に選択肢と云ったらクラシックにボールペンが足されているか、ライトが足されているかという位しかないので、以下の名称の物の中から選択すれば、ほぼ間違いありません。


[クラシック]ウルトラライト系のマルチツールならほぼ決定版。機能は最小限ですが、ほぼ全てまかなえます。21グラム


[クラシック シグネチャー]クラシックのツースピックを除いて、ボールペンを足した物。23グラム


[スイスライト]クラシックを基本に、LEDとピンセットを装備した物。


[シグネチャーライト]クラシックのツースピックとピンセットを省いて、ボールペンと白色LEDを追加した物。重量25グラム。

基本的にこれらのシリーズに共通しているのは、ハンドル長58ミリと云うことです。

僕もいろいろ待ち歩いてみましたが、結局のところ、最小のシリーズで十分に目的を果たすという結論に至りましたので、登山も日常もすべてこのシリーズになってしまいました。

このシリーズのバリエーションは、基本的にはクラシックの基本機能に対して、LEDとボールペンがついているかどうかと云う事ですが、ヴィクトリノックスの場合は、購入時によくよく見てみないと、これらの機能にプラスして+ドライバー入りの重くなった製品[マネジャーライト]も存在するので、間違えないように製品詳細説明を見てみないと誤って購入する可能性も高いと思います。

ちなみに僕は、最近のウルトラライト登山では、クラシックシグネチャーを持ち歩いています。これは防水メモ用紙を数枚念のために持ち歩くことにしたためで、ボールペンを必要としているからです。

日常使いも考慮するのなら、シグネチャーライトが一番使い勝手がイイと思います。
登山と兼用してもまったく問題ない、最高クラスの機能とバランスのとれた重量で推薦できます。


DSC04448.jpg


ここで少しマルチツールのうんちくを語っておきますが、LEDの色が選べるタイプの場合、実用度を重視するのなら白色LEDを選ぶと使い勝手があがります。
と云うのも、赤色と白色LEDの場合、元々の明るさが大きく違って、現行のヴィクトリノックスの白色LEDは驚くほど明るいからです。
日常のちょっとした明るさが欲しい場面では、この白色LEDでほとんどの場合すんでしまいます。

それに対して赤色LEDは、かなり暗いです。

ただし、山小屋やテントなどで必要する方もいるでしょうから、選択肢のひとつとしてはありですが、白色LEDの性能に触れてしまうと、あまりの明るさの違いに躊躇してしまうことも確かです。

またこれらのミニマルチツールに使われている電池は、リチウムボタン電池ですので基本的に耐低温特性が非常に優秀です。-40度くらいまでは動作可能でしょう。

ただし、注意点として覚えておいて欲しいのですが、最近アマゾンなどで売られている怪しげなボタン電池は登山などのシビアな用途の場合、事前にソニーやパナソニックなどの製品と入れ替えておいた方が良いかも知れません。

と云うのも、僕の数年にわたるテストでは、アマゾンの出所不明の格安ボタン電池は容量が少ないというか、性能が信頼できないというか、たとえ使用していなくても2-3年ほどで使用不能に陥っているからです。

なので登山などの場合は、突然使用できなくなるケースも十分に考えられます。

DSC04451.jpg 


長い間ライト付きのミニマルチツールを使い続けていますが、ソニーやパナソニック、マクセルなどの正規品ではこのような現象を一度たりとしてみたことはありません。
たいてい怪しげな電池でも、購入後の点灯テストはほぼクリアしますし、半年、一年スパンでは使えなくなったことはなく、機器にセットしての長期テストで問題が発生します。

こういった怪しげなボタン電池は格安ですし、とりあえずは使用できるので、町中での使用を推奨しておきます。

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レザーマンのミニマルチツール


ミニ系のレザーマンで現在所有しているのは、スタイルCS、スタイルPS、マイクラと云うことになります。

ですが、ウルトラライト登山前提であれば、レザーマンは推奨しません。

機能の割に重量がかさむからです。レザーマンならではの利点は、プライヤーにしかありませんが、そのプライヤーを使う機会は登山ならごく限られてきます。
日常使用でも、そんなにプライヤーを使うかというと、やはり機会は限られていると思います。

確かに僕も何度か登山にテストで持ち込んでみましたが、取っ手を外したチタンカップを持つのに無理矢理使ったくらいで、特にレザーマンでなければならない作業は普通に考えたら、道具系のトラブル以外考えられませんが、プライヤーで直せるなどという故障はあまり想定できず、バイクや自転車などの方の為の機能と割り切って考えるべきだと思います。

他のブログなどを読んでいると、登山でのプライヤーの用途として針金で縛ったりするために使用する、とか書かれていたりしますが、そんな物は手で十分ですし、登山に持ち込む針金は細めなのが普通なので、手でねじ切ったり、場合によってはハサミでも十分に切断できます。
逆に言えば、手でねじ切ったり、ハサミで切断できない太さの針金を持ち込むことに意味はありません。

プライヤーが重要なのは「メカニック的な用途」に限られ、万能性はあるとはいえ、昭和の時代ならプラグを外したり、バイクのちょっとした修理に必ず必要なモノでしたが、自動車はもはや個人が直すところなどなくなってしまい、バイクも2スト規制がかかってインジェクションになり、以前と比べてプライヤーが使える部分は確実に減っています。

なので、レザーマンというのはウルトラライト登山で積極的に推薦する確たる理由がありません。

ただし、レザーマンのツールを使うと分かりますが、ひとつひとつの機能に対する精度というかギアとしての出来は高品質です。





マイクラで49グラム。メインはハサミで、多機能です。



スタイルCS44グラム。メインは、かなりしっかりと作られたハサミです。



スタイルPS42グラム。こちらのメインはプライヤー。おそらくレザーマンの製品の中で最も軽いミニツールです。

と、最小のマルチツールでも大台の40グラムを超えてきます。40グラムを超えてくると、持った瞬間にズッシリとした重みを感じますので、登山はもちろん日常使いでも正直に言って重すぎると感じます。

個人的には、持ち歩きが前提ならどう重くても30グラム台前半が我慢の限界です。

ただし、ヴィクトリノックスに対してハサミやナイフ部分の性能は優秀です。
ですが、ヴィクトリノックスが、例えば片手を負傷して、なんとか左手1つでナイフを引き出せるのに対して、レザーマンの方が動作が硬いため、そういった片手動作はおそらく難しいと思われます。
[マイクラならなんとか体の他の部分も使えば、片手動作可能です。スタイル系は重くて、片手では無理]

また、メイン機能のハサミやプライヤーはかなりしっかりとした物なのですが、ウルトラライト登山でこれほどのモノが必要かどうかと言うと、疑問符をつけざるを得ません。

ボールペンとライトに関しては、そもそもラインナップがひとつもなく、これらの機能が必要な場合は、最初から諦めざるをえませんし、昔の物と違って近年のバージョンアップしたレザーマンは全体的に「肉抜き加工」の穴が無数に開いているのですが、泥だらけにするような使い方の場合、ここに大量の泥とホコリがつまりやすく、メンテナンス性を悪化させ、乾いてこびりつかせてしまうと、ハブラシなどを持ち出して丁寧に掃除する必要があります。

■ナイフ
■はさみ
■ボールペン
■ツースピック
■マイナスドライバー
■LEDライト
■ピンセット[毛抜き]

僕がここ十年ほどで思い出してみても、日常使用を含めてせいぜい使ったのはこの機能だけで、他の機能は一度も使用したことはありません。
登山前提なら、ツースピックはまず使うことはありませんが、ピンセットは棘が刺さった場合を考えると、ないと厳しいのであれば便利な機能だと思います。

特に植物を取り扱う方はよく分かると思うのですが、予想もしないときに予想もしない植物の小さな棘が刺さるときがあるので、アウトドアではピンセット/とげ抜きはあった方が良いです。

本当は針とライターも必要なのですが、ナイフの先端で代用するか、短期の登山であればそのまま我慢して帰ってくると云う事も十分に考慮に値しますので、長期で過ごすのなら必須だと思いますが、短期なら省いても問題ありません。

余談になりますが、ピンセットの精度というか使い心地は、レザーマンのスタイル系に付属しているものがかなりよく出来ています。
同じレザーマンでも旧式のマイクラに付属している物は使いづらいですが、レザーマンのピンセットは先端が斜めにカットされていたりして、非常に精度がよく、使いやすいです。

DSC04433-2.jpg
左がレザーマン   スタイル系のピンセット 右がヴィクトリノックスのピンセット

なので僕は、スタイル系のピンセットをヴィクトリノックスのピンセットと入れ替えて使用しています。
出すときに少し手間取りますが、問題なくヴィクトリノックスにレザーマンのピンセットはセット可能ですが、ほんのわずかに緩いので、日常的に持ち歩くと落とす可能性もなきにしもあらずです。
なので、登山などの場合は使用する前に入れ替えた方が良いかも知れません。

と云うわけでヴィクトリノックスとレザーマンの最小クラスのツールで比較して考えてみましたが、ウルトラライト登山前提で考えるのなら、やはりヴィクトリノックスに軍配が上がります。
レザーマンのスタイル系の最も軽い物で実測値42グラムなので、これはヴィクトリノックスのクラシックと比べても、約2倍近い重さがあり、それでいて機能数では劣ります。

レザーマンは日常持ち歩くにしても、重量がありすぎて疲れます。

バイクや自転車も趣味として兼用している方ならいいのですが、登山や日常使いならヴィクトリノックスから選択するのが最も無難だと思います。

と云うのが、長年ミニマルチツールを持ち歩いた僕個人の結論です。


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