ブログなんかめんどくせえよ

低山ウルトラライト登山/トレッキング/ハイキング専門です。なので装備や道具[ギアグッズ]のレビューは偏っています。防災を兼ねたアウトドア系サバイバルグッズやデジタル関係、モバイルバッテリー・ミリタリー系も大好物です。最近はBluetooth中華イヤホンや防水スピーカーもです。PS4とXboxOneはFPS系が多いです。(無断転載不許可です。)
ブログなんかめんどくせえよ TOP  >  Mac & パソコン >  CherryMX軸の研究  メカニカルキーボード赤軸・青軸・黒軸・茶軸をスイッチ特性からオススメする

CherryMX軸の研究  メカニカルキーボード赤軸・青軸・黒軸・茶軸をスイッチ特性からオススメする

最近、メカニカルキーボードに嵌まりましたので、cherryMX軸の各特性を考察したことを掲載しておきます。

この手の記事は、読む人は少ないですが、探している人にとっては有益な情報でもあります。




2015年の傾向として、ゲーミングキーボード関しては、cherryMX軸から離れて、razerのように中国製のパチモの軸やオムロンとの共同開発による新軸に移行しつつあります。

この理由として、もはや、CherryMX軸では「他社との差別化が難しい」という
商売上の理由が大きいと思われますので、CherryMXが既に時代遅れだ云う事ではありません。

例えば、中国製の軸などを使われてしまうと、長い間に蓄積された「軸の好み」を再度構築し直す必要があり、この点に関しては大きなデメリットであると思います。

その点、ゲームの方もタイピングの方も、CherryMX軸は相当な「データの蓄積」と開発実績が既に積み上がっていますので、どのキーボードを使用してもCherryMX軸なら「同じような感想」で参考に出来ますので、その点大きく新規開発の軸をしのぐと思います。

キーボードマニアの方で、新規開発された軸をいち早く試したいなどという方は少ないと思いますので、またゲームのプロなどでなければそこまでの要求があるとも思えませんので、個人的には「枯れ果てたCherryMX軸」を使いこなす方が遙かにメリットがあるように思います。



CherryMX2.jpg


各軸の特徴は最初に記しておきます。
その後に、各軸の細かい説明を行いますが、タイピング用途の方は、このグラフとそこから読み取った数値でご自分で判断していく方が、一番自分に合う軸を見つけることが出来ると思います。

キーは重ければ重いほど、隣接したキーを押してしまう誤爆は避けられますが、各メカニカルスイッチの作動が重いので、長時間のタイピングでは打ち方を工夫しないと、疲労が蓄積します。

逆に軽いと、誤って隣のキーに触れてしまう「誤爆」が多発します。

キーの打ち方は人それぞれですが、普通に考えて「底打ちさせない打ち方」をする人など余りいないと思いますので、底打ちまでのストロークを前提に判断しています。

注意点
実は、今回グラフを集めるに当たって同じ軸でも「微妙に特性が違うグラフ」が多数出てきました。
生産メーカーが微妙に仕様変更を繰り返しているのか、そとれも供給先メーカーの要求で変えたのか、それとも単にグラフが間違っているのか、実はよく分かりません。

グラフについてはあちこちネットから探した物を掲載してあります。
その為、多少の誤差はあるかも知れません。



CherryMXのキャラクター別の特性グラフを載せておきます。

縦軸は、挿下圧を表していて、ほぼグラムと同義です。1cn=0.98グラムなので、便宜的に単純にグラム換算で表記致します。

Operating position/作動点 ここで文字が入力されます
Reset position/リセットポイント ここで、戻ったキーがリセットされます 
Tactile position/タクタイルポジション カチリとしたスイッチ感が発生するポイントです

横軸はストローク量が、ミリ単位で書き込まれています。

CherryMXキーの作動性能に関する唯一の共通点というものは、ストロークが4ミリと云うことです。
これはパンタグラフタイプなどと比較すると、ほぼ2倍のストローク量で、長時間の打鍵作業時には確実に指への負担が減ってきます。





赤軸 

赤軸について

2008年に導入された最新の軸です。
近年において、特にゲーミングキーボードの分野で主流となりつつあります。


文字が認識される作動点は45グラムです。

こちらは赤軸の特性グラフですが、非常に軽く素直なキャラクターが一目瞭然です。
上の赤い線は文字の打ち込み時の特性で、下の赤線は、指を離したときの特性グラフです。

作動点までのストロークは2ミリ。
スイッチ感も音もなく、特性は軽くリニアです。

CherryMX軸の中では、もっとも軽いキーがこの赤軸と云う事になります。
リセットポイントも1.8ミリで、黒軸と同等のリセットストロークなので、文字入力にも適していると言えます。

初期挿下圧から文字認識の作動点までの圧力は、わずか10グラムなので、これだけ軽く文字が入力できるのはこの軸の大きな特徴だと思います。

慣れないうちや、タイピングが合わないと「誤爆」が頻発します。
音はステルスタイプで非常に静かです。





青軸 


青軸について

2007年に導入されました。
キー挿下後にカチリとした触覚と音によるフィードバックがあります。
ゲームにはあまり向いていません。主にタイピスト向けの軸です。



初期挿下圧は各軸の中で最も軽いのですが、文字認識ポイントが2.2ミリとわずかに後方にズレていて、文字認識直前に一気に60グラムまで挿下圧が増加しているのが分かります。

このため、青軸は現在のCherryMX主軸4軸の中では、黒軸に次いで文字入力までの作動が重いです。
青軸は軽いとよく云われますが、グラフ特性を見る限りは、「非常に重い」軸です。

初期挿下圧から文字認識までに20グラムの圧力を必要しています。文字認識ストロークも他キーより0.2ミリ深くなっていますので、タイミングも遅めです。

文字認識直前のスイッチポイント60グラムで、ストローク1.5ミリの地点に設けられ、これがいわゆる「カチリ」としたかなり明確な音を伴ったスイッチ感になっています。

スイッチが入って文字が認識されてからの底打ちストロークは15グラムですので、赤軸・茶軸と同レベルで底打ちします。

ここから推測すると、青軸は、文字直前がスイッチ感と音を伴いながら急激に重くなり、その直後に文字が認識されると云う事です。

指を離すとゆっくりとキーは戻り始め、赤軸よりも遅いタイミングでキーがリセットされながら、一気に初期位置まで戻ると云う事になります。

50グラムの作動点が、リセットポイントに対して0.5ミリとストロークが長く、タクタイルポジションを越えているため、ダブルタップなどの二度打ちに向いている軸ではありません。

追記
青軸が「軽い」というのは巷間の誤解です。
スペックシートの初期作動圧のみを見ると確かに軽いのですが、文字作動点までの圧力は「とても重い」事に注意して下さい。
なのでキーの軽さは、最初のグラフ通りで、赤→茶→青→黒の順番に重くなります。
おそらく青軸が軽いという誤解は、スペックシートの初期作動圧のみを見た為だと思われます。





黒軸 

黒軸について

1984年に導入。
最も古いタイプの軸です。

文字認識の作動点が60グラムと重いため、タイピングに向いているとはとても言えませんが、青軸や茶軸では軽すぎるという打ち方をするかたには最適なタイピングキーです。
ゲームでは、RTSなどのゲームに向くキータイプだと言われています。


ただし、隣接するキーを誤爆する危険が少なく、疲労感は他の軸よりも強くなりますが、リバウンドが非常に速いため、それを利用して高速に入力することも可能です。

非常にリニアな特性で、初期挿下圧から60グラムの文字認識ポイントまでそのまま挿下圧が増加していきます。
文字入力後も、直線的に挿下圧は増加します。cherryMXスイッチとしては一番重い85グラムで底打ちします。

基本的に「赤軸」と特性が全く同じ傾向で、赤軸をより重くした物が黒軸です。



茶軸 


茶軸について

1994年に導入
ゲームとタイピングの双方に向いた「万能の軸」です。



カチリとしたスイッチ感が青軸と比べると弱いがらもありますが、明確な音は伴いません。
あくまで触覚によるフィードバックが特徴です。

迷ったらとりあえず茶軸にしておくのが無難な選択です。


青軸よりも5グラム軽くスイッチポイントに入り、赤軸と同等の45グラムの挿下圧で作動点に至ります。
ここから見ると、青軸よりも全体的な作動は軽くなっています。

赤軸の軽さと、青軸のスイッチ感を共に取り入れたいいとこ取りの軸だと言えます。

リセットポイントも他の軸と違い、作動点と同位置に設定されているのも特徴です。

こちらの茶軸は、ダブルタップにも向きます。
タクタイルポジションの手前にリセットポジションがあるので、ダブルタップなども素早く行えます。

以前、何も知らない友人に4種のメカニカルスイッチを試し打ちさせて、どれが気に入ったか聞くと、「茶軸」を指さしていました。
キーの重さとスイッチのわずかな作動感が、ちょうどいいと言っていましたので、やはり「汎用性の高い中庸なキースイッチ」で万人受けすると思います。

ちなみに、この友人はメカニカルスイッチとメンブレンの区別も出来ません。

逆に言うと、青軸や赤軸の様に尖っていないので、メカニカルスイッチとしては物足りないかも知れません。


緑軸について


graph-mx-green.jpg 

比較的レアな軸です。

メカニカルスイッチの中では、とにかく重い軸です。
作動点は70グラムで、スイッチは80グラムで作動します。

これは黒軸の底打ちとほぼ同等の圧力をかけなければ文字認識の作動点にさえ至らない事を意味します。

底打ちの圧力は90グラムです。

とにかく誤爆を少なくしたい方で、この重さに納得できるのなら、タイピング向けの軸だと思いますが、グラフから判断すると、黒軸よりも反発が弱くなっていまることに注意するべきです。

グレー軸と同じく、スペースバーに使用されます。
なので、あまり考えなくても良いメカニカルスイッチです。


基本的なことを言うと、挿下圧は少し重い方が隣のキーを触って押してしまうミスは減ると思います。
なのでグラフから推測すると、黒軸と青軸が文字認識ポイントまでの力が最も必要になりますので、タイピングが主目的で誤爆を減らしたいのなら選択する価値があります。

ゲーマーの方は、とりあえず赤軸でよろしいかと。

どちらも共に楽しみたいが、とりあえずメカニカルキーボードを試してみたいのなら、汎用性の高い茶軸がオススメです。

そのほかに、白軸とグレー軸がありますが、白軸は採用品が殆どなく、グレー軸は、緑軸と同じく主にスペースバーに使われるために開発された物です。

近年では、限定生産で緑軸・グレー軸の静音タイプとカチャ軸タイプが販売されていますが、用途が不明です。
ほとんど買われる方はいないのではないかと思います。

こういった限定販売の特殊なCherryMX軸は、「ただただ重い」ので、まず黒軸を使用してみて、それでもまだ重さが欲しいと言うときや一部特殊なゲームなどを使用するときの専用品だと判断します。

最後に腱鞘炎対策について書いておきます。
できる限り軽いキーを使う意外にありません。
この為、黒軸や青軸は論外です。
赤軸が最も良いでしょう。妥協しても茶軸です。



017.jpg


razerオリジナル 緑軸

中国Kaihua製のCherryMX軸パチモのスイッチです。
CherryMX青軸をモデルとしています。

なので、いわゆる静音性のないカチャ軸です。
青軸との変更点は、作動点が1.9ミリなので、青軸2.2ミリより0.3ミリ、文字認識が浅く設定されています。

リセットポイントは青軸が1.7ミリですが、razer緑軸は1.5ミリなので、わずかにリセットが速くなっています。特性データグラフが手に入らないので、これ以上は分かりませんが、その他のデータが全て青軸と同じとすると、CherryMXよりも単純に「敏感」になっていると思います。

個人的には作動点が浅すぎて、タイピング向けとして従来のCherryMX青軸を選択した方が無難かな考えます。

ただし、触れた感想としては「ほとんど青軸」なので、従来の青軸が好きだが、もう少し反応の早さが欲しいと言うときには、いいかもしれません。
ゲーミングキーボード採用ですが、基本的に青軸系はゲーミングには向かないので、検討が必要なのがRAZERのオリジナル緑軸だと思います。




018.jpg 
 

RAZERオレンジ軸
こちらは4gamerにて、「クリック感を無くした茶軸」と評価しているのですが、特性図がないため、こちらも判断できません。

触った感じでは、赤軸に思えました。

ただし、世界的には中国kailh製メカニカルスイッチを「盗作」「偽物」「がらくた」「模造品」と評価している人が多いようで、あまり評価がかんばしくありません。

今後数年経たないとkailh製メカニカルスイッチの正当な評価は出てこないかも知れませんが、少なくとも現時点では、積極的に肯定していくほどのメカニカルスイッチかどうかと言われると、首をかしげざるを得ません。

このあたりに関しては、ゲーマーがゲーミング使用でその作動点のわずかな浅さがアドバンテージになるのか、またそれを一般的なゲーマーが武器として使えるのかどうか、その公称耐久値とともに検証が必要だと思います。

追記
やはりkailh製メカニカルスイッチの評価はかんばしくありません。
キーのばらつきが大きく、世界的な酷評は日本でも当てはまるというしかありません。
razer社にはMXスイッチに戻してもらいたいです。

追記2
レーザーの緑軸を量販店にて真剣にタイプしてきました。
スイッチにかなりのばらつきがあります。
音もキチンと感じられるキーと感じられないキーがあり、品質の低さを感じざるを得ません。
レーザーのキーボードはデザインがかなり良いので、中国製のメカニカルスイッチに変更したのは大失敗だったと結論づけざるを得ません


【OU
TEMU青軸】
OUTEM青軸を購入しました。
US104キーボードです。

この軸は、かなりよく出来ています。
スペックシートが無いので詳細が分かりませんが、文字入力点までの作動圧力は55グラムとかなり重めです。
なので、中華製のクローン軸といいつつも完全なクローンでは無く、CherryMX青軸をより重くした軸です。

これにより青軸は、日本で手に入りやすい軸としてRAZER社の緑軸とOUTEM青軸とバラエティ豊かになりました。

僕の購入したのは中華製のUSゲーミングキーボードですが、キーのバラツキは皆無で、打ち味はとてもクリアです。
非常によく出来ているので感心しました。

とくにキーを打った時のカチリとした感触と音は従来のMX青軸では感じられ無かったものです。
よりタイプライター的といえば分かりやすいかと思います。

ただしとても重い軸なので、ゲーミング使用にはあまり向いていません。
誤爆防止を兼ねたタイピング軸としてはとてもよく出来た軸で、一度試してみる価値ある軸だと判断しました。


定番FILCOの青軸です。
FILCOの青軸は音が静かですが、打ち味に雑味があります。
要するに、カチンと云うよりも、カツンという感じです。
同じ事がセンチュリーの青軸にも言えます。


アーキスの青軸です。
アーキスとオウルテックのChrryMX青軸は、キーがカチンカチンとクリアに入ります。
その分、音がうるさいのですが、打ち味はクリアです。


kailh製の青軸を」使用したオウルテックの青軸です。
一万近い価格でkailh製メカニカルスイッチでは買う価値があるとは言えません。

これとは別にMX青軸も販売していますが、価格が値上げして2倍以上の爆上げされてしまったのでオススメできません。
値上げしたオウルテックのキーボードを買うくらいならアーキスのキーボードにしておくべきです。


OUTEM青軸です。USキーボーでで良ければかなり出来が良いです。

【送料無料】 CORSAIR(コルセア) 有線キーボード[USB] Vengeance K65 日本語配列モデル CH-9000040-JP[CH9000040JP]

価格:10,500円
(2016/3/9 04:12時点)
感想(2件)



個人的にイチオシしたいのがコルセアのキーボードです。
ハード、ソフト共にかなりのレベルで完成されています。
赤軸ですが、とてもよく出来ています。

新製品【Gaming Goods】Razer RZ03-01700800-R3J1/BlackWidow Ultimate 2016 JP 日本語配列 緑軸 ゲーミング メカニカル キーボード

価格:15,984円
(2016/3/9 04:13時点)
感想(0件)



最近これも買いました。




関連記事

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

キーボード センチュリーのBRACK PAWN(赤軸)のレビュー
 キーボードは他にFILCOのExellio Lite(パンタグラフタイプ)と、FILCOのMajestouch2 テンキーなし(青軸)を持ってます。  大まかな内容はセンチュリーのBRACK PAWN(赤軸)の特徴、及びMajestouch2(青軸)との比較になります。  目次  センチュリーのB…
[2015/10/22 19:07] 文房具アンテナ