ブログなんかめんどくせえよ

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【まとめ 】ピュアオーディオの世界 アンプとスピーカーの選び方


オーディオ歴15年ほどの若輩者ですが、自分の耳で、いままで感じたこと、検証したことをざっくり簡単にまとめておきます。

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【トランスポート】
いわゆるCDの駆動部分のみです。
トランスポートに関しては、こちらを替えたところで何も変わりません。どれでも同じです。もしかすると極わずかになにかが変わるかもしれませんが人間の耳で判定できる範囲であるとはとても思えません。

これが「違う」と判断する人に合うと、僕はまず警戒します。

現在ではCDプレイヤーを使う人すら少なくなり、ネットワークプレイヤーに置き換わりましたが、それで十分です。


【DAC】
音は、変わります。ただし、変わるのは基本的に「倍音」です。基音に付帯する響きの部分です。

DACで、低音が増えるとか高音がよくなるとかはありません。

よく聞けばすぐに分かるのですが、響きが増えるものと響きが減るものがあります。

増えるとコンサートホールで後方の席に移動したかのような効果が得られますが、システムによっては「ボケた音」と表現されることがあります。

響きが減るDACだと、音の輪郭がはっきりしますのでカチッとした音になり、コンサートホールで前の席に移動したのと同じ事になります。

どちらのDACを選択するのかは、基本的にはスピーカと部屋によるので、答えはありません。

例えば、スピーカ側でも必ず響きがありますので、よく響く部屋で、良く鳴くスピーカに、倍音の多いDACを組み合わせると音の輪郭ははっきりとしなくなります。

同時に、響きが多いほど、クラッシックやライブなどの音楽で、ステージから遠くで聞いている感じになります。ですので、ライブ盤で、よりステージに近づきたい場合は、スピーカの響きを少なくしていきます。

DACによってはこの倍音の変化はキチンとしたシステムで聞き込めば誰でも分かるほどに違いますが、これはあくまで「倍音の微調整」と云う事になります。
基本的にはスピーカー側の設計思想が大きく、コンサートホールのどの位置で演奏されるスピーカーなのかはあらかじめ決まっています。この座席位置を若干前後に移動する程度の効果です。

いまのDACなら、どんな安物だろうと一定以上の解像度はあります。ですので解像度をあげたいからDACを買い換えるのも見当違いです。微小音が消えてしまった場合、原因は、ケーブルかプリアンプです。

DACの選択はあくまで「響き」のさじ加減をコントロールすることです。

また最近のDACでは「ロックレンジアジャスト」の調整や「デジタルフィルター」を選択することによりサウンドキャラクターの調整が可能ですが、これも「モード選択で音が激変する」などと云う事はありません。
変化はかなり小さいものだと思って下さい。

なのでDACはそれほど神経質に選択する必要はなく、今の時代では重要性はそれほど高くはありません。
特にイヤホンやヘッドホンなどで「音が変わった」などと声高な主張のほとんどは単なる「思い込み」です。

DAC初期の頃はピュアでも高価なマルチビットタイプが主流でしたが、後期には1bitがマルチビットに追いつき、マルチと1bitの音の違いはなくなりました。
今ではDACの優先順位は低いです。


【プリアンプ】
とにかく解像力を優先するべきです。DACが送り込んだ情報がここで消えてしまうと、もうどうにも復元できません。

その他には、音楽の立体感がここで決定します。その証拠に、パッシヴアッテネータを使用すると、音の鮮度は上がりますが、大抵の場合、音楽は平面的になります。

ですので、基本的にパッシヴアッテネータを使用したり、DACからパワーアンプにダイレクトに情報を送り込んではいけません。立体感は非常に重要です。
必ずプリアンプを通してください。

プリアンプに関しては昔から一定の割合で「不要論」を唱える人が居ますが、考えが浅すぎます。
一時期CDの音をDACに直接送り込むのが流行りましたが、すぐに廃れました。
理由は解像度と音の鮮度は圧倒的に有利なのですが、音のエッジが立った耳障りな音を出すことと、音に雑味が出ること、立体感に問題が出てくることによります。

なお、プリアンプを良い物に交換すると「音が滑らか」になります。プリメインアンプなどから、セパレートのプリに交換などすると、すぐに分かるレベルで変わります。

この事があるので音質を追求する場合、いわゆる「プリメインアンプ」を選択してはいけません。
良い音を追求するのなら最低でも「セパレート」にしなければならない理由のひとつがこれになります。

プリメインでは「プリ部」にコストをかけていないので、音に雑味が出て荒くなります。
単独で聞いていると分かりませんが、数十万レベルのプリアンプを導入するとその差は圧倒的になります。

【真空管プリアンプについて】

真空管プリアンプの場合、とにかくノイズの少ないものを選んでください。
解像度云々の前に、たいていの真空管プリアンプはノイズで微小音がかき消されてしまっています。
ただし、試聴時に真空管を何回か交換して聞いてみなければ、そのノイズの由来が「真空管由来」なのか「回路設計」から来ているものなのか判断できません。

ノイズの少ないことが検証済みの真空管をさして初めて、その真空管プリアンプの回路そのもののノイズが分かります。

ですが、試聴時にそんなことはまずできませんから、真空管プリアンプを購入することはリスクとの戦いになるのです。

僕の考えとしては、真空管プリアンプは選択肢も少なく、基本的には余程のことがなければ手を出してはいけません。プリアンプは半導体製品を選んだほうが、より簡単に良い音に近づくことができます。



【パワーアンプ】
低音が変わります。タイトな低音か量感豊かな低音かは、パワーアンプで決定してしまいます。

更に大事なことは「音色」の多くがここで決定します。
パワーアンプは純粋な音色に関わってきます。
ここで少し疑問が沸く方もいらっしゃるかも知れませんが、もちろんプリアンプも音色を支配しますが、その影響力はパワーアンプの方が遙かに強いのです。

例えば、半導体のプリアンプに真空管のパワーを入れると、音色は完全に真空管の音色になります。
逆の場合は、かなり真空管の音色が薄まるので、音色に対して決定的な支配力を持っているのはおそらくパワーアンプの方です。

もうひとつ重要な事は、スピーカを駆動できるかどうか、「いわゆるスピーカを鳴らしきる」事ができるかどうかもここで決定します。

ちなみにクール/ニュートラル/ウォームという傾向もスピーカーの問題です。
これはドライバー固有の性質なので後からアンプ類で変更すると云う事は出来ません。

アンプ選択時の重要な条件として電源が挙げられます。絶対条件として、「A級動作」が挙げられます。これは音の立ち上がりに関係してきますので、アンプ側でこれを制限してしまうと、立ち上がりの良いスピーカを使用してもその能力を発揮できなくなります。良い音を追求するときに、エコなアンプを使用すると、音は死んでいきます。

パワーアンプを替えることにより、低音の出方が変わり、その影響で音楽全体のバランスが変化します。

その為、中高音にまで影響を及ぼし、間接的に中高音まで変わります。

ですが、音の質感が変わるわけではなく、あくまでバランスが変わっていくだけです。それでも、その変化は意外に大きく、音の粒立ちが良くなったように聞こえたりもします。

また、駆動力が増すことにより、解像度が上がりますので、これにより更に中高音域まで音階が明瞭になり、変化を感じるようになります。

【デジタルパワーアンプについて】

スイッチング電源のデジタルパワーアンプはオススメしづらいのです。
ちなみに高額なLinnのデジタルパワーなど駆動力はほとんどありません。

昨今主流となりつつあるデジタルパワーアンプは、ノイズと低音の出方に注意して慎重に選択する必要があります。

価格など特段の問題が無ければアナログパワーアンプの低音の方が低音とノイズという点に関してで云えば「良い結果をもたらす」場合が多いです。
ただし、この記事を書いた頃よりもだいぶデジタルの低音も改善されましたが、「量感」が少なくなる場合が多いので、テストディスクで低音のタイトさと、それが好ましいかどうかはキチンと確認する必要があります。

【パワーアンプの駆動力について】

パワーアンプは固有の駆動力を持っていて、個々のパワーアンプで駆動力は違います。
駆動力とはカタログ上の「ワット数」ではなく、低音を制御できる力のことです。

これは100万以上の高価なパワーアンプだから駆動力がある訳ではなく、実際にウーファーを鳴らしてみなければそのパワーアンプの実力は分かりません。
巨大なウーファーを鳴らすのなら単純に低域を制御できるだけの力のあるパワーアンプが必要になってきますので、普通に考えると用意しなければならないパワーアンプは単純に高価になっていきますが、高価なものだから駆動力があるとは言いがたいので、実際にならす意外に判定する方法はありません。

ただし、経験上、半導体のパワーアンプよりも真空管パワーアンプの方が「駆動力」は大きいようです。


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【スピーカー】
音の7割はここで決定してしまいます。
最も重要で、一番お金をかけるべきところです。

大別すれば、音場型のスピーカと音像型のスピーカが存在します。両方兼ね備えたスピーカというのは普通は存在しません。

もうひとつ言っておくと、ヴァイオリンの弦の音とピアノの音を両方巧みに表現できるスピーカも存在しません。どちらかがいいと、どちらかの音はダメです。
ですが、それはスピーカの設計時のキャラクターなので、あとからどうにかするというのは不可能です。

またドライバーの関係で、音質の傾向、つまりクール系かウォーム系かもここで決定します。

まずもってスピーカで大切なことは、何よりも「一定以上の水準の音をだせる」ことが基本となります。

初心者にはまずこの判断が難しいのです。
ですので、この意味のわかるベテランに判断を仰いだほうが、答えには速く行き着くと思います。

いろいろあるのですが、まず次のことを覚えておいてください。

「聞いていて耳障りな嫌な音をだす」スピーカはまず基本の部分でダメと云わざるを得ません。
ざっくりいってしまうと「高音」と「サ行」をよく聞いてください。耳に痛かったり、刺激的な音をだすスピーカは、何をどうやっても変わりません。

よく高音を何とかしたいからアンプを取っ替え引っ替えしたりする人がいますが、高音の問題の根源が低域にある場合は、これは有効です。要するに帯域バランスの問題で、高音が引っ込んでしまう場合です。

ですが、高音の質感そのものは、スピーカで決まってしまうので、プリやパワー、DACを買い替えてもなんの意味もありません。変わったように思い込むのは勝手ですが・・・

高域の質感を決定するファクターは、ぼぼトゥイーターの材質と形態です。ソフトドームかリボンかまたはベリリウムなどの特殊な素材かで、出てくる高音の質感は全く違います。一度、機会があればベリリウムトゥイーターの音を聞いて見てください。空間に飛び散るような素晴らしい高音を聞くことができます。ただし、これは高音のみ聴いている場合であって、スピーカー全体のバランスの中で調和させるのは別な難しさがあると思います。低域や中域が追いついていかないのです。

そういう意味では、全体のハーモニーを司る技術が大切であって、ソナスファベールあたりのメーカーはさすがに優れたバランス感覚を持っています。

これらの話の全ては、まず第一に、パワーアンプがスピーカを鳴らしきる駆動力があると仮定しての話になります。

駆動力が足りない場合、高音も低音も解像度も全てダメになりますので、まずもってパワーアンプの駆動力は重要です

そして、そのスピーカに対して駆動力が十分かどうか【鳴らしきっているかどうか】判断するのは、簡単な事ではありません。ベテランでも比較検討しなければ、まずわからないと思います。

【スピーカーはキャビネットが最も重要】
スピーカーで最も大切なことは、キャビネットが適切に設計されているかどうか、と云うことになります。
スピーカーの音を最終的に決定しているのは「キャビネット」です。

このキャビネットが適切に設計されていないとそのスピーカーは一部の帯域や全域で「耳障りな荒れた音」を出します。

ちなみにデジタルアンプを使用している場合はまずそちらを疑って下さい。

アナログアンプを使用しているにもかかわらず「痛い音」を出す場合、そのスピーカーのキャビネットは設計ミスです。
実際、ほとんどのスピーカーは設計ミスを疑われますので、どれほどドライバーに対してキャビネットを適切に設計するのが困難なのかが分かると思います。

【スピーカーの能率について】

最近のスピーカのほとんどが、見かけ上の低域を欲張るため、やたらと能率が低くなっています。

設計時能率が85デシベルとか普通にありますが、能率が低くなればなるほど、鳴らし切ることが難しく、生気も消えていきます。
いわゆる「音離れ」の悪いスピーカーが多くなり、鳴らすのが難しくなります。

ですので、より簡単に生き生きとした音楽を聴きたければ、できれば90デシベル以上のスピーカを選択しましょう。もしくは買える範囲で能率の良い物を選択するべきです。

【スピーカーと部屋の整合性について】
スピーカと部屋との整合性を取ることも大事なことです。
アキュフェーズのルームイコライザーは個人的に必須だと思います。

特に音のバランスを変化させられるので、よりスピーカーの本来持っているポテンシャルを発揮させやすくなります。当たり前のことですが、スピーカーに本来持っている能力以上の事をさせることはできません。ですので、なるべく早くポテンシャルを見抜く技術が大切になるのです。

ただし、ルームイコライザーを使用したとしても、帯域バランスをとるのは並大抵のことではなく、膨大な時間を使って試行錯誤しなければなりません。お金と覚悟の両方が必要です。

例えば中域が引っ込んでいるのを前に出させる場合、部屋を変えるかスピーカの置き場所やセッティングで何とかすると思います。中域が引っ込むのは、スピーカがそのように設計されているのでもなければ、たいていは高域か低域、もしくはその両方に問題を抱えているからです。これは殆の場合、部屋かセッティングかパワーアンプの低域の問題です。

これを、セッティングで何とか出来る範囲なら良いのですが、経験上、部屋が固有に抱える周波数減衰の問題はセッティングで何とか出来る範囲をたいていは超えています。

ですが、部屋の改造など現実的ではないので、ルームイコライザーを使用してバランスを変えてやります。

これは「適正になされれば」効果覿面に効きます。

【良いスピーカーについてのまとめ】

とにかく「痛い音を出す」スピーカーはキャビネットの設計ミスなので選んではいけません。
(素晴らしいスピーカーは痛い音なんかまず出しません)
■小音量時に異様に音が痩せる、スピーカーも選択してはいけません。

(こう言ったスピーカーは設計時音量が元々高いので普通の部屋では使いにくいのと、もともとのドライバーにも問題がある場合が多いです)
■能率はできるだけ「高い」ものを選択するべきです。
(90デシベルが1つの目安になります。音の生気に関わってきますので、これは重要です。音離れが悪いスピーカーではいい音を出すというのは至難の業です)
■部屋の大きさに合ったスピーカーを選択しましょう。
(小さな部屋に異様に大きなスピーカーや大きな部屋に手の平サイズのスピーカーなどです)
■アコースティックのみ巧くならせるスピーカーはダメスピーカーです
バランスの崩れたレベルの低い音響機器ほどアコースティックな曲だけがいい音で鳴ります。









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