ブログなんかめんどくせえよ

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登山・防災用浄水器 ソーヤーミニは使えるか? 


まとめ
■能力的にはスーパーデリオスと一緒
■デリオスと同じ重さで少し大きい
■直接ストローが使えるのは大きな利点
■最悪の想定を行うのならばソーヤーミニが有利


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米軍サバイバル全書より抜粋

飲料水はサバイバル状況で最も切実に必要となるもののひとつである。
特に発汗で水分を多量に失う炎熱地では、水なしに長くは生きられない。
また寒冷地ですら、健康を維持するために1日最低2リットルの水が必要となる。




雨水は地面に触れた瞬間に汚染されます。
逆に言えばまだ地面に触れていない雨水や植物の葉に溜まった水は安全だと云う事です。
地面にいったん触れたが最後、水はどのような形でも濾過する必要があります。

米軍などでは「浄水剤」を配布していたりしますが、日本ではこのような浄水剤が入手困難であり、日本で普通に売られている浄水剤は能力が低すぎて使えません。
また、購入できたとしても薬剤なので消費期限があるでしょうし、薬剤の数しか浄水できないため浄水回数に限りがあります。

このような軍で使用されている浄水剤が手に入ったとしても飲み水にするためには30分近く浄水に時間がかかったりするので喉が乾いているからといってすぐに飲用することは出来ません。

現況では米軍は新型のヨウ素系浄水剤に移行しています。従来のヨウ素系錠剤タブレットは体にも危険なものでしたが新型は体に負荷のかからないものになったようです。
その他個人携行用のストロータイプ浄水器が配備されていますが、こちらはベスタガード社のライフストローです。
かなり大きな浄水器ですが、濾過容量が1000リットルなのである程度の長期間に渡って使用することを前提にデザインされているのだと感じます。
米軍用のデザインになっているようですが、登山等で使用するのならオーバースペックでしょう。

遭難時にもし濾過器や浄水剤がなければ標高に合わせて煮沸する必要があります。

水の煮沸には海抜0メートルで1分間、以降は高度が300メートル上昇するごとに1分を加算します。
世界中のどこに居ても10分間煮沸すれば安全な水が手に入りますが、手間がかかりすぎます。

以前、登山や防水用の携帯浄水器としてスーパーデリオスをオススメしていました。
より厳しい環境に対しては放射能除去にまで踏み込んだ高性能なセイシェルの浄水ボトルもオススメしました。

今回はソーヤーミニという浄水器を紹介しておきます。

ざっくりいってしまうとこのソーヤーミニという製品はスーパーデリオスとほとんど同じ製品です。
それでいて重量はデリオスよりも1グラムも重く、濾過性能はカタログ値を見る限りデリオスと全く変わらないように見えます。

素材だけでいえばソーヤーミニは中空糸膜による濾過で、デリオスは中空糸膜+活性炭なので中枢の濾過技術だけ見れば活性炭も使うデリオスの方が安心感がありますが、メーカー発表の微生物・病原体のテスト結果だけ見ればほとんど変わりません。

たぶんですが活性炭も使用するデリオスの方が「臭い」への対策はしっかりしていると考えられます。

工業用水が混じってしまった水に使えないなどの制約も同じになります。

性能はほとんど一緒で少し重くなり、体積的にも少し大きくなってしまっているソーヤーミニをなぜ紹介するのかといえば、幾つか違いがあり、それが利点となり得ると判断したからです。

■この製品は付属のストローを使用することにより水源から直接水を濾過して飲むことが出来る。
要するに簡単に言うとプラティパスやペットボトルが必要なく、本体とストロー単体で使用することが出来ます。
(この製品はストロー無しでも本体単体でも使用できます。ストローはあれば便利という位置づけです)

■濾過容量が大きい
デリオスは濾過限界が200リットルですが、ソーヤーミニは380リットルいけます。
ただし、登山などでは200も380リットルも変わりません。

遭難ならそんなに長期で使用する訳ではありませんが、防災使用なら多ければ多い方がいいと思います。

【ソーヤーミニ スペック】
■サイズ
■重さ 本体のみ40グラム(実測値)
■濾過 中空糸膜
■濾過膜フィルター孔 0.1ミクロン
■浄水能力 380リットル
■ウォーターボトル/ゴムストロー/ポンプ 

まともな状況想定を行うならば登山においてスーパーデリオスで困るようなことはないと思います。

体積の小ささ、価格の安さ、どれをとってもデリオスの方が優秀だと思います。

防災では濾過限界容量が大きいことからソーヤーミニに軍配が上がると思います。

というのも、登山に水筒ひとつも持っていないという状況想定が考えらづらく、ペットボトルかプラティパスかは常に持ち歩いていると思いますので、デリオスが使えない状況というのが想定しづらいのです。
そもそもペットボトルなどを全て失ってしまったとしたらデリオスで浄水は出来ませんのでそういう想定ならソーヤーミニの独壇場となります。

ですが、水筒もない状況ではそこから移動することが全く出来ません。
しかし、防水袋やビニール袋に水をためることも出来るのでそれこそ徒手空拳でもなければ次の行動に移ることも出来るでしょうから「最悪の想定」ではソーヤミニの方が有利になる事も確かです。


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【総評】
スーパーデリオスを所有している方はわざわざ買い換えるほどの性能の違いはありません。
濾過性能部分は全く一緒で、活性炭が入っている分デリオスの方がむしろ有利だと思います。

登山・防災を含めて浄水器を探しているのならデリオスで十分だと思います。


価格も高く、わずか1グラムですが重くなり、体積も大きいソーヤーミニを購入するのなら「水源から直接濾過して水を飲むことが出来る」という一点で買うべきです。
だた、価格が高いといっても付属品が優れているのでこちらもトータルで考えるのならばむしろ安いと思える製品です。

すべてを喪失してしまい、最後はポケットに入ったこれひとつでなんとかするという非常にまれであり得ない状況想定まで行うのならこの製品は優れています。

いまの浄水器で、水源から直接水筒もカップも薬剤も電源も何も使用せずに水を飲むことの出来る製品は極めて少なく、僕が知る限りソーヤーミニとベスタガード社のライフストローだけになります。
ライフストローの性能もソーヤーミニと一緒なのですが、こちらはかなりの大きさでとても持ち歩く気になるような製品ではありません。

なので僕は小さくて持ち運びできるサイズで水源から直接飲用可能という一点にこの製品の価値を見いだしました。
もう一度いいますが、この点と濾過容量のみがソーヤーミニがデリオスよりも優れている部分です。

なので、これから浄水器を買ってみようという方になら少しだけ価格は高くなりますがソーヤーミニをオススメしておきます。
買い換えるほどのものではありませんが、新規購入ならソーヤーミニは非常に優秀です。

なお、余談ですが一度使用すると中に水が残るためデリオスもこちらも25グラム近く重量が増加します。

結構ズッシリと重くなりますが、ペットボトルを使用して空の空気を送り込むと中に残っている水が排出されるので濾過後に必ず行うと良いと思います。
それでも中に水が10グラム近く残ってしまいますがこれは時間をかけて乾かす以外にはありませんのであまり神経質にならない方が良いと思います。


スーパーデリオス 携帯浄水器 防災や登山に使える軽量高性能

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新規購入ならこちらの方がお得です。



従来からオススメしている高性能機スーパーデリオス。
素晴らしい性能です。



放射能除去にまで踏み込んだ超高性能浄水器



米軍採用はこちらの製品になります。こちらは民間仕様です。

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