ブログなんかめんどくせえよ

低山ウルトラライト登山/トレッキング/ハイキング専門です。なので装備や道具[ギアグッズ]のレビューは偏っています。防災を兼ねたアウトドア系サバイバルグッズやデジタル関係、モバイルバッテリー・ミリタリー系も大好物です。最近はBluetooth中華イヤホンや防水スピーカーもです。PS4とXboxOneはFPS系が多いです。
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登山/防災用 ホイッスル/笛を考えてみる ウインドストーム・ホイッスルVSジェットスクリーム

まとめ
■ホイッスルのオススメをウインドストーム・ホイッスルに変更します



DSC07373-1.jpg


笛の形状について
■ストロー型
■平面型
■箱形

この3つがだいたいスタンダードに手に入るホイッスルの代表的な形状だと思います。

ちなみにジェットスクリームは平面型に分類され、ストームホイッスルは箱形に分類出来ます。
皆さんがよく見る一般的なタバコに似た形状の細長いタイプの円筒はストロー型に分類出来ます。

単純な話をすると、ホイッスルの音量の大きさは「音の出口」の大きさに比例します。
もちろんジェットスクリームのような薄型平面にもかかわらず箱形に近い音量が出せるタイプも存在しますが、基本的に音量は吹き出し口の面積と同じ事だと思います。

笛といっても楽器に分類される物から、今回語っているような登山や防災で必要とされる救命笛のようなタイプなどさまざまな用途がありますが、防災/登山用の救命笛で必要とされる機能は以下のモノだと思います。

■大音量
■信頼性


そこでホイッスルといっても市場には無数に存在するため、あくまで一般論として考えてみると云うことで論じてしまうと、電池などで動く電子式ホイッスルは単純にいって「人力で吹く笛」よりもより大音量を出すことが出来ます。
この点については米陸軍サバイバルマニュアルにも記述がありますので、単純に大音量を出したい場合は、電子式ホイッスルも考慮するべきだと思います。

【信頼性について】
基本的に非常用品なので「壊れない」と云うことが大前提です。
どんなに大音量が出せる物でも極限状況下で使用出来ないと云う事では本末転倒です。
その点において内部部品が2点以上で構成されているホイッスル[内部の玉は除く]は絶対に選んではいけません。
僕の経験上でも2個ほど壊れているので、ホイッスルの信頼性を担保する上では一体成形が大前提となります。

その点を踏まえた上で、素材が厚く、コンパクトな物ほど壊れにくいと云うことになります。
電子式ホイッスルは信頼性という点においては一体成形の人力笛には絶対に適いません。


【素材について】
冬期に唇に張り付いて危険なので基本的に素材はプラスチックなどの樹脂製が基本です。
余談ですが、昔の米軍のウエストベルト・バックルは金属製でしたが第2世代になってプラスチック製に変更になりました。
これは冬期に兵士の指がバックルに張り付いてしまうトラブルが頻出したための素材変更です。
ホイッスルにおいても価格の高いチタンなどの笛が売られていたりしますが、特段に選ぶ理由はありません。
おそらく商売上の差別化だと思われます。

【音量について】
市販のホイッスルのパッケージに明記された音量値/デシベルは当てになりません。
どの距離から計測された値なのかが不明確で、あくまで同じ会社同士なら多少は当てになる位の数値だと思います。

先にも書きましたが、ホイッスルの音量の単純な目安は「吹き出し口の面積」を見るのが最も簡単なので、極端な話をいうと単純に大きなモノは大きい音が出せると思います。

なのでこの点だけを考えてみても、平面型やストロー型で大音量を出すのは原理的に難しい場合が多いと云うことが言えます。
体積の大きなウインドストーム・ホイッスル のような箱形は音量面でも有利な場合が多いと思います。

DSC07374-2.jpg 
上段がジェットスクリームです
下段がウインドストーム・ホイッスル

一目瞭然で吹き出し口が大きいのがウインドストーム・ホイッスル です。ジェットスクリームの単純に2倍はあると思います。


【周波数について】

一説によると3Khz付近が最も効率よく遠方まで音を飛ばすことが出来る周波数だという話があります。
また、加齢による耳の衰えを考慮すると全年代が確実に聞き取れる音の周波数上限は7kKzだと思われます。

ジェットスクリーム ジェットスクリームホイッスル周波数特性図
ピークは5.5khz付近です。3.7と7.7khz付近にもピークがあります。

グラフの見方ですが、緑線は環境雑音なので無視してください。
赤線がピークホールドです。
部屋の中にて中くらいの息吹で短く吹いています。
左に行くほど低音域で、右が高音域です。

測定機材
ELECOM
HS-MC01BK マイク 周波数帯域:30~16000Hz 格安にもかかわらず低音域が30hzから捕らえられる珍しいマイクです。
BSHSAU01 USBオーディオ変換ケーブル

wavespectraソフトウェア
http://efu.jp.net/soft/ws/ws.html

windstorm.jpg
ウインドストーム・ホイッスル 周波数特性図
見事に3khz付近にピークが来ています。7khz付近と9khz付近にもピークがあります。


以上の点を踏まえた上で、軽装夜間様のテストを加味し、なおかつ僕個人の屋外音量テストでもやはり圧倒的な性能を示したのがウインドストーム・ホイッスル でした。

以上の結果から、登山/防災用のオススメホイッスルをウインドストーム・ホイッスル に切り替えます。

なお、形状からいえば壊れにくいのはジェットスクリームだと思われます。
踏んでも叩いてもまず壊れません。
その点ではウインドストーム・ホイッスル が唯一ジェットスクリームより劣る点だと思われます。

注記
iphoneのVUメーターで音量を定量的に測ろうとしましたが、スマホのマイクでは105デシベルが測定限界であることがわかりました。
また、耳に聞こえない周波数まで拾ってしまう可能性があるので、デシベルが高くても必ずしも「聞こえる」訳ではないと云う事に気がつきました。20才後半で16000hkzが可聴限界なので20000hkzの音を出していても意味が無いわけです。
なのでホイッスルの場合はあくまで人間の耳をつかったテストではないと意味が無いと判断しました。


スペシャルサンクス 軽装夜間様
サバイバルホイッスル



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感想(1件)






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luna-luna様こんばんは。
なるほど周波数特性を見るとグラフの山が一目瞭然ですね。これがよく聞こえる音の秘密ですか。
それにしてもこんなグラフは初めて見ました。流石オーディオに精通されている方ならではですね。

電子ホイッスルは全く知りませんでした。防犯用ブザー程度だと考えていましたがこれも面白いです。

今回もまた勉強になりました。
ありがとうございました。
[ 2015/12/13 05:28 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
軽装夜間様

おはようございます。
いえいえ、軽装夜間様の手間暇のかかったテストがあればこその結論です。
あくまで「補完する」という意味合いで書かせていただきました。

軽装夜間様のサバイバルホイッスルテストの記事を読んでいただくことにより、初めて理解納得が行くものです。

電子式ホイッスルについては僕も扱ったことが無いのでよく分からないというのが本音です。
ただ、米陸軍マニュアルには確かにそのような記述がありますので、おそらく真実なのでしょう。

翻訳では、「機械的呼子」となっていますので単純に通りやすいように「電子式ホイッスル」と呼び変えました。


「機械的な呼子は人間による呼子よりも遠くへ届く」

と云うことのようです。

周波数測定については、パソコンとマイクとwavespectraがあれば簡単に測定可能です。
おっしゃるとおり元々スピーカーの特性を見るためのソフトを応用しました。
特に低音の定在波対策として非常に有効で、スピーカーの設置位置やイコライザーでの周波数補正を行うための物ですが、音の出る物ならなんでも使えるので使用してみました。

今回ウインドストームホイッスルにたどり着くことが出来たのはひとえに軽装夜間様のお力があればこそだったので、感謝の念に堪えません。

ありがとうございました。
[ 2015/12/13 12:11 ] [ 編集 ]
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