ブログなんかめんどくせえよ

低山ウルトラライト登山/トレッキング/ハイキング専門です。なので装備や道具[ギアグッズ]のレビューは偏っています。防災を兼ねたアウトドア系サバイバルグッズやデジタル関係、モバイルバッテリー・ミリタリー系も大好物です。最近はBluetooth中華イヤホンや防水スピーカーもです。PS4とXboxOneはFPS系が多いです。(無断転載不許可です。)
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【怖い話】本気で洒落にならない幽霊の話し【実話】 新宿ラブホテルにて・・・


まとめ
■目に見えるものだけがすべてでは、ない


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画像はイメージです。

今日はちょっと毛色の違う話をしましょう。
この話は真夏になるといつもブログに書こうかな、と思いながらいつも思いとどまっている話しです。

全て実話なのですが・・・さすがにオーディオの話題などで「オカルトチックなケーブルで音が変わる」などという非科学的な事を全否定しているものとしてはちょっと書くことに気が引けると云う事もありました。

ですが、あり得ないことがこの身に起こったことで「目に見えるものが全てではない」ということを思い知ったと云うこともありますので、冗談半分にでも聴いていただければと思います。
そういう意味ではトラウマになるほどで、アレを体験して以来僕は「危なそうな場所」には近づかないようにしている事も本当です。

僕が「それ」と出会ったのは忘れもしない24歳の冬でした。
当時の僕は新宿のアルタ裏でナンパ三昧を繰り返していて、それこそ1日10-20件は電話番号を手に入れているというしょうもない若者でした。
自分に自信があるとかそんなことは全くなくて、ただひたすら仲間のひとりとナンパを繰り返して楽しんでいたのです。

そんな腐った生活をしていたときにちょうどナンパした女の子と後日会うことになり、その日、新宿の世界堂という主に画材を扱う有名なお店の前のカクテルバーで落ち合ったのでした。
いまは既に別な店になってしまいましたが、当時は昼間はオシャレな喫茶店として営業し夜になるとそのままカクテルバーとして営業するのがそのお店のスタイルでした。
僕は一週間ぶりでナンパ以来初めて会うその女の子をエスコートしてそのお店でお酒を飲み始めたのは夜の9時を回っていたと思います。
確かカルアミルクだの当時よく飲んでいたチンザノロッソ・ストレートなどを数杯飲んでほろ酔い加減になり、このままどこかで休んでいこうと云うことになりました。

ここまではよくある話しでした。

僕たちはそのまま歌舞伎町の方へ向かって歩いていきました。
ちょうど伊勢丹の裏の方に当たるのですが、このあたりは一体がラブホテル街でもあり、だいたいこのあたりを歩けばホテルには困りません。

今の人たちは「誰にも会わずにホテルで部屋を選ぶ事ができる」と思いますが、当時はそんなことはなく、まず裏から電球で照らされたアクリル板の部屋の写真パネルから部屋番号を指定すると、小窓のような所から腕だけが見えるフロントのおばさんに部屋番号を告げて部屋のカギを受け取るというシステムでした。
空いている部屋は点灯し、既に埋まっている部屋の写真は消灯しています。

その時僕は4階建のそのホテルの一番上の階の「402」を指定しました。

するとフロントのおばさんは顔が見えないながらも声だけで親切にも「402はテレビが壊れているので同じ価格で同じ広さの401にしたほうがいいですよ」とアドバイスをくれたので「ああそうですか。では401でお願いします」と気軽に部屋の変更に応じました。

後に至るまでこの部屋を変更すると云う決断がなければ、あんな思いをする事もなかったではないかと大変後悔することになるのでした。

僕たちがチェックインした401号室は、何の変哲もないどちらかというと少し寂れた感じのするよくあるワンルームのラブホテルの一室でした。
玄関を開けるとちよっとした廊下のようなものがあり、数メートル歩いた突き当たりはそのまま洗面台です。

その右手はガラス張りの風呂場となっていて、ふたりでゆったりと入れるくらいの大きさはありましたが、何しろ扉そのものが完全にスケスケなので浴槽に浸かっている姿からカラダを洗うところまですべてが露わになってしまいます。
よくありがちな作りなのですが、このガラス張りの風呂場には隠れるような所はなく、全てが一望の下に見渡せてしまうようなものです。

その反対側には、ようするに玄関から入った左手には背の低い木製のテーブルと3人掛けのソファがあり、その奥には大きなダブルベッドが据えられていると云う変哲のないラブホテル特有のワンルームの作りです。

僕は少し酔っていたとはいえ前後不覚に陥るようなほどではなく、理性はしっかりと保たれていました。
元々僕はお酒があまり好きではなく、酔いつぶれるほど飲むと云うことがなかったためです。

このチェックインした時間ですがたぶん夜の11時を少し回ったくらいではなかったかと記憶しています。
特に何かが起こるようなこともなく、いつものよくある時間が流れていきましたが、このとき唯一不審とまでは思いませんが、少し気になったのがベッドサイドのBGMを流すスイッチを彼女がオンにしてかなりの大音量で流したことくらいです。

BGMというと軽くバックで流れているくらいだと思いますが、その時の彼女がいじったボリュームは相当に大きく、僕が音量を下げてもしばらくすると彼女がボリュームを大きくしてしまうと云う事がありました。
なんどか僕と彼女の間でボリュームを巡る静かな争いがありましたが結局彼女は諦めてBGMは普通の音量に落ち着きました。

その時彼女が「ねえねえ、あのさ、さっきから変な叫び声がしない」と聞いてきましたが、僕は「別に聞こえないけどね。たぶん隣の部屋でなんかしてるんじゃないの?」と答えてから、BGMのボリュームを切り、しばらく5分ほど耳をすませてみましたが特に何の声も聞こえませんでした。

その後は2人でベッドに横になりながら若者にありがちなたわいもない話を延々としていたのを覚えています。
今となっては何を話したのかすら忘れてしまっているのでたぶん内容は何もなかったのでしょう。

そんなことをしながらちょうど朝の5時半を少し過ぎたくらいのことでした。

突然彼女が立ち上がり、「私今日友達とディズニーに行く予定だから帰るね」と唐突に告げるとあっという間に服 を着て部屋から出て行ってしまいました。
まるで突風でも吹いたかのような勢いで、止める暇もなく、その間わずかに5分ほどで彼女は部屋を後にしてしまったのでした。

あまりの彼女の素早い行動に圧倒されたというのは本当です。

僕はと云えばひとり部屋に取り残され、宛てもなかったのでそのままベッドの端に腰掛けて今日の予定はどうするかと思案していました。
その時僕の頭には確かチェックアウトが昼の11時だったためこのまま少し寝て帰るか、それとも今すぐ着替えて自宅に帰ろうか、どちらにしようかと10分ほどですがタバコに火を付けて考えていました。

ですが結局の所、自宅には帰らなければならなかったのでそのまま着替えて電車に乗って家に帰ることにしたのでした。

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予期せぬ異変は突如としてやってきました。

僕がスーツのズボンを履いていたときのことです。
どこか遠くで女性の叫び声が聞こえてきました。

今の部屋がビルの4階なのですが、ちょうど外の路上で何かあったような遠いかすかな叫び声でした。
あまり聴いたことのないような不穏な叫び声で一瞬僕は「ちょっとヤバいな」とは思いました。

まるで刃傷沙汰でも起こったかのような日常で聴くことのないレベルの叫び声です。

ですが、さすがに真冬の朝6時前とは言え、場所が新宿歌舞伎町のまっただ中なので、今の叫び声は響き渡っているでしょうから近隣から誰かが駆けつけると呑気に考えていました。

そのまま特に気にすることもなくワイシャツのボタンを留めていたときのことです。

今度は先ほどの女性の叫び声がもっと近くから聞こえてくるのです。
ううん?と思いました。
どう考えても今の叫び声はこのホテルの四階の他の部屋から聞こえてくる声の近さに聞こえます。

さっきは外の路上かと思ったがどうもあの叫び声は「このホテルの4階のどこかだぞ」と内心考えていましたが、その時もまぁどこかの部屋でSMプレイでもしているんだろう、というのが僕の出した結論でした。
それにしても尋常ではない絶叫ですが、あまり関わらない方がいいなとは思い、そのまま無視を決め込もうとし、僕はスーツの上着を羽織ろうと洗面台の鏡の前に立ったその時でした。

ガラス張りのスケスケの誰も居ない風呂場から突如として「女性の凄まじい絶叫」が部屋に響き渡ったのです。

ぎゃあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!

「えぇぇぇっ!!!>?&%$#)''&&'(&(#$%"&%&%$!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


その瞬間、僕は「相手が生身の人間ではない」と瞬時に悟りました。
なぜなら、僕は驚いて風呂場を振り返りましたが、そこには誰も居なかったからです。

わずか1メートルほど先にあるガラスの扉から透けて見える向こう側は、確かに「無人」で、絶叫の後にはシンとした空間が広がっていました。

部屋の中には僕ひとりしか存在せず、風呂場も使用しているので誰も隠れていないことは確認済みです。
また、ガラスの風呂場に隠れる場所などあろう筈がありません。

その誰も居ない風呂場でいないはずの姿の見えぬ女性が叫んでいるのです。

僕は正面の鏡に向き直り、心の中で「落ち着け落ち着け」と繰り返していましたが、なぜかこの瞬間の出来事のなかで「相手は人間ではない」と云う事だけは明確に理解していたのはおそらく直感というものだろうと思います。
なぜそう思ったのか、と云うのを明確には言えませんが、とにかく一瞬の判断で今度の相手は人間ではない何か、というのは理解していました。

あまりの恐ろしさに鏡に向き直ったままほんの一瞬固まってしまいましたが、次の瞬間、僕の右耳のすぐわきで、たぶん30㎝程度の位置で、再び凄まじい女性の絶叫が響き渡ったのです。

ぎゃあああああああああああああああああっ!!

正直、鼓膜が破れるかと云うくらいの右の耳元での凄まじい叫び声です。

その瞬間、ぼくは右に振り向くことができず、そのまま僕はできるだけ顔を上げず床を見るようにしてカラダを左にひねり、その先にあるテーブルの上のルームキーに向かって走り出しました。
ひったくるようにルームキーを掴んだ僕はやはりできるだけ顔を上げないように、余計な物を見ないようにしながら玄関に向かってダッシュしました・・・・

それが何だったのかは、いまだに分かりません。
疲れていたとか酔っていたとか、いろいろと云う人は居るかも知れませんし、単なる聞き違いだと思う人も居るでしょうが、それを体験した当の本人としては「目に見えるものだけが全てでは、ない」という事しか申し上げることができません。

あの部屋の中は僕ひとりしか残ってはいませんでしたが、なぜか「声しか聞こえない姿の見えぬ見知らぬ女性」がいたということは事実ですし、それ以上でもそれ以下でもありません。

結局僕はあまりの恐ろしさにエレベーターを待つことができず、一階のフロントまで脇の階段をかけ降りていったのは苦い思い出です。

駅に向かうために路上に出ると朝6時近くの真冬の新宿はさすがに人通りが絶えることはなく、たくさんの人の流れと一緒に新宿駅に向かっていきましたが、背中はぞくぞくと冬の寒さのためだけではない寒気で震えていました。


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エピローグ
結局家に帰っても眠ることができず、アレはいったい何だったんだ?と考えてみましたが、やはり「人間ではない何か」としか結論が出せず、悶々としていました。

ちょうどその日の夕方になりますが、確か18時半くらいに、あのホテルで一晩一緒に過ごした彼女のPHSに電話をかけてみました。
もうそろそろ帰宅しているのではないかと思ったのですが、すぐに彼女は電話に出たので、あれから起こった出来事をすべて彼女に告白してみました。

「聞き間違いじゃないの?」という答えを期待していましたが、全てを黙って聞いていた彼女は僕に一言こう言いました。

「あー、やっぱりでちゃったんだ」


「?。どういうこと?」

聞き返す僕に彼女はゆっくりと話し始めたのです。

「じつはね。知り合ったばかりで言い出せなかったけど、私ちょっとだけ霊感が強いのよ。それでね、あの部屋なんだけど、入った瞬間から女の人の絶叫が響き渡っていたんだけどあなた聞こえなかったでしょ?。あなたようするに霊感ゼロの普通の人なのよ。私もハッキリと見えたりするほどではないんだけど、感じたり頭が痛くなったりするのよね。で、もの凄く怖いわけ。私みたいに中途半端に霊感があるととにかく怖いの。
それでね、あまりにも怖いのでBGMを大きくしたりして誤魔化そうとしたんだけど、あなたはBGMが大きいと小さくしちゃうし、おそらく何も聞こえないんだなって思った。

だけど私怖くて怖くてそれで朝一番で飛び出してきちゃったのよ」

「うん、話は分かった。確かに何かが出たよ。たぶんお化けとか幽霊だと思うんだけど。あのさ、ひとつ云いたいんだけど、僕を一人残して帰ることは辞めて欲しかったよね、おかげでヤバい体験しちゃったんだけど。これ、一生忘れられないよ」

「ごめんごめん、あなた霊感ゼロみたいだったからさすがにでないと思ったのよ。あそこ、本当にヤバい場所だわ」

これがその日僕に起こった事の顛末のすべてです。

僕は明白にそれが何だったのかは理解しているつもりですが、たぶん信じられない方も大勢居ることだと思います。
ですが、信じようが信じまいが、「目に見えるものだけがこの世界の全てではない」ということはおそらく真実なのだろうとあの日以来僕は思っています。


追記
今日はいつもとは違う「不思議な話」をしてみましたが、これは全て実話です。
色々と伝わりにくいかも知れませんが、「その声」はうつろなものでも、空虚なものでもなく、完全に生身の人間が発するものとまったく同じ声だったことを改めて書いておきます。

あの日以来、アンリアルな怖い体験というものは幸いなことに経験していませんが、もう二度とごめんだと思うのです。

またこの事に対する僕の立場を書いておくと、この体験をするまえはそう言ったことに対して否定も肯定もしていません。
特に感想というものはないのですが、自分が訳の分からない場面にいざ出くわしてみると、ちょっと立ち止まって考えざるを得ない、というのが本当のところです。
ただし、だからといってインチキ霊能者やインチキ占い師を肯定するようなことはなく、猜疑心を持って見極めていく必要もあると思っていますが、あの日あのとき以来、確かに人知を超えた何かが存在することを否定しなくなったことも確かです。



関連記事

リアルですね
わたくし、このブログの語り口が好きで
ブックマークして、密かにチェックしておりました。
紹介されてるアイテムも、全て魅力的で
実際に購入したものもあります。

怖い話しは好きで色々見るのですが、
臨場感がすごかったです!
商品レビューと共通して
すごく「伝わり」ました。
伝わりすぎて感動したのでコメントさせていただきました。
これからも楽しみにしてます。
[ 2016/12/05 22:53 ] [ 編集 ]
Re: リアルですね
hidryikiさま

こんなマイナーなブログのマイナーな内容にコメントいただいて恐縮です。
「リアル」といっていただけて嬉しい限りですが、まぁ全部実際の話で脚色は全くないですから・・・
文章力が追いついていないことはあってもすべて「リアル」であるというのは確かです。

本当に今回の話しは書こうか書くまいか逡巡したのですが、事実は事実として書いておくことにしました。
実際に体験すると分かりますが、本当に怖いです・・・
当時でもホテル名は夜だったこともあって覚えていないのですが、あれからだいぶ年月が経ちましたので当のホテルは建て替えられたか、別な商業ビルに変わってしまった可能性が高いです(当時でも部屋は古くさかった)
ですが、いまでも「新宿 殺人 ラブホテル」などで検索するといろいろな事件がヒットしますし、ニュースにならない事件も多いと聞きます。
そういった何かがあそこであったとしか僕には考えられないのです。
ただし、これはあくまで推測ですが。

今後とも見捨てずに応援してくださるとブログを書くというモチベーションになりありがたい限りです。













[ 2016/12/06 04:08 ] [ 編集 ]
教官しますた。
レビューが色々とツボに入りまして、さらに
「いい加減を極めた適当なウルトラライト登山/ハイキングとは何か? 」
に共感し朝っぱらから拝見してます。

この怖い話もまたよく解ります。
もともと霊感がないという点もよく解ります。
解りたくないですが解ります。

また、廃盤品もパンツでなければオークション等で探すこともあるので
「もう売ってねーだろ!」と言われることもあるかもですが個人的には
お気に入りのお品があれば掲載していただきたいかもです。

ブログ名もすっげーよく解ります。
これからもめんどくせえとは存じますが書きまくってください。
[ 2016/12/24 11:38 ] [ 編集 ]
Re: 教官しますた。
コメントありがとうございます。

いろいろとお褒めの言葉を預かり感謝です。

【怖い話しについて】
なんといってもマジですから・・
分かろうが分かるまいが、マジですから・・・
何かは分かりませんが「現実」ですから。

ネット上には「明らかに創作だろ?」とよく調べればすぐに分かるような「怖い話し」も載っていますが・・・
まぁ、楽しんでいただければ幸いです。

ところで、「廃番品」に関してですが、何かあれば掲載するようにしますが、なかなか難しいかもです。
僕の場合、もともとが「凄く良かった」か「ゴミだった」というように極端な物しか紹介しませんので、「普通の物」ならあるんですが、そういった物は何を買ってもたいして違いはないとはいえるので・・・・

何かあれば極力面倒ですが書くようにします(笑)
ただ、あのですね、ただでさえアクセスがないのに・・廃番品だと更にアクセスがないんですよ・・・涙











[ 2016/12/24 14:47 ] [ 編集 ]
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