ブログなんかめんどくせえよ

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【レビュー】デジタル簡易無線機を登山で活用したら思いの外、便利だった。アイコムIC-DPR3


まとめ
■無線機と登山は相性が良い
■余裕があるのなら持っておくべき
■防災用途でも有り

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数ヶ月前に1Wのデジタル簡易無線機を購入しました。
以前紹介したおもちゃの中華製格安特定小電力無線機が意外に使えるので、さらに距離を稼ぐことが出来る無線機に興味を持ったのがきっかけとなります。

登山用での購入ですが結論としてかなり役に立つと云う印象です。

【何のために使うの?】
そう言われると困るのですが、山用の携帯電話という感覚に近いと思います。
低山とはいえどもスマホはほぼ使えないので、仲間同士の連絡用に持ち歩く意味合いが強いということになります。

実際に持ち歩くと「いろいろな場面で使う」ことが多いのと、ペースが違う人と歩いていても無線機を持っているだけで安心感が出てきます。
登山で現地の駐車場を探すのは骨が折れますが、仲間と連携しながらそういった用途でも使ったりします。

仲間と登山する方は持たないよりは持った方が絶対に良いです。

【無線機の種類について】
かつてのホビーの王様と言われたアマチュア無線はいまや風前の灯火となり、使用に際して免許を取得したりと敷居が高く、登山では最も有効なのですがバリバリの登山家でもないのにそこまでするのは気がひけました。
単独が多い方や厳しい登山を行うのなら今でもアマチュア無線を取得しておくべきだと考えていますが、低山登山程度では面倒で検討しませんでした。

その点、デジタル簡易無線は登録は必要だが免許がいらないので、だいぶお手軽お気軽に持つことが出来ます。

更に免許も登録もいらない簡便な無線機として「特定小電力無線機」と言われるものがありますが、こちらは0.1Wの出力で交信距離は極端に短いのですが「仲間内での連絡」だけなら十分に用は足りると思います。

僕は「特定小電力無線機からデジタル簡易無線機」へと渡り歩きましたが、今の用途では「特定小電力無線機」でも問題はなかったというのが本音になります。

【1Wか5Wか】
デジタルは出力が1Wか5Wのどちらを購入するかでまず迷うと思います。

僕は1Wにしましたが、理由は若干本体が軽いということと本体価格が少し安いと云うことでデジタルの1Wです。
しかも人にも持たせると云う事で2台同時に購入なので5W二台はさすがに手が届きませんでした。

人気があるのは5W機の方なので、重さと価格に納得が行けば5W機を選択しておくべきだと思います。
5Wだとバッテリー持ちがだいぶ悪くなるのですが出力を1Wに絞れば良いだけなので普通に考えれば汎用性が高いのは5W機だと感じています。

ちなみに防災用途でも使えますのでまったく無駄になると云う事はないと考えています。

【交信距離について】
これはなんとも言えないのですが、1Wでノーマルアンテナでの市街地の目安距離が約1キロとなります。
これは実際にテストしてみましたので間違いないのですが、ビルや地形で大きく変わることに注意が必要です。

1Wでも山頂などの見通し距離があれば数十キロ届いてしまいますし、具体的に何キロと明示するのがとても難しいのですが、厳しい環境での「最低距離」という意味で言えばおそらく1キロ程度ではないかと云っておきます。

と云うわけで登山などでも1Wのデジタル簡易無線機なら仲間と1キロ程度離れてもなんとか交信できる可能性が高いです。

そこまで地形が厳しくない環境なら2キロくらいはたぶん届いてしまうのではないかと思います。
僕の場合は最高で2キロは距離が欲しかったのでそこまで電波が届けば十分です。

ちなみに5W機でもノーマルアンテナなら1Wと交信距離はそんなに違いはないです。
アンテナを交換すると5W機はグッと伸びますのでそう言ったことも考慮すると発展性は5W機がよく、やはり性能の良さが光ります。

ただし、別途装着のロングアンテナは相当に持ち運びが面倒で重量もかさみます。
一応同時に手に入れてみましたが、もって歩くのは躊躇する長さと重量増加がありますので、そういう意味でなら1W機も必要十分な性能があるとはいえます。

特定小電力無線機の交信距離については山間で数百メートルが目安です。
見通しが良ければ1キロ程度でも可能なようですが、少し厳しいと思います。
個人的な感覚で300メートル程度の距離までと理解しています。

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【救助要請に使えるか】
アマチュア無線機の方がそういう用途ならベストですが、実際に登山に持ち込んでみると、デジタルでも使えるのではないかというのが感想です。
平日の状況はよく分からないのですが、土日の首都圏近くの山ならかなり頻繁に交信を受信しますので、呼び出しチャンネルの15chで呼びかければ誰かが応答してくれる可能性が高いです。

特に最近では「デジタル簡易無線」の普及が進んでいるので以前よりもユーザーは増え、救助要請できる可能性は確実に上がっているのではないかと思います。
ネットであたると先人達は「デジタルは救助要請には使えない」とのことですが、たぶんそれが真実なのだろうと思うのですが、ユーザーが少しずつ増え、そういう意味で状況が少し変わってきているのかも知れません。

ただし、大都市圏の近くでならと云うことは感じるので、九州や北海道の山奥でいけるかどうかと言われると厳しいのではないかと思うところもあります。
そういった場面を想定するのならより強力な5W機にロングアンテナを使用したり、アマチュア無線機を考えるなどの工夫が必要だと思います。

【デジタル簡易無線の登山使用について】
バックパックのショルダーベルトにデジ簡をクリップでセットしています。
使用するときはボタンを押して喋るだけとなります。

マニアの方ですとイヤホンマイクを使用するようですが、登山では必要だとは思えません。
イヤホン系を耳に嵌めると長時間は間違いなく耳が痛くなるだけなのでそのまま使用した方が向いていると思います。

実際に使用してみると、電源オンで登山時に頻繁に交信を受信することが有り「とにかくウルサい」場合があると云うことがいえます。

どういうことなのかと云えば、例えば17チャンネルを連絡用に使用しているとすると、同チャンネルの交信が突然飛び込んでくるのですがこれが結構ビックリします。
へたをするとかなり頻繁に入るのでさすがにイラッと来ることがあります。

特に山頂付近に近づくにつれ業務用無線が入るようになると「3番テーブルにドリンク」とか訳の分からない交信が延々と続くのでこの場合はチャンネルを変えるしか方法がありません。

こう言った無線関係は「他人との交信」に色々とルールやマナーがあるようですが、僕にはちょっと何のことだか分かりません。
たぶん電波がどこまでと届くのかと云う事を試しているのかなと思うのですが、何が楽しいのかがよく分からず、一度も見知らぬ人と交信したことはありません。
交信についてはそんなに難しくはないので興味のある方はそういったルールを一読していて勉強するといいかもしれません。

こちらのアイコムのDPR3はデジタル簡易無線機では「定番」ともいえるもので性能的にはおそらく不満のないものなのだと思います。
素人なので手持ちの特定小電力無線機としか比較できませんが、距離はもう大きく違いますし、物としてのクオリティーも全く違います。

とにかくいざ登山に持ち込んでみて感じたのは「安心感がある」という一点はとても大きいです。

うまくいえないのですが、同行者に無線機を持たせているとなぜか安心なのです。
ペースが違ってちょっと姿が見えなくなると、以前は「どうしたんだろう」と思いましたが、無線機があるとすぐに返答が来るので相手の状況が即座に分かります。

なのでここ最近は毎回無線機を持ち込んでいますが、毎回使用しています。

僕はクルマで現地まで行ってしまうのですが、そういった場合の駐車場の場所の確保から相手がちょっとトイレへと茂みに消えていくときも、時間がかかってもすぐに連絡がつくのでいらぬ心配をしなくなったのは心理的な面でかなり大きな変化でした。

DPR3特有の機能として「スキャン機能」というのがあります。
これは交信しているチャンネルを自動で探し出すという物で、たぶん受信マニアの方には便利な機能なのだと思います。

またDPR3特有ではありませんが1W機は1/0.5/0.2Wと出力が絞れるので使用範囲に応じて出力を変えるとバッテリーが長持ちします。
0.2W設定のショートアンテナ使用で特定小電力無線機のように使ったりも出来ますので、意外に良かったというのが本音です。

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こういう感じでバックパックに装着しています。付属のクリップを使用しています。

【アンテナについて】
いまはノーマルのアンテナを基本として使用しています。

一緒にとても評価の高いロングアンテナである第一電波工業のSRH350DHという43センチのアンテナも購入しましたが、こちらを使用すると約2倍程度交信距離が伸びるようです。
こちらのロングアンテナは「とにかく長くて重い」というのが事前に予想した以上で登山で装着するというと躊躇してしまいます。
とてではないですがこちらのアンテナで登山というと無線機をパックパックに格納してイヤホンマイクを外に出すしかないような気もしますので、ちょっと現実的ではないかも知れません。

むしろ今検討しているのがショートアンテナへの交換です。
ノーマルが10センチですが、オリジナルのショートアンテナは5センチなのでショルダーパッドへの装着だと明らかに取り回しが良いので、真剣に検討しているところです。

【デジタル簡易無線機のまとめ】

いまやスマホに押されて専用GPSの存在が疑問になりつつある中で、無線機は意外にも登山との相性が良いことに驚いています。

今回は先人達の評判を見てアイコムのDPR3を購入してみましたが、登録はちょっと面倒でしたが免許不要で誰でも使えるというのは大きな利点です。
登録さえしてしまえば誰に渡しても問題ないので、仲間内でつかうにも問題は一切ありません。

無線機の操作は非常に簡単で誰でも2分ほどの説明で使いこなせてしまえるのも良いところです。

たぶんほとんどの方が「仲間内の連絡」だけなら特定小電力無線機で満足してしまうと思いますが、少し余裕を見るのなら、救助要請にも限定的に使える可能性があるデジタル簡易無線機は選択肢としてしてありだと考えます。

大規模災害時もスマホのネットワークなど一瞬でダウンしてしまうでしょうから、そう言うときのためとしても無線機を持っておくのは賢明かも知れません。

参考記事
【レビュー】登山に使える格安中華無線機 特定小電力トランシーバー T-2101  



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関連記事

ユーザーコード
購入を検討しております。飛距離目安などレビュー記事参考になりました。
ところで、すでにご存じかもしれませんが二台のトランシーバに同一のユーザーコードを設定すると混信対策になるかとおもいます。それでは失礼します。
[ 2017/01/11 09:41 ] [ 編集 ]
Re: ユーザーコード
無線機に関しては設定を放置プレイで使用しています。ユーザコードと言うのも知りませんでした。このユーザコードを設定すると不特定多数の人と話すことができるのですか?
そういったこともよくわからず、無線機に関しては大体そのまま使います。なのでとてもいらっときています
[ 2017/01/11 19:57 ] [ 編集 ]
特定小電力無線機がダメなら…
特定小電力無線機がダメなら…と検討してますが
二個買って5万越えはキツいなぁw
登録も簡単そうなので揺らいでますが
もう少し安い製品が出ないですかねぇ。。
[ 2017/03/29 19:33 ] [ 編集 ]
Re: 特定小電力無線機がダメなら…

いつもお世話になっています。

たぶん無理です。
もう無線機そのものの市場が縮小気味ですので、今後安くなると云う事はちょっと考えづらいと感じています。

後は中華の外圧ですね。
おそらく中華が本気で日本市場に参入してくればデジタル無線機の価格は半額から1/3に下がります。

ですが、その可能性はほぼないとみています。
中華製品は「日本市場への製品適合」というのをほとんど行いません。
あくまで世界で売ったものを「オマケで日本で売る」という姿勢なので、余程の人気商品でない限り可能性は薄いです。

アナログはもう少し本体価格が安いのですが、免許の敷居が高く、なおかつ「免許を持たない他人に貸し出せない」のでその点もネックですね。
これでは災害時に仲間に持たせるという事すら出来ませんから・・・

本当になんとかならないのかと日々思います・・・
たぶん考えていることは一緒だと思いますが・・・
残念な限りです。
[ 2017/03/30 00:02 ] [ 編集 ]
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