ブログなんかめんどくせえよ

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【レビュー】高音質 格安中華イヤホンmagaosi HLSX 808 (MGS-M1)


まとめ
■一万以下では最強クラス
■ダイナミック1ドライバーを思わせる自然な音色
■帯域バランスが特に良い

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個人的には2016年のベストイヤホンです。

5000円以下では間違いなくトップに立つイヤホンで、おそらく1万円以下でもこれに勝てるイヤホンはそうそう存在しないのではないかと思っています。
当然ですが星の数ほどあるイヤホンの中でこれが「1番」だとは断言出来ない訳ですが、それなりの数のイヤホンを聴いてきた人間としてこのイヤホンのレベルが高いと云うことは間違いなくいえます。

構成ですが、1ダイナミックドライバーに1BAドライバーの片側2CH搭載したマルチドライバー機です。

【音質】
特筆すべきは「帯域バランス」の良さとマルチドライバーにもかかわらずそれを感じさせない音のつながりの良さです。
ドライバーは数が多ければいいというわけではなく、必ず適正な数という物があります。

マルチドライバーの最大の問題は「音がつながらない」と云うことです。
これは例えば片チャンネルに2ドライバーを搭載したイヤホンなどを聴くとよく分かりますが、1つ1つの音の主張は上がります。
ただし、そのことによって音楽全体の品質が向上するかというとそんなことはなく、各ドライバーをきっちりまとめ上げないとたいていのイヤホンの帯域バランスが崩れます。

ダイナミック1ドライバーの製品ですらハウジングの設計による適正帯域バランスの確保というのは大変に難しい問題で、モニターライクなキチンとしたバランスを実現するのは至難の業となります。

もしこれがスピーカーなら更に音色の統一が出来ないという問題も生むのですが、元々イヤホンの再現力ではPiston2の音を聞いても明らかなように振動板の材質による高域の音色の違いはまったくでてきません。
と云うことは、逆に言えばドライバーによる個々の音色が再現できないのでむしろマルチドライバー化する場合は都合が良いともいえます。

またドライバーの数を増やしても「元々音場もなければ音像も結像しない」イヤホンでは位相乱れによる「定位」の問題も存在しないことになります。

何が言いたいのかというと、音の再現力が低いイヤホンでは、マルチドライバー化しても「音のつながり不足」以外は顕著なデメリットが発生しにくいのです。
各ドライバーの音のつながり部分さえしっかりできれば比較的分離の良い音を聞くことが出来ると云うわけです。

とは云ってもやはり2ドライバー以上のイヤホンは設計が難しいようで、1万以下のマルチドライバーのイヤホンを幾つか聞いてもやはり帯域バランスが崩れてしまった製品しかありませんでした。
個々の帯域の音は良いのですが、全体のハーモニーが取れないのです。

ところがこの808は音を聞く限りでは分離の良いダイナミック1ドライバーの音に聞こえるわけです。
これはかつて聞いたことのないレベルで、分離は良いがバランスの狂った音を聞いて喜んでいるような方ではちょっとこの価値は分からないかも知れません。

そういう意味ではこのHLSX808は非常によく設計されています。

サ行のきつさもなく、個々の音の分離も節度が感じられ、十分に解像しながらも聞こえるべき音はキチンと聞こえてきます。
帯域バランスもちょっと低音が強めながらも普段聞くのならむしろ楽しいでしょう。

中高音域の音のエッジの描き方も角が立たず適正で、低音は下から上まできっちり表現してきます。
全域にわたってこの輪郭とバランスは見事としか言い様がありません。

【HLSX808まとめ】
つながりの良さが素晴らしく、イヤホンとしての音質グレードも高く、傑作と云ってしまっていいでしょう。
とりあえずの1本としてこれを使ってしまうとたいていのイヤホンのアラが見えてしまい、使うのがキツくなるかも知れません。

ちなみに中華イヤホンでの話しとなりますので、価格的なコストパフォーマンスで云えば既に1万以下では国産と海外大手メーカーはもう勝負にはなりません。
例えば有名なSureの215SEあたりなどこれを聞いたらもう買えません。

KZのATRあたりも素晴らしいのですが、これは間違いなくその上をいきます。
ちなみにATRとの違いは中域が808の方がナチュラルで再現力が高くなります。

音数の多いソースで混濁せずに解像する能力も上だと思いますので、いわゆる分離の良さも高度で極めて奥ゆかしいレベルで実現しています。

さまざまなメーカーが「違い」を明確にするため、むしろわざわざ「音を際立たせる」という手法をとる中にあって、この節度の良さは高い見識がないと実現出来ないでしょう。

このイヤホンはマルチドライバーにもかかわらず、フルレンジ一発のような音がすることに価値があります。

1万程度の著名な中華イヤホンでもこの「ナチュラルなバランスとエッジ」に対抗するのは極めて困難だと思います。

2016年度の傑作イヤホンのひとつでしょう。

参考サイト
レビュー:MaGaosi HLSX Codio BK-50 ハイブリッドイヤホン
808の後継でもある同メーカーのBK50の緻密なレビューが出ています。

catwalk1101earphone.hatenadiary.jp




こちらは間違いなく808です。
派手さはないですが、音が深いです。
女性に例えると「一見地味だが、よくよく見るともの凄い美人」みたいなイヤホンです。

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