ブログなんかめんどくせえよ

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ブログなんかめんどくせえよ TOP  >  ウルトラライト登山/装備 >  【まとめ】MSR パックタオル 登山用スポーツタオルの徹底テスト【ナノ・パーソナル・オリジナル・ウルトラライト】

【まとめ】MSR パックタオル 登山用スポーツタオルの徹底テスト【ナノ・パーソナル・オリジナル・ウルトラライト】


まとめ
■最強スポーツ用速乾性タオルは「オリジナル」


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登山やスポーツ用の軽量速乾性タオルのテスト記事です。

もっとも有名なスポーツ用速乾性タオルがMSRのパックタオルとなりますが、最近少しラインナップが変わり、リュクスタオルというパイル地のポリエステル・ナイロン混紡素材の速乾性タオルが増えたりしています。今回は高級感あふれる肌触り優先のリュクスは除いてチェックします。

なので、以前からMSRを代表する4つの速乾性タオルをテストすることになります。
これらの速乾性タオルの実際の能力を比較したいと思います。
(なお、テストの正確性については保証しません。あくまで個人が同一環境にてチェックしていると云うことになります。)

【MSRパックタオル基本について】

基本性能

比較対照とするのはMSRの以下の速乾性タオル4種類で、すべてSサイズを基本としています。

MSRパックタオルの基本的な性能ですが、まずサイズが同じSサイズと行っても大きさがまちまちで、かなり違うのが分かると思います。最大サイズのナノと比較すると最小サイズのパーソナルは実に3倍以上大きさが違います。

上図では重要と思われる部分は赤字にしておきましたが、大きさに関してはパーソナルとオリジナルは実際の使用後のサイズはほぼ同じサイズです。
おそらくオリジナルに関しては1度洗うと多少「縮む」のだと思われます。

抗菌性能に関しては「ナノ」と「パーソナル」のみが持っている機能となります。
長期で使われる可能性の高い方は重視しても良いと思います。


■ナノ 抗菌 水分吸収公称2倍
薄めのハンカチです。質感は布の感覚があります。

■パーソナル 抗菌 水分吸収公称4倍
厚めです。肌触りは最もタオルに近く、使いやすいです。
素材:
ポリエステル85%、ナイロン15%

■オリジナル 水分吸収公称10倍
厚めです。質感はフェルトに近く、あまり肌触りが良いものではありませんが洗うと改善します
素材:ビスコース

■ウルトラライト 水分吸収公称4倍

薄いです。ペラペラの紙に近い質感ですが、洗うと多少布っぽくなります。最も軽いタオルです。
素材:ポリエステル70%、ナイロン30%

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パーソナルの初回洗濯時の色落ちはこの程度です。うっすらと緑の色が載っています。

【色落ちに関して】

少なくとも今回のテストで色落ちした物は「パーソナル」のみでした。

激しく色落ちすると云うよりも水を張ったボウルが「うっすらと色づく」程度のものでしたが、それでも使用数回程度は他の洗濯物とは別にして「手洗い」して色落ちが落ち着くまで待つ必要があります。
他のMSRタオルに関しては色落ちはまったくありませんでしたが、もしかすると素材の色によっても違う可能性がありますので、一回目の洗濯は手洗いで別途様子を見た方が確実だと思います。


DSC09827-7.jpg
ナノ拡大画像 とにかく薄いです。
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パーソナル拡大画像。厚手です。
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ウルトラライトです。フェルトのようですが。1度洗うと布に近い風合いになります。
DSC09826-6.jpg
ナノと同じ薄さのウルトラライトです。こちらも1度洗うと「紙」のような質感が薄れてきます。

【MSRパックタオルの肌触りと風合いの変化について】

1度洗濯すると風合いが変化して肌触りが良くなる傾向があります。
MSRタオルの中でも購入直後は「オリジナル」と「ウルトラライト」に関しては肌触りは最悪で、タオルと云うよりもオリジナルなどはフェルトに近く、ウルトラライトは紙のような手触りとなります。

ナノはどちらかというとほぼハンカチに近い手触りとなり、タオルとして考えるとパーソナルが最も良い手触りなのですがこちらはすべすべした優しい手触りとなっています。

ただし、1度洗濯すると最悪の手触りのオリジナルやウルトラライトなどもかなり肌触りが変化して普通に使えるレベルになりますので、購入するためにさわりに行っても
あまりその感触は信用できるものではなく、1度洗濯して風合いの変化を見る必要があります。

個人的な感想で云えば、さすがにパーソナルはタオルとして使いやすいと思いますが、性能重視であればフェルトのような手触りのオリジナルもそんなに悪い物ではないと思います。

なので結論としては1度洗えばだいぶ風合いが変わるのでそれを確認してからの判断が必要だと云う事です。

【 MSRパックタオル水分吸収テスト】

こちらのテストは単純です。1度洗ったタオルに水分をタップリと含ませ、それをぶら下げた状態で水滴がポタポタと落ちなくなった時点での重さを量っています。
ただし、あまり時間をかけてしまうと乾いてきてしまうので最大5分までとしています。
この重さをそのパックタオルの最大水分吸収量としています。
基本

メーカーのテストとは違うので一概には言えませんが、公称値を上回っているのは「ナノ」のみとなります。
例えばパーソナルは自重の4倍ということですが、実際のテストでの吸収量は2.8倍となります。

オリジナルに至ってはカタログ値で10倍の性能なので約190グラムの水分を吸収できる計算にななりますが、実際は約半分の5.4倍の吸収量となります。

こちらのテストで最も性能が低いのが「ウルトラライト」になります。
50グラムすら水分を吸えないので、水分吸収性能は低いといえるでしょう。

その点では公称値とは違うとはいえ「オリジナル」は100グラム以上の水分を一気に吸えるのでフィールドにおける性能は最強だといえます。


【MSRパックタオル脱水テスト】

フィールドでのテストを再現する物なので、脱水機などは使わずに単純に両手でぞうきんを絞るようにグイグイ絞っています。
その直後に重さを計測しています。


脱水性能

脱水テストの結果、最も高い性能を持つのが「オリジナル」です。

手で絞っただけで87%の水分が抜けてしまいます。
逆にもっとも水が抜けにくいのはウルトラライトで約56%なので半分程度しか水分を絞ることができません。

脱水性能が高いと云うことは、フィールドにおいて簡単に機能を回復させることができるという事を意味しますので、大変重要な指標となります。

ハッキリもうしあげて「速乾性能」より重要な性能で、こちらの性能が高いと云うことは水分を拭ってまた絞り、即使えると言うことになりますのでこの数値は高ければ高い方が有利です。

テスト結果から云えば「オリジナル」がイチオシで、次点で「パーソナル」の性能が高めです。


【MSR乾燥テスト】

こちらは単にエアコンのある部屋の風の当たらない位置にぶら下げておくだけです。
手で絞った状態ですのでフィールドテストに近い状況を再現しています。
室温は23.7度。湿度は35%でした。30分ごとに重さを量っています。


乾燥テスト

どのタオルも完全乾燥まで2時間から2時間45分で乾燥しています。
薄めのナノやウルトラライトと厚手のオリジナルやパーソナルでも完全乾燥まで30分程度しか変わらなかったのは意外な結果でした。

各タオルで最初の水分量が最大14グラム違うわけですが、完全乾燥までの時間には大きな変化はありませんでした。

水分量が1グラムに達した時点でも触るとかなり湿り気があるので、これも意外でしたが、ここまで来るとこの環境なら30分程度で完全乾燥しました。

この速乾性能であるのなら厳しいフィールドでも半日もあれば乾くのでは無いかと思われます。
乾燥性能に関してはどれも驚くほどの大差無しというのが今回のテストからの結論となりますので、登山などはもちろんのこと旅行などの用途でも十分に使えるモノだと思います。


キャプチャ


【MSRパックタオル徹底テストまとめ】

■ナノ 抗菌 水分吸収実測値2.2倍
脱水性能は65%で第3位。そこそこといったところですが、乾燥テストは2時間15分です。

■パーソナル 抗菌 水分吸収実測値2.8倍
脱水性能は70%。ようするに手で絞った段階で機能の7割を回復します。乾燥テスト2時間35分。

■オリジナル 水分吸収実質値5.4倍
脱水性能は86%で第1位。水分吸収量も桁外れです。乾燥テストは最下位ですが、パーソナルと実質的に10分程度しか変わりません。乾燥時間は2時間45分。

■ウルトラライト 水分吸収実質値2.9倍
脱水性能は最低の56%。乾燥テストは第1位ですが、あまりにも性能が低いという結論です。乾燥時間は2時間。


こちらのテストの結果からイチオシは「MSRパックタオル オリジナル」とさせて頂きます。
水分は一気に100グラム以上吸収でき、脱水性能もピカイチで、もっとも速く乾くウルトラライト比較してもその間全乾燥までの時間は45分程度しか変わりません。

オリジナルは肌触りがあまりよくありませんが、、ウルトラライトもそうとうに悪いので、このあたりは「性能重視」ということで納得できる部分だと考えています。

市販の速乾性タオルの中でも性能はずば抜けているといいうのがオリジナルの評価となります。

次点で柔らかな質感の良い「パーソナル」を推薦しておきます。
こちらも脱水性能が高く、絞ってすぐ使える性能と肌触りの良さが両立しているバランスの良さがあると思います。

ウルトラライトとナノに関しては元の性能があまり高くないので、購入する場合は用途をよくよく絞った方が良いのではないかと思われます。

ここまでテストして分かりましたが、「薄い生地のタオル」はあまり性能が良くありません。
とにかく絞りにくく、水分もすぐに飽和してしまう感覚が有り、シビアな環境で連続して使うには適しません。
特段の理由が無ければ「薄くて軽い」タオルは性能的に問題が多いので、用途がハッキリとしている場合以外は購入は慎重になった方が良いかも知れません。

そういう意味では「オリジナル」と「パーソナル」の性能はいかなる場合でも十分に発揮できると思います。


参考サイト MSR公式

www.e-mot.co.jp




オリジナルです。サイズ選択に注意して下さい

パーソナルです。

薄手のナノです。ほとんどハンカチです。

ウルトラライトです。

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この記事待ってました‼︎
私はとても汗っかきで、特に頭と顔に大汗をかくので登山では高性能タオルは必需品です。

現在は安く入手したロスコのマイクロファイバータオルを使っていますが、ズボンのカーゴポケットにギリギリ入るサイズでもう少しコンパクトな当パックタオルを狙ってました。

肌触りはガン無視でコンパクト優先、メーカー公称の4倍を信じてウルトラライトが候補だったのですが、今回の記事で考え直す余地が出てきましたね。

パックタオルは割とお高いので気軽に買って試すのも躊躇われるのでこのデータは本当に助かりました。
ロスコは安くて気兼ねが要らず、サイズがやや大きい意外は不満は無いので、もうしばらく検討してみます。
ありがとうございます。
[ 2017/01/28 18:51 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
レンジ男様

コメントありがとうございます。
速乾性タオルマニアという新たな境地にたどり着きつつあるluna-lunaです。

実は今回価格の更に安い中華製の速乾性タオルも同時にテストを考えたのですが、あまりにもコストがいってしまうため今回は見送りました。
ハイマウントのnritなども候補には挙がったのですが、こちらもコスト面で見送りました・・・
本当は一律でテストしたかったのですが致し方ありません。
このあたりは個人の限界でした。

今回テストしてみて「ハンカチのようにペラペラ」でなければ性能的にはどれも大差無しというのが僕の感想です。
後は素材ですね。
たとえばパーソナルはポリエステル+ナイロンですが、「オリジナル」はビスコースという素材なので、素材が似たような材質なら後は厚さだけ気にすれば良いかと思います。

ロスコの方は見る限りはナイロン製ですね。
うーん、テストしてみたいですねぇ。

僕が探す限りはビスコースの速乾性タオルは「オリジナル」しか見当たらないので、MSRをわざわざ買うのならオリジナルはほかに類似する物が無いという点でもオススメしておきます。

とにかくこの手のタオルは「厚さ」が大事です。
ロスコに厚さがあるのならわざわざ買い換えるほどのことはないと思いますよ。
ダメになったらぜひご検討を・・

それでは。









[ 2017/01/29 00:06 ] [ 編集 ]
以前パックタオルを買おうと思った際、ネットで値段を見ると3,000円前後だったので「高いな~」との印象でした。
しかし今回改めて調べてみるとオリジナルのSで1,500円程?
前は時々あるAmazonのインチキ出品額に騙されてたようです。

こんなに安いなら!と早速オリジナルSを注文しました。
遠方からのメール便配送なので数日かかると思いますが、試してみるのが楽しみです。
[ 2017/01/29 07:39 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
レンジ男様

おお、購入しましたか!
性能的には決して後悔するようなものではないとある程度自信を持ってオススメできるので、ぜひ活用して頂きたいと思います。
MSRを買うのならオリジナルを選択するのがベストだと言い切っておきます。

実は今日出かけた折りにハイマウントのNritとシートゥーサミットのドライライト速乾性タオルを触ってきました。
ラインナップによるのですが、やはり若干の肌触りは違うとはいえどちらも「ナノ」と「パーソナル」の類似品だと思いました。
ある程度予想していましたが、やはり「万人に売る」という汎用性を考えると最もタオルらしい肌触りの「ナノとパーソナル」を真似るのが1番簡単だと思った次第です。

どらちの製品の価格もMSRよりも大幅に安いので、ナノやパーソナルを検討するのなら類似製品でも十分ではないかとも考える次第です。
ちなみに類似品では「色落ちがかなり酷い」物があるようなのでその点は注意が必要みたいです・・

ぜひ今後ともよろしくお願い致します。







[ 2017/01/30 00:09 ] [ 編集 ]
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