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【RYZEN】PhotoshopとLightroomでマルチコアCPUは効果的か?【インテル】


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まとめ
■RYZENはフォトショなどには向かない



3月に発売されたAMDの低価格マルチコアCPUが世間では絶大な支持を得ているようですが、クリエイティブ系実アプリケーションのひとつであるPhotoshopとLightroomを快適で素早く動作させるための「ハードウェアのまとめ」として簡単に要点を書いておきます。

【CPUについて】

PhotoshopとLightroomは共に複数のマルチコアを十全に活用できるアプリではありません。
ほとんどの作業で1コアもしくは2コアしか使うことはなく、アドビですら公式に6コア以上は「コストに見合わない」とあまり意味がないような事を言っています。

Photoshop は、4 個のコアを持つコンピューターより 16 個のコアを持つコンピューターで実行したほうが 4 倍高速に実行できるというわけではありません。ほとんどのユーザーにとって、6 個を超えるコアによってもたらされるパフォーマンスの向上はコストに見合うものではありません
------------------------アドビより引用-----------------------------------


Photoshopは一部機能のみがマルチコアを活用できるのであって、ほとんどの基本的な作業時には「1-2コアの速度」の方が遙かに重要です。
要するに1コアの動作周波数が勝負を決める傾向があります。

また、仮想コアによるハイパースレッドは大きな効果があります。
インテルで言えばi5よりもマルチスレッドが機能するi7の方が最低でも10%以上高速に動作します。

インテルの6-8コアの多コアハイエンドラインCPUとRYZENはどちらもPhotoshopには向いていません。
ちなみにRYZENでは4-17%ほどインテルの6-8コアと比較して、Photoshopの基本タスクと標準エフェクトでは速度が落ちます。
価格差ほどではないと感じる部分もある為、コストパフォーマンスという点で言うのなら、インテルのマルチコアモデルを購入するのなら、RYZENという選択肢は十分に勧められます。

アドビのPhotoshopとLightroomを使うのなら、結論は、いま最も速いCPUはi7 7700Kをそのまま使用するか、もしくは7700Kオーバークロックとなります。

Photoshopの基本タスクはかなり軽く、CPU動作周波数依存である事を考えると、7700Kをから割りするなどしてガッチリ冷却しながらできる限り高い周波数にOCして使用するのが最も良い選択肢であると思われます。

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【GPUについて】

SLIやCROSSFIREなどの複数GPUを活用することは出来ません。
GPUは一部機能を向上させますが、個々のGPUによって速度差がありますので、平均的な結論を述べるのが難しいようです。

ですが、以下の点は明らかですので参考にしてください。

  • ■統合グラフィックよりも個別のGPUの方が間違いなく速い
  • ■SLIなどの2枚差しは利用できない
  • ■高価で高速なGPUを導入してもあまり意味はない
  • ■ビデオRAMはあればあるだけ良い(特に高解像度環境)
  • ■通常環境ではGTX660以上であれば性能的には十分

要するにGPUはあった方が良いのですが、最新の1050と1080で比較しても平均的な動作時間に及ぼす影響は極めて小さいようです。

と云う訳なのでNvidiaで言えばGTX660以上のGPUが導入されていれば十分に高速に動作するはずですが、昨今の4Kパネルなどの導入やモニター価格下落でマルチモニター環境が容易に整えられる事を考慮するとビデオRAMは余裕があった方が良いようです。
高解像度環境などを志向する方は、2-6GBなどできるだけビデオRAMを搭載したGPUモデルを選択すると良いでしょう。

ちなみにQuadroモデルは更に効果的ですが、モデル毎の差は小さいので、より高価なモデルが「速い」という単純な話しではないようです。

【メモリについて】

高速なメモリを搭載してもパフォーマンスの向上はほぼ誤差の範囲です。
ただし、GPUを使用したエフェクト系には多少の効果がありますので、極一部のGPU依存エフェクトを多用する方は考慮しても良いでしょうが、投資ほどの効果はありません。

唯一にして最大の問題は、メモリの搭載量ですが、必要十分であればそれ以上に搭載してもパフォーマンスへの影響はありません。
Photoshop上の効率が100%の場合、速度の向上はありません。

ほとんどのユーザーのケースでは16GBもあればメモリ量としては十分となります。
ちなみに16GB以上のRAMを必要とするケースは取り扱うイメージが750MB以上の場合に限定されます。

【HDD及びSSDについて】

LightroomのカタログやPhotoshopのキャッシュ領域は、できる限り高速なSSDに置きます。
これは明確に効果があります。

ただし、最近のNvMe M2 SSD等は導入しても残念ながらほとんど効果はないようです。
ですので、通常の高速なSSDを導入するのがベストな選択となります。

【PhotoshopとLightroomハードウェアのまとめ】

RYZENを初めとした多コアモデルCPUを導入しても、極一部の効果しか速度向上は望めません。
それよりも7700Kなどのオーバークロックの方が20-30%速くなります。

ここ最近出てきているRYZENを使用したPhotoshopなどの速度向上記事は、一部のマルチコア最適化のなされた機能に絞った性能を書いているようで、日常のほとんどの作業や標準エフェクトの多くでは動作周波数を高くとることの方が有利です。

また次世代SSDのNVMEなども効果はほとんど無く、いまのところ、現用のSSDにメモリ16GB搭載して、GPUは搭載RAM2-6GBのGTX660以上を実装するのが最も効果的なようです。

とにかくCPUをkabyLakeのi7 7700Kオーバークロックで使用するのがPhotoshopとLightroomをもっとも快適に使用する秘訣のようですのでここに個人的なまとめ書きとして残しておきます。

なおCPUの買い換えについて、最後に書いておきますが、LGA1155世代の方は具体的に買い換えを検討しても良いと思います。

Ivy Bridge以前の世代のCPUが対象となります。
投資に見合うだけの効果が感じられるのは2012年以前のCPUを使用している方になります。

【将来のマルチコア最適化についての見解】

アドビが今後PhotoshopやLightroomをどのようにマルチコア対応させるのかという点について考えてみれば、近い将来に「最適化」してくることは考えづらいと思うのです。

現状では4コアですら使い切ることはまれで、GPU依存のエフェクトですら「数が少ない」という事を思えば、もともとそれほど「マルチコアを使い切る」ような処理を必要とはしていません。またそのような処理が今後増える可能性は少ないとみています。

なので6-8コアが標準化して、アプリが最適化を果たしても劇的な速度向上が見込めるかと言えば、少し難しいかも知れません。

こういった場合でも、やはり今と同じように「極一部の機能のみが速くなる」のは当分の間変わらないのではないかと思っています。


参考記事

gigazine.net

こういった「極一部のマルチコアに最適化された機能」のみを取り上げて、全体的な速度向上するかのように誤解させる記事には納得が行きません。

何百枚ものブラー効果をバッチでかけ続けるとか、そういう訳の分からない用途のみなら多コアモデルは確かに「速い」です。







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