ブログなんかめんどくせえよ

低山ウルトラライト登山/トレッキング/ハイキング専門です。なので装備や道具[ギアグッズ]のレビューは偏っています。防災を兼ねたアウトドア系サバイバルグッズやデジタル関係、モバイルバッテリー・ミリタリー系も大好物です。最近はBluetooth中華イヤホンや防水スピーカーもです。PS4とXboxOneはFPS系が多いです。
ブログなんかめんどくせえよ TOP  >  ウルトラライト登山/装備 >  ゴアテックスとレインウェアのメンテナンス

ゴアテックスとレインウェアのメンテナンス

今回は、登山用レインウェアのメンテナンスについて、書いておきます。
 
これを怠ると、いざというときに結局ずぶ濡れという事が起こります。

  

素材を大別すると以下の2種類に分類できます。

☆ゴアテックス系
☆ポリウレタンコーティング系

どちらの素材でも、メンテナンスは一緒です。
 
 

1まず、洗濯する。
皮脂や埃など目に見えない汚れが付いていますので、とにかく毎回洗います。防水素材は特に油脂に弱く、多孔質のフィルムの膜を埋めてしまいますので、洗濯は欠かせません。
洗剤は普通の洗濯洗剤のものを使用すればOKです。中性洗剤でも何ら問題ありません。
 
間違ってもnikwaxなどの、いわゆる専用洗剤など用意する必要はありません。お金の無駄です。
 
注記
いわゆるnikwakの洗剤は、「ただの粉石鹸」という話もあり、成分を見る限りは「粉石鹸」のようです。だとすると、ゴアテックス専用洗剤と銘打ち、この高価格は・・・。云わなくても分かりますよね?
 

2すすぐ
洗いよりも、すすぎの方が重要です。とにかく、洗剤が残らないように徹底的にすすぎます。

3乾かす
このとき、一番早くて確実なのが「乾燥機」にかけてしまうことです。乾燥機にかけるとあとで後述する「アイロンがけ」の作業を省くことが出来ます。ただし、袖口などが痛む場合もありますので、ネットには必ず入れてください。僕は、自然乾燥します。痛めるのが嫌なので。

4アイロンがけ
乾燥機を使用しない場合は、必ず実行してください。当て布をして、普通にアイロンをかけるだけです。
熱をかけることで、新品時近くまで驚くほど撥水性能が回復します。

5撥水テスト
ここまでの段階で、一度、シャワーや水道を衣服に当てて、撥水性能をチェックします。
このテストで、水が玉になってコロコロと表面を流れていく場合は、OKです。

ちゃんとアイロンがけをしているのに、コロコロと表面を水が流れていかない場合、はっきり申しあげると、「寿命」です。低山専用にするとか、街着に降ろしてしまうとか、とにかく厳しい状況が想定されるような山行には持って行ってはいけません。命に関わります。

6防水スプレーおよびnikwak撥水剤について
5までの行程をキチンと行った上で、防水スプレーはおまけ的な意味で使用します。気休め程度ですが、それでも効果は確かにありますので、山に行く前には処理を行っていた方が間違いありません。

ただし、防水スプレーには2種類あります。

☆安価なシリコン系
☆シリコンとフッ素のハイブリッド
☆高価なフッ素系

購入するときに成分をよく見てください。
このうち、レインウェアに使えるのは「フッ素系」のみです
まちがっても「シリコン系」および「ハイブリッド」の防水スプレーを使ってはいけません。
 
シリコン系を使うと多孔質の膜を埋めてしまうので透湿性がなくなります。ようするにゴムがっぱと変わらないものになってしまい、結露で危険です。フッ素系は、透湿性を保ったまま表面の撥水機能を回復させます。

防水スプレーは、5までの段階でキチンと撥水性能が回復している場合に有効です。5の段階で撥水機能が失われている場合、nikwakなどの「より強力な撥水剤」を使用して、撥水機能を回復させますが、これはあまりオススメできません。

というのも、防水フィルムに貼り付けている表面生地が既に傷んでいる可能性が高いので、無理矢理、撥水剤で一時的に機能を回復させても、あまり意味がないからです。
nikwaxは、スプレーに比べて撥水が比較的長持ちすると云うだけで、根本的な解決にはなりません。

レインウェアの場合、一番大切なのは、「表面の撥水機能」です。これが失われるとどんなウェアでも長時間の雨には持ちこたえられません。

とにかくレインウェアは基本的には消耗品であり、機能が劣化したものを山で使用するには大きなリスクが伴います。それにメンテナンスが非常に大事です。
 
撥水機能の維持と回復に全力を挙げてください。

最後に、遭難の実例をあげておきます

以前、トムラウシで女性三人が遭難して一人は低体温症で疲労凍死しました。
ひとりは現場にとどまり、ひとりは助けを呼ぶために山を下りました。
一日中、雨が降り続く状況で、最後まで体を濡らさなかったのは、毎回キチンとレインウェアのメンテナンスをしていたひとりだけでした。

メンテナンスをしていなかったふたりはずぶ濡れだったそうです。

これは有名な話ですが、どれだけ日頃のメンテナンスが重要かを端的に物語る教訓だと思います。

最悪、時間がない場合は「アイロンがけ」をするだけでも全然違いますので、ぜひ試してみてください。





is-fit 防水スプレー オールマイティ仕様【HTRC2.1】is-fit 防水スプレー オールマイティ仕様【HTRC2.1】
(2009/01/23)
モリト

商品詳細を見る

アマゾンですが、これは完全フッ素系スプレーなので、靴やレインウェアに使えます。
フッ素系スプレーの送料込みでこの価格なら安いと思います。
関連記事

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL