ブログなんかめんどくせえよ

低山ウルトラライト登山/トレッキング/ハイキング専門です。なので装備や道具[ギアグッズ]のレビューは偏っています。防災を兼ねたアウトドア系サバイバルグッズやデジタル関係、モバイルバッテリー・ミリタリー系も大好物です。最近はBluetooth中華イヤホンや防水スピーカーもです。PS4とXboxOneはFPS系が多いです。
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ソナス・ファベールのハイエンド

ソナスファベールのハイエンドを試聴会で、じっくりと聞いてきました。



ストラディバリとエリプサを一時間以上、1人で 堪能させていただきました。といっても、僕が訪れた時は試聴会は終わっていて、誰もいなかっただけですが・・・



まず、試聴室のことを書いておかなければなりません。

大きいです。おそらく35畳くらいありました。天井高も5-6メートルはあります。つまり、一般家屋からかけ離れた条件で音を聞かせていただきました。

このような試聴室ですと、当然のことながら、「自分の部屋にそのスピーカを持ち込んだと想像して」音を聞き込まなければなりません。その為、僕は試聴するときに「出来るだけ音を小さく」します。

スタッフは良い音にするために、できうる限りの大音量で音を流そうとしますが、それを制止して、ボリュームは必ず絞り込まなければなりません。自宅でそんな音量で聞けるわけがないからです。



ストラディバリは、素晴らしかったです。質感の良い低音が良く出ています。高域は、リング型ドームトゥイータの音ですね。キラキラはしていないです。質感的には、ベリリウムトゥイータのような煌めくような輝きはありません。

そのため、少し物足りない感じはあります。ただし、バランスと音の質感はさすがにソナスファベールのハイエンドであり、どのように聴いても、破綻がなく、痛い音を一切出しません。



エリプサは、ストラディバリの後に聴いてしまうと、音の質感そのものが一段劣ります。

低音も、ウーハーが足りない分、確かに少ないです。高域の質感は、ストラディバリと同じ質感です。



ただし、普通の家屋に持ち込んだ場合、おそらくエリプサの音がストラディバリに優ると思いました。

ストラディバリは、部屋を相当シビアに選びます。広さと高さの面において、一般家庭で鳴らせるようなシロモノではないです。

たぶん、エリプサでも最低15畳、できれば20畳以上は欲しいところです。というのもエリプサのウーファーですら、一般家庭では持て余し気味になることでしょう。出すぎてしまい、コントロールがすごく難しいはずです。

というわけで、日本の家なら、とても恵まれた人以外、どちらかといわれればエリプサ以外の選択肢はないと思います。

そういう意味で、僕にとってエリプサの評価でがすごく高くなりました。

名機のひとつと言ってしまっても良いと思います。

このバランスの良さと、造形的な質感は傑出した出来です。



両機ともにですが、素晴らしい水準に達しています。スピーカはハイエンドほどバランスが崩れている場合が多いのですが、そういうことが一切なく、優しい音と素晴らしい響きをもっています。

これは実は凄いことで、ハイエンドでこのバランスというのはありえないくらいのことなのです。とこかが突出しているとどこかに瑕疵ができてしまいます。



ソナスファベールのスピーカは、その構造上、響きが多いために、コンサートではちょうど中間の席かもしくはライブ盤によってはもう少し後ろで聞いている感じになります。組み合わせるDACは、アキュフェーズなどの響きの少ないDACが良いかと思います。そのほうが音の輪郭がカチリとしてきますね。

このバランスのとれた極めて高い水準の音もまた、人生でそう簡単には聞ける音ではないです。

モニターオーディオ PL300

ある意味、衝撃を受けたスピーカのひとつですので、これについてもレビューしておきます。
ただし、批判的レビューですので、所有者の方には申し訳ないですが、ここから先は読まない方がいいと思います。
 
ずいぶん前のことですがも、モニターオーディオのPL300が入ってきたので、聴きませんかというお誘いがありました。僕はAVアンプでRS6スピーカを使用しているので、モニターオーディオの基本的な音質と評価は知っているつもりでした。
比較的、ドライバーの動作が軽いので、パワーアンプへの負担が少なく、立ち上がりの早い、非常にスッキリした音を出します。AVアンプ用だと、個人的には「環境音の再現」が必要なので、妙な色艶があるものよりは、無個性かつドライバーがアンプの負担にならないものを求めています。
 
PL300の価格が価格ですので、もちろん買うことはできませんが、当時、評論家から雑誌まで、手放しで絶賛の嵐でしたので、 どのような音がするのか興味津々でした。
 
ショップでは、とりあえずピアノ曲をお願いしました。
 
出てきた音にガツンと頭を殴られたような気がしました。なんという鮮烈な音なのか?曖昧さのない、立ち上がりの早過ぎる音です。これだけ音の立ち上がりの速いスピーカを聞いたことがありません。
ピアノ曲の奏者が変わったかのように、このスピーカだけ音のスピードが違います。かつて聞いたことのないクールで鮮烈な音が響き渡ります。
 
一曲聞き終わり、僕は席をたちました。
 
このスピーカは非常に野心的なスピーカで、おそらく今までコストパフォーマンスに秀でたスピーカづくりで世界的な評価を得てきたモニターオーディオがハイエンドに殴り込みをかけた渾身のスピーカです。
確かにでてくる音楽は、素晴らしいのです。
でも、音が根本的にダメなのです。
 
高音が耳に突き刺さり、音がとても痛いのです。ある意味、これほど音の痛いスピーカを聞いたことがありませんでした。普通は、部分的にちょっと痛い音がするスピーカが多いからです。
 
経験上、これは何をどうやっても変わらないスピーカ固有の問題であることは明らかでした。
アンプやセッティングでどうにかなるレベルではなく、そのように作られてしまったことは、明白だと思いました。
 
このスピーカは、壮大な失敗作です。
ですが、次世代の音というものがあるなら、その片鱗がほんの少しだけ垣間見えるスピーカかも知れません。
機会があれば、一度は聞いておいたほうが勉強にはなるかと思います。
 

【まとめ 】ピュアオーディオの世界 アンプとスピーカーの選び方


オーディオ歴15年ほどの若輩者ですが、自分の耳で、いままで感じたこと、検証したことをざっくり簡単にまとめておきます。

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【トランスポート】
いわゆるCDの駆動部分のみです。
トランスポートに関しては、こちらを替えたところで何も変わりません。どれでも同じです。もしかすると極わずかになにかが変わるかもしれませんが人間の耳で判定できる範囲であるとはとても思えません。

これが「違う」と判断する人に合うと、僕はまず警戒します。

現在ではCDプレイヤーを使う人すら少なくなり、ネットワークプレイヤーに置き換わりましたが、それで十分です。


【DAC】
音は、変わります。ただし、変わるのは基本的に「倍音」です。基音に付帯する響きの部分です。

DACで、低音が増えるとか高音がよくなるとかはありません。

よく聞けばすぐに分かるのですが、響きが増えるものと響きが減るものがあります。

増えるとコンサートホールで後方の席に移動したかのような効果が得られますが、システムによっては「ボケた音」と表現されることがあります。

響きが減るDACだと、音の輪郭がはっきりしますのでカチッとした音になり、コンサートホールで前の席に移動したのと同じ事になります。

どちらのDACを選択するのかは、基本的にはスピーカと部屋によるので、答えはありません。

例えば、スピーカ側でも必ず響きがありますので、よく響く部屋で、良く鳴くスピーカに、倍音の多いDACを組み合わせると音の輪郭ははっきりとしなくなります。

同時に、響きが多いほど、クラッシックやライブなどの音楽で、ステージから遠くで聞いている感じになります。ですので、ライブ盤で、よりステージに近づきたい場合は、スピーカの響きを少なくしていきます。

DACによってはこの倍音の変化はキチンとしたシステムで聞き込めば誰でも分かるほどに違いますが、これはあくまで「倍音の微調整」と云う事になります。
基本的にはスピーカー側の設計思想が大きく、コンサートホールのどの位置で演奏されるスピーカーなのかはあらかじめ決まっています。この座席位置を若干前後に移動する程度の効果です。

いまのDACなら、どんな安物だろうと一定以上の解像度はあります。ですので解像度をあげたいからDACを買い換えるのも見当違いです。微小音が消えてしまった場合、原因は、ケーブルかプリアンプです。

DACの選択はあくまで「響き」のさじ加減をコントロールすることです。

また最近のDACでは「ロックレンジアジャスト」の調整や「デジタルフィルター」を選択することによりサウンドキャラクターの調整が可能ですが、これも「モード選択で音が激変する」などと云う事はありません。
変化はかなり小さいものだと思って下さい。

なのでDACはそれほど神経質に選択する必要はなく、今の時代では重要性はそれほど高くはありません。
特にイヤホンやヘッドホンなどで「音が変わった」などと声高な主張のほとんどは単なる「思い込み」です。

DAC初期の頃はピュアでも高価なマルチビットタイプが主流でしたが、後期には1bitがマルチビットに追いつき、マルチと1bitの音の違いはなくなりました。
今ではDACの優先順位は低いです。


【プリアンプ】
とにかく解像力を優先するべきです。DACが送り込んだ情報がここで消えてしまうと、もうどうにも復元できません。

その他には、音楽の立体感がここで決定します。その証拠に、パッシヴアッテネータを使用すると、音の鮮度は上がりますが、大抵の場合、音楽は平面的になります。

ですので、基本的にパッシヴアッテネータを使用したり、DACからパワーアンプにダイレクトに情報を送り込んではいけません。立体感は非常に重要です。
必ずプリアンプを通してください。

プリアンプに関しては昔から一定の割合で「不要論」を唱える人が居ますが、考えが浅すぎます。
一時期CDの音をDACに直接送り込むのが流行りましたが、すぐに廃れました。
理由は解像度と音の鮮度は圧倒的に有利なのですが、音のエッジが立った耳障りな音を出すことと、音に雑味が出ること、立体感に問題が出てくることによります。

なお、プリアンプを良い物に交換すると「音が滑らか」になります。プリメインアンプなどから、セパレートのプリに交換などすると、すぐに分かるレベルで変わります。

この事があるので音質を追求する場合、いわゆる「プリメインアンプ」を選択してはいけません。
良い音を追求するのなら最低でも「セパレート」にしなければならない理由のひとつがこれになります。

プリメインでは「プリ部」にコストをかけていないので、音に雑味が出て荒くなります。
単独で聞いていると分かりませんが、数十万レベルのプリアンプを導入するとその差は圧倒的になります。

【真空管プリアンプについて】

真空管プリアンプの場合、とにかくノイズの少ないものを選んでください。
解像度云々の前に、たいていの真空管プリアンプはノイズで微小音がかき消されてしまっています。
ただし、試聴時に真空管を何回か交換して聞いてみなければ、そのノイズの由来が「真空管由来」なのか「回路設計」から来ているものなのか判断できません。

ノイズの少ないことが検証済みの真空管をさして初めて、その真空管プリアンプの回路そのもののノイズが分かります。

ですが、試聴時にそんなことはまずできませんから、真空管プリアンプを購入することはリスクとの戦いになるのです。

僕の考えとしては、真空管プリアンプは選択肢も少なく、基本的には余程のことがなければ手を出してはいけません。プリアンプは半導体製品を選んだほうが、より簡単に良い音に近づくことができます。



【パワーアンプ】
低音が変わります。タイトな低音か量感豊かな低音かは、パワーアンプで決定してしまいます。

更に大事なことは「音色」の多くがここで決定します。
パワーアンプは純粋な音色に関わってきます。
ここで少し疑問が沸く方もいらっしゃるかも知れませんが、もちろんプリアンプも音色を支配しますが、その影響力はパワーアンプの方が遙かに強いのです。

例えば、半導体のプリアンプに真空管のパワーを入れると、音色は完全に真空管の音色になります。
逆の場合は、かなり真空管の音色が薄まるので、音色に対して決定的な支配力を持っているのはおそらくパワーアンプの方です。

もうひとつ重要な事は、スピーカを駆動できるかどうか、「いわゆるスピーカを鳴らしきる」事ができるかどうかもここで決定します。

ちなみにクール/ニュートラル/ウォームという傾向もスピーカーの問題です。
これはドライバー固有の性質なので後からアンプ類で変更すると云う事は出来ません。

アンプ選択時の重要な条件として電源が挙げられます。絶対条件として、「A級動作」が挙げられます。これは音の立ち上がりに関係してきますので、アンプ側でこれを制限してしまうと、立ち上がりの良いスピーカを使用してもその能力を発揮できなくなります。良い音を追求するときに、エコなアンプを使用すると、音は死んでいきます。

パワーアンプを替えることにより、低音の出方が変わり、その影響で音楽全体のバランスが変化します。

その為、中高音にまで影響を及ぼし、間接的に中高音まで変わります。

ですが、音の質感が変わるわけではなく、あくまでバランスが変わっていくだけです。それでも、その変化は意外に大きく、音の粒立ちが良くなったように聞こえたりもします。

また、駆動力が増すことにより、解像度が上がりますので、これにより更に中高音域まで音階が明瞭になり、変化を感じるようになります。

【デジタルパワーアンプについて】

スイッチング電源のデジタルパワーアンプはオススメしづらいのです。
ちなみに高額なLinnのデジタルパワーなど駆動力はほとんどありません。

昨今主流となりつつあるデジタルパワーアンプは、ノイズと低音の出方に注意して慎重に選択する必要があります。

価格など特段の問題が無ければアナログパワーアンプの低音の方が低音とノイズという点に関してで云えば「良い結果をもたらす」場合が多いです。
ただし、この記事を書いた頃よりもだいぶデジタルの低音も改善されましたが、「量感」が少なくなる場合が多いので、テストディスクで低音のタイトさと、それが好ましいかどうかはキチンと確認する必要があります。

【パワーアンプの駆動力について】

パワーアンプは固有の駆動力を持っていて、個々のパワーアンプで駆動力は違います。
駆動力とはカタログ上の「ワット数」ではなく、低音を制御できる力のことです。

これは100万以上の高価なパワーアンプだから駆動力がある訳ではなく、実際にウーファーを鳴らしてみなければそのパワーアンプの実力は分かりません。
巨大なウーファーを鳴らすのなら単純に低域を制御できるだけの力のあるパワーアンプが必要になってきますので、普通に考えると用意しなければならないパワーアンプは単純に高価になっていきますが、高価なものだから駆動力があるとは言いがたいので、実際にならす意外に判定する方法はありません。

ただし、経験上、半導体のパワーアンプよりも真空管パワーアンプの方が「駆動力」は大きいようです。


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【スピーカー】
音の7割はここで決定してしまいます。
最も重要で、一番お金をかけるべきところです。

大別すれば、音場型のスピーカと音像型のスピーカが存在します。両方兼ね備えたスピーカというのは普通は存在しません。

もうひとつ言っておくと、ヴァイオリンの弦の音とピアノの音を両方巧みに表現できるスピーカも存在しません。どちらかがいいと、どちらかの音はダメです。
ですが、それはスピーカの設計時のキャラクターなので、あとからどうにかするというのは不可能です。

またドライバーの関係で、音質の傾向、つまりクール系かウォーム系かもここで決定します。

まずもってスピーカで大切なことは、何よりも「一定以上の水準の音をだせる」ことが基本となります。

初心者にはまずこの判断が難しいのです。
ですので、この意味のわかるベテランに判断を仰いだほうが、答えには速く行き着くと思います。

いろいろあるのですが、まず次のことを覚えておいてください。

「聞いていて耳障りな嫌な音をだす」スピーカはまず基本の部分でダメと云わざるを得ません。
ざっくりいってしまうと「高音」と「サ行」をよく聞いてください。耳に痛かったり、刺激的な音をだすスピーカは、何をどうやっても変わりません。

よく高音を何とかしたいからアンプを取っ替え引っ替えしたりする人がいますが、高音の問題の根源が低域にある場合は、これは有効です。要するに帯域バランスの問題で、高音が引っ込んでしまう場合です。

ですが、高音の質感そのものは、スピーカで決まってしまうので、プリやパワー、DACを買い替えてもなんの意味もありません。変わったように思い込むのは勝手ですが・・・

高域の質感を決定するファクターは、ぼぼトゥイーターの材質と形態です。ソフトドームかリボンかまたはベリリウムなどの特殊な素材かで、出てくる高音の質感は全く違います。一度、機会があればベリリウムトゥイーターの音を聞いて見てください。空間に飛び散るような素晴らしい高音を聞くことができます。ただし、これは高音のみ聴いている場合であって、スピーカー全体のバランスの中で調和させるのは別な難しさがあると思います。低域や中域が追いついていかないのです。

そういう意味では、全体のハーモニーを司る技術が大切であって、ソナスファベールあたりのメーカーはさすがに優れたバランス感覚を持っています。

これらの話の全ては、まず第一に、パワーアンプがスピーカを鳴らしきる駆動力があると仮定しての話になります。

駆動力が足りない場合、高音も低音も解像度も全てダメになりますので、まずもってパワーアンプの駆動力は重要です

そして、そのスピーカに対して駆動力が十分かどうか【鳴らしきっているかどうか】判断するのは、簡単な事ではありません。ベテランでも比較検討しなければ、まずわからないと思います。

【スピーカーはキャビネットが最も重要】
スピーカーで最も大切なことは、キャビネットが適切に設計されているかどうか、と云うことになります。
スピーカーの音を最終的に決定しているのは「キャビネット」です。

このキャビネットが適切に設計されていないとそのスピーカーは一部の帯域や全域で「耳障りな荒れた音」を出します。

ちなみにデジタルアンプを使用している場合はまずそちらを疑って下さい。

アナログアンプを使用しているにもかかわらず「痛い音」を出す場合、そのスピーカーのキャビネットは設計ミスです。
実際、ほとんどのスピーカーは設計ミスを疑われますので、どれほどドライバーに対してキャビネットを適切に設計するのが困難なのかが分かると思います。

【スピーカーの能率について】

最近のスピーカのほとんどが、見かけ上の低域を欲張るため、やたらと能率が低くなっています。

設計時能率が85デシベルとか普通にありますが、能率が低くなればなるほど、鳴らし切ることが難しく、生気も消えていきます。
いわゆる「音離れ」の悪いスピーカーが多くなり、鳴らすのが難しくなります。

ですので、より簡単に生き生きとした音楽を聴きたければ、できれば90デシベル以上のスピーカを選択しましょう。もしくは買える範囲で能率の良い物を選択するべきです。

【スピーカーと部屋の整合性について】
スピーカと部屋との整合性を取ることも大事なことです。
アキュフェーズのルームイコライザーは個人的に必須だと思います。

特に音のバランスを変化させられるので、よりスピーカーの本来持っているポテンシャルを発揮させやすくなります。当たり前のことですが、スピーカーに本来持っている能力以上の事をさせることはできません。ですので、なるべく早くポテンシャルを見抜く技術が大切になるのです。

ただし、ルームイコライザーを使用したとしても、帯域バランスをとるのは並大抵のことではなく、膨大な時間を使って試行錯誤しなければなりません。お金と覚悟の両方が必要です。

例えば中域が引っ込んでいるのを前に出させる場合、部屋を変えるかスピーカの置き場所やセッティングで何とかすると思います。中域が引っ込むのは、スピーカがそのように設計されているのでもなければ、たいていは高域か低域、もしくはその両方に問題を抱えているからです。これは殆の場合、部屋かセッティングかパワーアンプの低域の問題です。

これを、セッティングで何とか出来る範囲なら良いのですが、経験上、部屋が固有に抱える周波数減衰の問題はセッティングで何とか出来る範囲をたいていは超えています。

ですが、部屋の改造など現実的ではないので、ルームイコライザーを使用してバランスを変えてやります。

これは「適正になされれば」効果覿面に効きます。

【良いスピーカーについてのまとめ】

とにかく「痛い音を出す」スピーカーはキャビネットの設計ミスなので選んではいけません。
(素晴らしいスピーカーは痛い音なんかまず出しません)
■小音量時に異様に音が痩せる、スピーカーも選択してはいけません。

(こう言ったスピーカーは設計時音量が元々高いので普通の部屋では使いにくいのと、もともとのドライバーにも問題がある場合が多いです)
■能率はできるだけ「高い」ものを選択するべきです。
(90デシベルが1つの目安になります。音の生気に関わってきますので、これは重要です。音離れが悪いスピーカーではいい音を出すというのは至難の業です)
■部屋の大きさに合ったスピーカーを選択しましょう。
(小さな部屋に異様に大きなスピーカーや大きな部屋に手の平サイズのスピーカーなどです)
■アコースティックのみ巧くならせるスピーカーはダメスピーカーです
バランスの崩れたレベルの低い音響機器ほどアコースティックな曲だけがいい音で鳴ります。









catwalk1101earphone.hatenadiary.jp




僕が衝撃を受けたスピーカー

オーディオを10年もやっていると、様々なスピーカを視聴する機会がある。
といってもたかがしれているが。


その中でも、僕が衝撃を受けたスピーカを幾つか紹介したい。

ソナス・ファベール エリプサ
音質の素性がとても良い。優しく甘い音で、このスピーカは痛い音を一切出さない。低音も上位機種に比べて扱いやすく、一般家庭ではその能力をフルに発揮してくれる。
低域さえ扱えれば帯域バランスもすこぶる優秀であり、名器といってしまっても過言ではないと思う。
ハイエンドのすばらしさを満喫できる一品。響きもとても美しい。
鮮烈であったり、立ち上がりが素晴らしく速いというような音ではないので、一聴しただけではこの音の凄さがわからないかもしれないが、聞き込めば込むほど、じわりとその音の深さに惹かれていく。

ティール cs6
とても冷たい音のするスピーカ。あまりにも冷徹で、透徹した音なので、唯一無二の音楽を奏でる。
嫌いな人は見向きもしないが、それでも、この荒涼とした寒風吹く岩稜帯で音楽を聞いているような感覚は他のスピーカで味わったことがない。
このスピーカで音楽を聞いても楽しくはないが、ハイエンドとはそういうものだと思う。


B&W 805シグネチャー
このスピーカは、人の声に妖艶な艶が乗る。
ブックシェルフタイプの小型スピーカや大型スピーカを含めても、こういう艶ののった声はそうそう聞くことができるものではない。
所有している人は、このスピーカーを大切に扱うことをおすすめる。


アバンギャルド DUO
このスピーカは、本当に凄い。
思わず振り向いて、立ち止まってしまった。
近年のスピーカの中では、本当に抜きん出た仕上がりではないかと思う。
価格もハイエンドだが、これを手に入れることを人生の目標の一つにしてもいいくらい。
この音は、人生でそう簡単に聴けるようなレベルの音ではない。そういう音楽をこのDUOは奏でてくれる


denon SC-CX303
10万ちょっとの小型スピーカだが、このスピーカを決して馬鹿にしてはいけない。
量販店でこのスピーカを聞いた時、しばらく立ち止まり唖然としてしまった。
デノンの底力というか、オーラを感じてしまう。
こんな素晴らしい小型スピーカがあったのかと。
訳の分からないスピーカを買うくらいなら、これを買って満足するべき。
この音で不満があるなら、オーディオなんかやめてしまった方がいい。

ペナウディオ カリスマ
小型のブックシェルフではあるが、音の質感は、ハイエンドのような鳴りかたをする。
ただし、このスピーカは6畳間のようなところでは真価を発揮できない。
広々とした空間と音色の優しいアンプをあてがって丁寧に鳴らすべき。
これを聴いてしまうとB&W CM1などの並のブックシェルフの音がデジタル臭く感じてしまう。

ビエガ TS3
今は中古でしか購入できないが、手のひらサイズの超小型スピーカの中では、素晴らしく滑らかな音がする。
高域がビエガお得意のリボントゥイーターではないが、4-6畳間で聴くならベストな選択のひとつ。
低音も独自のシステムで十分な音量を確保できるので、バランスがとてもいい。
筐体の剛性の高さを背景に出てくる音は、MDFなどの積層合板とはひと味違う音で一聴の価値がある。
このスピーカは、小さな部屋でこそ、その真価を発揮できる。
大きい部屋で聴くと音が拡散して死んでしまうのでその点だけ注意すること。
超小型スピーカの中ではイチオシ。ラディウスやらメヌエットやらいろいろ視聴したが、他の追随を許さない。



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真空管の買い方 詐欺にあって初めて分かるこの記事の価値


まとめ
■まずロシア製を購入する
■日本製も偽物がなくて質が良い
■ヴィンテージには手を出さない


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真空管を購入するのは、実は大変難しい事です。
と云うのも、まず、真空管専門ショップがまったく信用出来ません。

特に、秋葉原に店舗を構える専門店。インターネットでヤフオクやらなんやらと至るところでプリ管をマッチドペアなど宣伝して、中国やロシア管を高値で売りさばいている悪徳業者。

もう魑魅魍魎のインチキ商売の世界です。

リアルショップだろうがなんだろうが、ほぼ偽物取り扱いのインチキだと考えてもらってもいいかもしれません。要するに、粗悪な中国管に有名ブランドをプリントしただけのものです。

真空管の世界に入ってくるとまず騙され、やがて学習していきます。

■よくわからないうちは、GEだのフィリップスだのムラードだのテレフンケン・シーメンスといった海外のヴィンテージ管には「絶対に」手を出さない。

■とにかく、現代ロシアの真空管に絞って購入する。

■中国管は粗悪なものが多いので、絶対に手を出さない。

要するに、わからないうちは「現代ロシア管」に絞って購入すれば良いわけです。
価格も訳の分からないインターネットのぼったくり価格のセレクト品は絶対に避けなければなりません。

では、すこし慣れてきたり、他のものが欲しくなってきたらどうするればよいのか?

その時はまず日本管を手に入れてください。特に東芝です。日本管は性能もよく、安価で、偽物が少ないのです。
手に入るなら、できるだけ古いものがベストです。

ただ、もう良質なヴィンテージ真空管は枯渇気味なので、いろいろ知識を入れて探す必要があります。
個人的にはどうせリアル店舗でも騙されるし、粗悪品を掴まされる可能性が高いので、ヤフオクもありだと思います。

【追記】

RCAやGEなどのUS管は玉石混交で、非常に複雑怪奇な世界です。手に入れるのは比較的容易いのですが、やめておきましょう。粗悪品か偽物のどちらかを掴まされるのが落ちです。RCAとプリントされていてもOEMがかなりの数にのぼり、実際の製造は全くわかりません。

真空管は同じロッドてもホワイトノイズが全く違います。あたりを引くのは数を仕入れるしかありません。







オーディオケーブルで音は変わるか?


まとめ
■オーディオケーブルで音は変わらない
■ケーブルでノイズが違ってくる


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世の中には、不思議なことをいう人がいます。

ただの導線であるオーディオ用のRCAケーブルでオーディオの音が変わるという。
そんなことは断じてありません。

なので、オーディオケーブルで「音が変わる」などと云う人を見ると、そういった人の意見は参考にしなくなります。
なぜならプラセボ効果の影響を受けやすいことを自ら公言しているようなものです。

音は耳で聞くのではなく、脳で聞いています。
この為、催眠術にかかりやすい人は「ケーブルで音が違う」と思い込みやすくなります。

ただし、ケーブルで変わる現象もありますので、ここは間違えてはいけないと思うのです。
では何が変わるのでしょうか?

それは、ノイズです。

僕は自分の体験したことのみを語りますが、ケーブルでノイズはずいぶん違います。
これは自分でケーブルを自作してみるとよく分かります。

普通の人が普通に作ると、挿した途端、ノイズフロアが上がり、とても音楽を聞いていられるレベルではありません。

そういう意味では市販品のケーブルはよく出来ているのです。
市販品でもここまでではないが、粗悪なケーブルを刺すと、サーというホワイトノイズが大きい物があります。
しかし、ここが重要なのですが、ではホワイトノイズが小さいケーブルが最良かというとじつは違うのです。

僕のシステムで色々検証した結果、ノイズがあまりにも大きい物は論外としても、ノイズレスのケーブルは逆に良くありませんでした。

実は、ノイズレスの静かなケーブルは一聴すると、静かで素晴らしいのですが、よく聞いてみると「細かな微小音まですべて消し去ってしまっている」のです。

そのため、音楽のニュアンスを伝える重要な音がスッパリと抜け落ちてしまいます。

興味のある方は、ぜひ自宅で検証してみてもらいたいと思います。

ケーブルを選ぶときは、出来る限りホワイトノイズが少なくて、なおかつ細かな微小音が消えないものを選択すべきなのです。
それはケーブルの価格とはなんの関係もないし、評論家やショップのお勧め品とも関係がありません。

数千円のケーブルを色々買って、自宅で試してみる以外には無いのです。

【注記】
数千円のケーブルというのは、少なくともコネクタ部分がしっかり作られているものがこの価格帯からだからです。コネクタ部分は頑丈で、嵌め合いのしっかりしたものを選ぶべきです。
少なくとも数万円や数十万などというオーディオケーブルは、僕は、詐欺商売だと思っています。

これが僕のオーディオケーブルの結論です。






真空管アンプのススメ 半導体アンプから買い換えた話


まとめ
■真空管アンプでしか鳴らせない音楽がある


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随分と長い間、真空管で音楽を聞く人間は馬鹿だと思っていました。
 
今どきレコードを嗜んでいる人のようにレトロ趣味のかわいそうな人だと思っていました。
 
オーディオは10年以上やってますが、端から半導体アンプ一択でした。

そもそも真空管アンプの音を聞いたのは、あるオーディオショップでたまたま見かけたからです。
屹立する独特な真空管の姿に惹かれ、一度くらい試しに聞いてみようと何気なく思いついたのです。

僕は軽い気持ちで「ちょっと音を聞かせてほしい」と頼みました。
 
プリアンプはソリッドステートのマランツの当時フラグシップものでした。
パワーアンプはセパレートの真空管でした。

店員が配線をつなぎ替え、メインスイッチを入れ、動作ランプが発光してしばらくして出てきた音に衝撃を受けました。

声に何とも言えない妖艶な艶があり、なによりも解像度が全く違うのです。
プリアンプはそのままで、パワーを半導体と真空管で、何度も聴き比べました。

間違いありません。
 
圧倒的な音の分離。中域が団子にならず、見事な解像力です。
その時視聴したスピーカがパイオニアのS1-EXという高価なスピーカでしたが、このスピーカの音はスーパーウォームですが解像力は高いのです。しかし、強力なTADドライバーを搭載しているのでなかなか駆動できないというちょっと厄介なスピーカです。
 
それをわずか22Wの真空管アンプが楽々と駆動しているのです。
石のパワーアンプの音などもう耳に入らないくらいの圧倒的な差でした。
 
それ以来、時間をかけて自宅のアンプはAV用のシステムを除いて、すべて真空管になってしまいました。

駆動力と音色、これがもう言葉に言い表せないほど素晴らしい。

なんで現代の最新の技術を駆使した半導体アンプが、真空管に全くかなわないのかはわかりません。
 
しかし、でてくる音や音色に耳を傾ける限り、事実として違うのですからコレは受け止めるしかありません。
 
もし、興味を持たれた方がいたら、一生に一度でもいいので真空管の音色に耳を傾けてほしいと思っています。
 
ただし、設計のまずい真空管アンプはゴミです。
よく聞く「柔らかい音色」というのは大抵の場合、低音の音階がなくなってしまっている場合が多く、そのあたりの事情は半導体に比べて個々の真空管アンプの差が激しく、キチンと音を聞いて選ぶ必要が出てきます。
 
それに、プリアンプを真空管にするとノイズフロアがかなり高くなるので、選択がかなり難しいのです。
素人はまず真空管のプリアンプには手を出さない方がよく、一番無難な構成は、スピーカーが巨大でなければプリメインの真空管から選ぶのが良いでしょう。

もしセパレートにするのならば、プリアンプは半導体の物を購入するのが安全です。
 
ちょっとした僕のおすすめは、イタリアのユニゾンリサーチのプリメインアンプです。
耳で音合わせをしたとしか思えない多量の負帰還をかけ、素晴らしい音色を出しています。
 
【追記】
中国製の真空管はゴミですので、買ってはいけません。
最近のものならロシア製一択です。ずいぶんレベルが上がりました。

なお、プリ管のマッチド済みといってバカ高い価格で売っている業者がいますが、詐欺みたいなものですので絶対に手を出さないようにしましょう。

プリ管をマッチドする根拠がわかりません。パワー管はマッチドが必要なのですが、普通にペアで売っています。
メーカーは決してプリ管のマッチドなど販売しません。
意味が無いからです。
ダマされないようにしてください。

真空管は素敵な音がしますが、レコードは厳しいでしょう。

それこそ軽く数百万から一千万はかけないと、CD並の音質にはならないです。
でもそこまでしてCDの音とためを張る理由もありません。

レコードを手に入れるのも大変だし、それを管理するのもまた大変です。

今ならすでにCDも時代遅れだし、素直にネットワークを駆使するほうが簡単ですし、音も良いと思います。
linnのサイトなどすでにSACDを超える音質を提供しているわけですし、レコードだけは金持ちの懐古趣味だと思っています。

参考記事
ピュアオーディオの世界 アンプとスピーカーの選び方 

真空管の買い方 詐欺にあって初めて分かるこの記事の価値  

ユニゾンリサーチ PRELUDE 真空管アンプの名作