【レビュー】世界最強のスマートBluetooth紛失防止タグNut find3を買ってみた


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まとめ
■中華製は使い物にならない
■離隔通知機能はまったくダメ
■基本的には「発展途上」の製品



以前登山中にスマホを紛失してしまい、探すためにわざわざ数百メートルも山道を引き返しました。その時に何か良い紛失防止策はないものかと思案しましたが、結局、Bluetoothヘッドセットを活用するのが最も確実で簡単だと云う結論を出しました。

その時にもBluetoothで作動する「紛失防止タグ」を検討したのですが、どう考えても必要な機能がなく、登山でも日常でも使い物になるような代物ではないと考えて、購入を見送りました。

今回は随分と「進化」したようなので、色々と機能を検討した結果、中華製のnut find3というスマート紛失防止タグをテストがてらに買ってみましたので、その結果をお伝えしておきます。

【スマート紛失防止タグとは何か?】

要するにアレです。Bluetoothでスマホと接続するタイプの小型のタイル型の製品で、例えば家のカギに一緒に付けておくと、それが見当たらないときにブザーを鳴らして発見しやすくするというものです。

誤解している人も居るようですが本体にGPSはついていません。

あくまでスマホとBluetoothで接続されているだけで、紛失防止タグの位置情報はスマホ側のGPSで位置を確認しているだけです。紛失した場合、アプリでタグの位置を確認できますが、これはスマホとBluetoothの接続が切れた位置を紛失地点として記録しているだけです。これでもキチンと作動していればおおよその紛失位置は分かりますので、どこでなくしたか?と云うことに関してはだいたい分かります。

と云うことは、例えば電車の中に置き忘れた場合、電車から降車した位置は記録されていますが、そのまま電車が走ってしまっている場合は紛失した荷物はそのまま電車とともに移動してしまうので最終的な位置は分からなくなります。

ただ電車に置き忘れたという事は確定するので、この手の紛失防止タグの役割としては十分でしょう。

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【主な機能】

■最後になくした(と思われる)地点をアプリで記録
■紛失した場合にブザーを鳴らして発見しやすくする。タグ側とスマホ側ともに使えます


上記の2つがメインの機能となります。
更に中華製には次の機能が実装されています。この点が中華紛失防止タグの最大のメリットとなります。

■離隔通知機能

これは何かというとBluetoothとの接続が切れたときにスマホとタグで同時にブザーを鳴らしてくれるので、持ち物との距離がある一定以上離れた時には瞬時に分かるので、そもそも置き別れを防止するという便利な機能です。

僕が今回中華製のnut3を選択したのがまさにこの離隔通知機能のためで、これが実用になればまさに「最強」という事になります。家や会社を出るときに100-150メートル程度で置き忘れに気がつくので、すばやく発見することが出来ます。

人気のあるtileなどの製品はこの離隔通知がないので、どちらかというと「無くしたあとに発見しやすくする」為のモノとなります。

僕が考えていたのが登山用のGPSにこのタグを取り付けておき、もし万が一、GPSを落とした場合はスマホのブザーが鳴って知らせてくれ、逆にスマホを落としてもGPS側のタグが反応してブザーを鳴らすので、どうしてもなくしたらマズいものの紛失対策に「最強」だという事になります。

【注意点】

まずアプリをバックグラウンドで必ず作動させておかなければなりません。再起動などしたあとにアプリの起動を忘れた場合など、紛失防止タグは一切機能しません。

アプリを常時バックグラウンドで作動させるため、それなりにスマホのバッテリーが減少します。購入したNut3で計測したところiPhone XRで24時間作動で約2-3%くらいですので、バッテリー容量の少ない機種であれば4-6%程度バッテリー持ちが悪くなることになります。意外に消費が多いので注意が必要です。

【nut find3は使えるか 】

まったく使い物になりません。そもそも目当ての機能だった「離隔通知」に信頼性がまるで無く、何度もテストしてみましたが、ブザー音が鳴ったり鳴らなかったりでこれではいざという時に役に立たないでしょう。

そもそも単なるBluetooth接続なので、ようするに「Bluetoothヘッドセット」と同じ原理。nut3の接続距離は50メートルですが、これは平地の何も無い場所での最大範囲。普通の家では5-10メートルがいいところです。

つまりよくあるBluetoothイヤホンとほぼ同じ接続範囲なので、Bluetoothイヤホンが切れるところではこちらも接続が切れます。

この為、自宅でもブザー音が頻繁に鳴り響きます。

使ってみた経過ではBluetoothの接続範囲は実用的にこの2倍、つまり100メートル程度は必要です。これくらいの接続距離がないと自宅でも使い物になりません。せいぜい1Rマンション程度で何とか使えるかというところ。

自宅で何度も繰り返し接続が切れて警告音が鳴るのはwifiセーフゾーンや自宅や会社の位置登録をしてセーフゾーンに設定することで防げますが、そもそもタグの誤作動やバグって停止などが余りにも多く、かなり厳しい状況です。

nut3は使えるかどうかはさておいても、その機能はいまのところスマート紛失防止タグの機能としては地上最強でしょう。これは間違いないのですが、その機能がまともに動作しません。

自宅で3日程度テストして、その間にアプリやタグは問題なく動作しているのですが、なぜか警告音がタグ側で鳴らないことが複数回。たかだか3日程度のテストでこれではどうにもなりません。スマホで側からブザーテストするとキチンとタグが反応するにも関わらず、そのまま外に持ち出してみると沈黙したまま。

そのたびに電池蓋を開けてリセットしても、またしばらくすると無反応。

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【まとめ】

そもそもこういったスマート紛失防止タグというのは技術的にまだ無理があると思います。

Bluetoothを使うので製品の信頼性がイマイチで、確実に作動させるための制約も大きい。持っていれば良いというものではなく、アプリがバックグラウンドで起動しているかどうかを定期的に確認したり、ビープ音が本当に出力されるのかどうかの確認も必要。

バッテリー持ちも悪くなるのでちょっと古いスマホの方は厳しい。

nut3の機能とコンセプトは世界最強な事は間違いないのですが、そもそも無理があるのでキチンと動作しません。僕のが調子が悪いだけかも知れませんが、どうもそれだけではないようで、やはりまだこの手の製品は商品化が早すぎると思います。

日米シェアNo1のtileはそもそも離隔通知機能がありませんので、使用範囲がかなり限られます。

おそらくtileは開発段階で離隔通知機能が使い物にならず、クレームの元となる事を見抜いて実装していないのだと思います。中華のみが離隔通知を付けていますが、まったくダメなところを見るとそうとしか思えません。

tileなどもそうなんですが、自宅で接続切れを確実に防ぐのならBluetoothの接続範囲は100メートルは欲しい。

ただこうなると紛失地点の特定精度がどんどん悪くなります。

nut3で地図上の誤差は150-200メートルはあるので、Bluetoothの接続範囲が広がればこの誤差も単純に倍になります。

それでも無いよりはマシなんですが、存在意義がかなり薄い。

と云うわけでこの手のスマート紛失防止タグはまだまだ発展途上。

自宅でブザーを鳴らして「どこに置いたっけ?」くらいの使い道しかありません。離隔通知が実装されてそれが使い物になる頃まで待つ必要があるでしょう。

期待外れのゴミでした。


今回買ったのは中華製のこれ。機能は最強なんですが、まったく使い物にならず。


日米シェアナンバーワン。ただ離隔通知機能が無く、用途を見極めましょう。買うのならこちらの方が良いかと。



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luna-luna

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