TP-Link Wi-fi6対応無線LAN中継器RE505XでPS4を速くする

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ウチは昔からTP-Linkの無線LAN中継器を3台ほどルータにぶら下げて使っている。なぜかというと各部屋に中継器を置いているのである。最近の機器は無線LANが標準装備のようになっているが、ちょっと昔の機器はまだ無線LANが付いていないものも多く、また2.4Gしか付いていない機器も多い。

それらの機器を無線中継器に「有線」で直接ぶら下げてしまうためである。

TP-Linkの中継器を選んだのは特に意味は無い。ルータがTP-Linkなので同じブランドなら相性問題や訳の分からないトラブルに悩まされることはないだろうという予想ととにかく機器が安くて信頼性がある、というそのことに尽きる。

事実、僕はTP-LinkのRE200とWA-850REというエントリークラスの中継器を3台使っているが、まったくトラブルを起こさない。

ただ電波が弱い環境でなければ、本来なら無線LAN中継器など使うべきではないというのも本当だ。

なぜなら速度がガクンと落ちる。またものによっては相性問題なのかスマホなど各部屋を移動すると無線LANが切れたりもすることもある。
なので使わなくて済むのなら使わないに越したことはないのだが、やはり無線LANよりも中継器を間に噛ましてそこから有線接続してしまった方が安定性があるのだ。

例えばウチならPS4。

これは発売時に買ったものなので少し古い。そのため2.4G接続にしか無線が対応せず、何しろ遅い。ウチの回線はNURO光で実測下りで400M近くは出るのだが、それでもPS4経由でアマゾンプライムなどを鑑賞していると普通にカクつく。他の機器は問題ないのにPS4側で速度を測るとなんと5Mbps等という信じられないような遅さである。

これをなんとかするためにゲーム機やBDレコーダなどその周辺にある機器すべて含めて5G接続可能なRE200中継器にスイッチングハブを噛ませてそこからすべて有線接続にしているのである。

こうすると速度も安定性も抜群である。

ただし、中継器は5GハイスピードモードにしてAP機能を使わない。要は中継器をルータと5G接続で固定してしまって、拡張無線LAN機能を使わずに接続した機器をすべて有線にしているのである。

その中継器を今回はTP-LinkのRE505Xというより上のクラスの無線LAN中継器に更新した。


実はTP-Linkの中継器はエントリークラスにおいて有線ポートが100Mbpsにしか対応していない。
つまり元の回線がどれだけ速くてもここがボトルネックとなって有線接続でのスピードは100Mbps以下に制限されてしまう。

それを回避するためにはよりハイグレードな無線LAN中継器にするしか無い。そこで1Gbpsの有線ポートを備えた505Xの出番である。

このRE505Xは最新のWi-Fi6(802.11AX対応)であるが、ウチで今使用しているArcher C2300ルータは1つ前の(Wi-Fi5)802.11AC規格までしか対応していない。なのでその性能のすべてを余すことなく使えるわけではないのだが、将来のことなどを考えるとどうせなら今更新しておくべきだと考えた。

今回505Xに更新した理由をもう一度書いておく。

■有線LANポートがギガビット対応
■Wi-Fi6対応(802.11AX)
■MU-MIMO対応


という所だろうか。特に何度も言うが、いまの時代有線ポートはギガビット対応が必須だ。エントリー系の安い無線LAN中継器は100Mbpsまでしか対応していない。

ウチは回線をnuro光に切り替えてIPv6なので無線でも400-500Mbpsの速度が出るのに有線ポートが遅いとそこで速度が頭打ちになってしまう。

ハッキリと言うと100Mbps程度でも安定的に速度が出てくれれば動画を見るくらいなら問題ない。ところが現実にはPS4の無線LANは遅いし、他のゲーム機のダウンロードも5GB位の量になるともう数時間がかりになるので正直イラッとする。

そこで今回はTP-LinkのRE200というエントリー系の2.4/5G対応の無線LAN中継器から更新したわけだが、結果として「大正解」であった。

とにかくゲームのダウンロードが速い速い。それだけでなくXboxoneのシステムアップデートは比較的重いのだが、それもかなり速くなった。Xboxoneについては5Gの無線接続だったのだがハイスピードモードのRE505Xへの有線接続の方が圧倒的に速い。

【APモードは使えるか?】

この505Xはルーター直結でアクセスポイントモードとして使うことができる。簡単に言うと、11ACまでの対応の古いルーターを最新の11AX無線LAN化してしまうと言うことになる。

やり方は簡単だ。

アプリからモード変更した505Xをルーターの有線ポートにケーブルで繋ぐだけ。そうして505XのワイヤレスSSIDに接続してしまえば最新の11AX接続することができる。

テストしてみるとAX対応のiPhoneでも遅過ぎることがわかった。ハッキリ言ってこのAPモードは使えないと言えるだろう。レイテンシも大幅に悪化した挙句に速度も激落ちしてしまう。

もともと中継機を噛ますとレイテンシも速度も落ちるのが普通なのだが、それは最新の11AX規格で接続してもそれは変わらない。

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PS4を直接ルータに繋いだ結果。

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505Xから有線接続した結果。圧倒的な速さ。


【まとめ】


中継機を買う理由というのは電波の弱い場所をカバーする為というのがひとつ。
もうひとつは離れた場所にある機器の近くに設置して有線化して安定運用するのがひとつ。

誤解して欲しくないのだが、どんなに高性能で最新の規格に対応していても特別な事情がない限り中継機を間にかましてワイヤレスで速度アップすることは稀である。

古い無線規格しか持たない機器には速度アップの恩恵があるが、普通はルーターのSSIDに直結した方がかなり速いわけだ。

ところがウチのようにテレビの近くにゴッソリと機器が固まって配置している場合で古い機器も混ざってしまっているケースではまとめて速い中継機にハブを通して有線接続してしまうとRE505Xのような高性能が活きてくる。

中継器などそう簡単に買い換える機器でも無いので最初からギガビット対応の速いものを購入しておくのがいいだろう。その際、やはり最新規格のWi-Fi6対応機であればなおさら良いと思う。



www.tp-link.com


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